
もし娘が「彼氏と外泊してくる」って言って来たら
パパ絶対に許さない。
でも今回はパパ(俺)と外泊だから問題無しです。
みたいな報告。
我が家になつ(クマ)が来て3か月が経ちました。
トイレもスグに覚えてくれたので安心して過ごせます。
2階の寝室で一緒に寝ていますが、オシッコしに一人で下に降りて戻ってくるクマ。
クッキーもそうでしたがご主人への依存度が高い犬種みたいで常にダッコを求めて手を伸ばしてきます。
その仕草が可愛すぎてパパ尊死しちゃいそう。

でもまだモデルとゆう意識は持てないようでカメラを見てくれんとです。
ここは三重県桑名にある多度大社の鳥居の前。
私の家から1時間チョットくらいでしょうか。
早朝にこの辺りで散歩してお参り(ウンコ投下)して小旅行の安全を祈願しました。
桑名から四日市や鈴鹿を抜けて亀山経由で名阪国道へ。
中京阪神圏の人はなじみのある名阪国道。
イメージ的にはよくある信号の無いバイパス道路をもう少し高速道路に寄せた存在でしょうか。
総距離も長いですし実速度も高速道路並みに高いです。
目を三角にしてアクセル踏んでる営業車やトラックも多いのでさながら戦場と化している感もある。
怖い。
みんな大好き針テラス辺りで名阪国道と別れを告げて南下します。
平日の通勤時間帯でしたからまぁまぁ車はいましたがスムーズなもんです。
地方民(私も含めて)が「渋滞すごくてさぁ~」って話すレベルは都市圏民の渋滞の定義とは地球と冥王星くらいかけ離れていると思う。
私ら地方民が渋滞と定義するのは信号待ち2巡目で抜けるくらいな程度を指しますから(名古屋人調べ)、
50メートルおきに信号が4つも5つも並んでてその度に停められて進めない都内なんか走ったとしたら「え?事故?」とか疑う。

そんな都会も便利だし好きだけど、やっぱり車を走らせる先は静かな田舎にかぎるわい。
って着いた先は吉野山の麓。
京都奈良からさほど離れていない土地なので昔から権力闘争的な何かで名前を聞きます。
南朝とか後醍醐帝とかゴタゴタ。
初めて来たけど、余り拓けていない土地で少し驚いた。
ここに朝廷開いてたんかいなと。

今回はそんな歴史ゴタゴタロマンを堪能しに来たのでは無くて。
完全に食い気で吉野訪問です。
やき餅「こばし」。
餅は餅屋って良く聞くけど、餅屋ってのを初めて来た。

粒餡5個こし餡5個の贅沢パック。
焼いた餅にあんこが入ったシンプルな餅です。
1口2口食べるとシンプルゆえに「ん…普通」と一瞬思うのですが…
手と口が止まらなくなるんですわ。
香ばしい焼餅と上品な餡の甘さに止められない止まらないです。
10時のオヤツに10個全部食べてしもうた。
購入は事前予約必至です。(そうゆう製造スタイルらしいので)

時期的に紅葉が見頃。
クラッチ交換もしてアライメントも取り直したから走りも快適です。
乗り心地は快適では無いけど、緩くしちゃうと機敏さは落ちるだろうし。
この辺りは購入時からずっと悩んでいる所です。
アラゴスタとか高い車高調なら両立できるんじゃろうか。

「落ち着いて寝れんクマ」
キミの先輩はもっとハードな環境で過ごしてたんやで。
何回か吐かせちゃったけど。

吉野から五條市を経由して十津川村へ抜けます。
ほどほどのワインディングルートで楽しく走れました。
クマーも酔わないルート。
何となく来てみたかったんです、十津川村。
名前があの刑事ドラマシリーズと一緒なのでどんな村なのかと。
パッと見は何もない所のようだったけど、なぜか観光客は多めだったのが印象深い。
道の駅は満車で入れなかった。

道の駅に入れず隣の市役所で休憩させてもらったら
スバル居てた(ニチャァ
インテグラに乗っていた頃はCRVとか見ても関心が向かなかったのに、インプレッサ乗りだしたらフォレスターとかアウトバックとか目で追ってしまいます。
これが俗に言うスバリ…我ながら…いやだわ

