
ゴルフどうだったの!?
ねぇ?どうだったの!?
会社に行ってもミラのオフ会に行ってもそればかり聞かれます。
このスケベどもめ。
少し待ちなさい。
これから北海道の雄大な自然とほっぺたが落ちそうな料理とセイコーマートの偉大さを伝えようとしているのです。
そもそも
今回はゴルフなどしていない。
今回は先生になってカワイイ生徒「達」に授業をですね…
さて、そろそろ最初から思い出して行きますわ…もう大分前の事なような気がして来た。
「いつか北海道を愛車で走りたい。」
そう思い始めて早10ウン年。
今回のGWでついに夢を実現しました。
ここ数年で西日本一周、東北一周、九州一周と走破して来ました。
そして今回の北海道一周。
クマー(10歳)の体力的にもそろそろ厳しくなるので思い切って実行です。
愛知から北海道を目指すとなると、福井県敦賀からフェリーで苫小牧を目指すのがセオリーなのです。
乗船して酒呑んでグダーとしてれば1日半くらいで北海道に着いてしまうとゆう素敵プラン
でも犬はペットゲージに預ける&運賃高いとゆうのもあり、いつも通り自走コース。
とりあえず青森県大間港まで1100kmのドライブです。
まずコレで軽くシネた。
とにかく無心で淡々と運転し続けて福島県を抜けて宮城県に突入して。
「ヨッシャ!もう少しで青森やで!!」
しばらく走ると「岩手県」の標識が。
「岩手県さん」が俺氏の精神を粉々に粉砕した。
とーほくちほー…広過ぎだよぉ…

本州最北端の大間で出迎えてくれたのは、先日アキバで青森転勤を見送ったクラリスおじさん「らっくる」。
またいつか会いましょうと別れましたが、意外と早い再会でした。
所詮は国内。
会おうと思えばいつでも会える。
気合いと交通費しだいでw

フェリーターミナルでご馳走になった大間名物「つるあらめラーメン」
麺にツルアラメ(海藻)が練り込んであってツルシコな食感。
濃い目の塩スープにホタテが入っていて海の恵み万歳。

らっくるさんに見送られて14時過ぎに出港です。
GW初日(28日)でしたが乗船人数は少なめ、しかし搭載車両は満車でした。
旅行目的の車両よりも、日常乗船の方が多かったみたいです。
反対に帰りは客室から人が溢れていて、どこかの難民移送船のような光景でした(汗

16時前に函館港入港。
このハッチが徐々に開いていく瞬間が堪らんのですよ。
非常に気分が高揚します。
そして誰かがセルを回すと、それを合図に一斉にエンジン始動をするのが「上陸するやで!」感を一段と盛り上げます。

「祝・北海道初上陸」
外から眺めて「デカイ船に乗って来たんやなぁ」と思っていましたが、後から写真を確認したら乗って来たのは右隣りに写っている小さい方でしたw
大きい方(ブルーハピネス)は青森港⇔函館港航路用です。
上陸初日は観光はぜずに移動のみです。
その日の内に小樽まで移動して翌日の道北観光へ備えます。

山道でもスパーンと真っ直ぐで「これが北海道か」と驚きましたが、こんなのはまだ序の口だと翌日以降に味わう事になります。
函館から小樽の230km(一般道)を4時間掛からずに移動できてしまう道内の交通事情に驚きながら、上陸初日は終了。
小樽手前の余市で温泉に入った後は念願のっ…!

セイコーマート(以降セコマ)のナポリタンと道産ふきの煮物。
これぞ正しい北海道の食事。
いきなり高い寿司やら有名ラーメンなんてのは前戯無しでカップインするような行為。
…じゃなかった。
ゴルフ初心者が練習無しにコースを周るみたいな行為。
まぁ…本当の所は…お目当てのお食事処の営業時間を勘違いしていて閉まっていただけなんだけどな。
とゆう訳で。
セコマの偉大さに涙しながらこの日は小樽でご就寝。
29日(3日目)
北海道の日の出は早いです。
4時過ぎにもなれば陽が昇りだして明るくなり始めます。

コンビニ裏でホテルインテグラにチェックインしていたのですが、そのスグ向い側には早くも営業開始している食堂&市場。
夜は節約(せざる負えなかった)しましたからね。
朝食はアチラで。

全く生臭さが無いウニを食べたのは初めてでした。
スライスされた活アワビがフニフニと踊っていて新鮮さがパナイ。
北海道うめぇ…
食後は小樽の街をおじさんぽ。
小樽のイメージは運河の周りをリア充共がウェーイウェーイしている光景ですが、朝の7時前ですとマラソンしている地元住民にすれ違うくらい。

運河公園にも誰もおらん。

景観としてはキレイですが、特に珍しくも感じない(汗
赤レンガ倉庫みたいな風景を見慣れていると、まぁ普通かなと。

モデル撮影の背景としては良いクマー。
しかしいくらブラッシングしても物の数分でクリンクリンヘアーになってしまう困った天然パーマ。
30分くらい早朝散歩したら小樽に満足したので次の目的地へ走り出します。
道内は都市間が100㌔単位で離れているので、常に1時間以上の移動を強いられます。
それでも移動は常にスムーズに出来るので予定が遅れる事はありません。
「1分1km」
こう考えて行動すればほぼ間違い無かったです。

増毛(ましけ)にある日本最北端の酒造「国稀」。
各種お酒の試飲が出来るので楽しみにして…運転手はダメやねん。
ヨダレを垂らしながら他人の試飲を眺めてました。
あの奥さん、全種呑んでいたな(汗

店内には高倉健主演の「駅」コーナーが。とゆうかお酒より目立ってコーナー展開してるw
映画で出てくる終着駅がココ「増毛」なんですね。
(したり顔で書いているが映画観ていないマン)

これがその「増毛駅」。
つい先日廃線になってしまったので、残念ながら映画のシーンを再現する事はできません。
(それ以前に映画観ていないn(ry)
「増毛」とゆう駅名通り我ら薄毛おじさんの希望の聖地として有名なのですが、現地に行って駅舎になる看板を見てそれは勘違いだったと悟りました。
「増毛駅 留萌線 終着駅」
…増毛…終着駅
…増毛終了のお知らせ。

フサフサだから関係無い人(犬)もいる。

増毛から赤いライン(オロロンライン)に沿って北上します。
起伏の少ない見通しの良すぎる道路。
海と平原を眺めながらのドライブは至福の時間でした。
余計な雑音が聞こえないのも良いですね。
そう言えば。
道内に滞在していた期間では、ロシアな電波が入るか確認した時以外はオーディオのスイッチを入れた記憶がありません。
それくらい走らせる事だけを楽しんでいました。
…と言いたい所だが。
突然こうゆうのが現れる事が多々あってテンションがアッチコッチへ振れて困る。

こうゆうのは困る。
とても良いペースで流しているのに、突然現れるもんだからその都度急停車したりUターンしたりするハメになってペースが崩れます。
最近は北海道にも萌えの波が…と思っていましたが、最近どころでは無く以前からそうゆう波にのまれていたご様子です。

札幌から北側の沿岸部を主な路線に営業している
沿岸バスのHP。
萌えキャラを前面に推してどころの話では無くて、萌えキャラが全面に居座っている事態で…。
いいぞもっとやれ。
朝に小樽を出て330km。
辿り着いたノシャップ岬で少し遅いランチタイムです。

無敵の生うに丼を目当てに「樺太食堂」へご入店。
元々ウニってそれほど好きじゃなかったんですよ。
クセが強くて少々生臭くて…そんな物だと思っていました。
ウニなんて珍味なだけで、そんな物だと思っていたのですがね。

朝の小樽に続いて連続ウニタイム。
この魚介類の鮮度の高さこそが北海道の戦闘力ぅ…なのでしょうか。
アキバは絶望的に遠いけど、この海鮮の美味さは道民羨まし。

岬からはうっすらとですが奥尻島の利尻富士が見えました。
空気が澄んでいればもっとハッキリと見えるそうですが、空気が澄んでいる時期って冬ですよね?
北海道の冬にこんな最北へ向うなんて無理ぽ。

そして日本最北端の駅「稚内駅」。
以前使われていた車輌止めがモニュメントとして駅構外に設置されていました。
直前に増毛駅を見てたので稚内駅も似た感じの趣のある駅舎かと想像していましたが、意外にも近代的な駅舎でした。
3面6ホームもある我が町の駅よりも間違い無くオサレな外観。
稚内から東へ30分ほど移動すると、念願のこの地点へと到達しました。

日本最北端の地、宗谷岬クマー。
昨年は本州最北端の大間から津軽海峡向こうに薄らと見える北海道を眺めていましたが、今度は海の向こうは元日本領の樺太。
いつか行けたら…とゆうのも夢ですが、北海道へ自走も夢でしたから案外叶う日が来るかもしれませんねw
※日本政府の見解では南樺太は帰属未確定の地。現状はロシアが実行支配。
北海道へ何度も足を運んでいるノヴさんから「宗谷岬に行ったら道路向いにある丘へ登ってみて下さい」と聞いていたので言われた通りにその丘へ。

宗谷丘陵の壮大さにただただ感動した。
写真では伝わりにくいのですが、体感した事のないスケール感で「うわぁ…」としか。

目の前に広がる広大な土地に、いくつも小さな谷や丘が連なっていて、まるで山や高原のミニチュアを見ているようなんだけどもスケールサイズは1/1だから…偽物の本物を見ているような?
意味分かりませんねw
宗谷丘陵を走り景色を楽しんでいたらあっと言う間に17時。
最後に人気が少なくなった宗谷岬でもう1枚。

「間宮林蔵 Ride On インテグラR」
そして当日の最終目的地「紋別」へ。
長くなってしまいましたのでその道中の事はまた次回にでも。
今回はここまで。

青ラインが2日目450km(岩手県折爪SA→小樽)、赤ラインが3日目540km(小樽→紋別)。
北海道はデッカイどぉとは良く言ったもんだな。
まだ半分も周れていないのだよ。
続く。