十津川村から更に奥へ進み、とうとう奈良県から和歌山県へ入って目的地までたどり着きました。
「熊野本宮大社」
大鳥居は日本一の高さと言われているだけあって、
見ろ、人がゴミのようだ。

私の方がデカイクマ。

熊野大社の神使である「八咫烏」は、絵柄は違うけどサッカー日本代表のマークの鳥と同じ。
強そう。

大鳥居の奥の参道は静かでなかなか厳かな雰囲気です。

「ウンチしていいっすか?」
ダメです。

一番奥に大斎原とゆう聖域が広がっていました。
聖域、確かに、何だか空気が違う感じを受けた、気がします。
これ以上進むのに意志を持つ必要があるかのような、そんな感じさえも。

意志以前の生物的条件でアウト。
神はケモノフレンズと人を同列にはお認めにならないでおじゃる。
そうゆうのも歴史伝統だから大事だわな。
しかし社殿境内は同行OKになっているので、時代が変われば変化もあるもんだと感じた場面です。
そのうちに犬も一緒にお墓に入る時代が来るのかな。
俺はこっそりクッキーやなつの骨と混ぜてもらうように遺言してある。
来世ではケモミミっ子で転生してしまわないかだけが心配。

本殿の前まで来ました。
ペットも参拝OKだよ、でもダッコして来てね?
って事なので、ここまでの長い階段をクマー抱きながら上がって来ました。
腕が悲鳴を。
うちに来た時は4キロ弱しか無くて軽かったのに。
すっかりガッチリズッシリして5キロくらいになりました。
良く食べて良く寝て良く走って、良く出すもんな。
この先の社殿内は撮影OKですが、SNSなどへのアップはNGです。
そうゆうのもあってか、静かにお参りして神聖な空気感を味わえます。

八咫烏みくじ、どっかの犬みくじを思い出しながら買ってしもうたわい。
熊野本宮を参拝してまだ15時過ぎくらいでしたが、この日の行動はココで終了にしました。
休憩しつつ早めの夕食をとり、車中泊(まづは仮眠程度)の準備です。
なつを旅行に慣れさせる第一歩。

熊野川を見ながらコーヒー飲んで陽が暮れるまでボ~としてた。

この辺りの名物「めはり寿司」が夕食のメイン。
握り飯を浅漬けの高菜の葉で包んだだけなんだけど、めっちゃうまい。
餅食ったりコレ食べたり、今回は「和」だな。
ご飯食べて陽が暮れた熊野を散歩してから布団に入ります。
インプレッサはトランクのあるインテグラ(セダン)と比べて車内長が短いせいか、体を若干斜めにしないと寝にくいのが惜しい所。
車内高も見た目に反してインテとさほど変わらない感じ。
やはり見た目以上に快適だったのはシート高とフロア位置が圧倒的に低いインテならではだったんでしょうね。
夜の2時に起きて熊野を後にします。
交通量が少ない山間部ドライブを楽しむのです。
復路は国道311号で熊野市へ向けて下山して行きました。
ややこしいですが、熊野本宮は和歌山県田辺市(かなり山奥)で熊野市は三重県熊野市(海沿い)。
熊野本宮へはこの熊野市側から向かって行った方が圧倒的に安楽です。
道もキレイだし広いし(一部区間だけ滅茶苦茶狭い)安全。

深夜の国道42号は皆やばいくらいハイペースなので、
流れに乗せられるままに尾鷲・松坂・四日市を経由して陽が昇る頃には見慣れた桑名まで帰ってきました。
桑名のドムドムバーガー、惜しい。

「少し慣れたクマー」
信号に停まる度に周りが気になるようで吠えたりするけど、まずまずの出だしでした。
クッキーも最初は大変だったしな。

今年の冬は近場を走るくらいにしておこうかなと思います。
なんせお金がねぇ。
お金貯めて北海道、九州、四国、また走りに行きたいしな。
とりあえず、フェンダーに膝蹴りしてしまって凹ませたから2.6万円飛んだ。
今年2回目。
泣きたい。