NHK学校音楽コンクールというのが毎年行われていますが、このほどはじめてブロックコンクールというものを見ることが出来ました。
ワタクシ「学趣会」などと名乗っていますが、所詮はど素人ですし、関係者でもないのですが、ちょうどタイミングよく時間が取れたこともあり行ってみました。会場には後ろの方に一般席も用意されており、入場整理券なども不要で無料です。
小学校の部で、
課題曲「いのちのいっちょうめ」
里乃塚玲央作詞(クレヨンしんちゃんの「オラはにんきもの」の作者(!)) 横山裕美子作曲
と、各学校の選んだ自由曲の2曲を披露するものです。
昔はNHKテレビで「今年の課題曲」などという番組をやっていたりして多少は聞いたことがあったりしたものですが、今回は全く予備知識ナシ!! もらったパンフレットに課題曲の歌詞が載っていてそれではじめて見て当日歌唱を聴いたのでした。
歌詞を見たらちょっと「なんじゃこりゃ?」と思いましたが、エントリー各校がコレを歌うわけで、何回も聴いているうちにだんだん耳になじんできました。翌日からアタマの中を「いのちのいっちょうめ」がぐるぐるまわっていました(笑)。
すっかり気に入ったので早速NHK出版社に楽譜を頼み、取り扱いCD店を探して課題曲のCD(フォンテックという知る人ぞ知るところから¥2,039で出ています)を入手しました。
まさに児童合唱に勝るものなしという曲で、おとながいくらうまく歌ってもかなわないでしょう。かの「チコタン(*)」みたいな歌い続けて気が重くなるようなものでもないので精神衛生上もよろしいです。
Nコン2010のサイトで、たぶん課題曲が決まった3月頃の収録と思われるNHK東京放送児童合唱団の範唱映像が載っています。みんな都会の子って感じで垢抜けていて、歌唱もさすがプロ集団って感じです。お手本なのであえてさらりと仕上げているのかも知れませんが、これがコンクール出場校となると、数ヶ月練りに練って作り上げたというところも違ってきますが、もはや「戦闘モード」で力の入り方が違います。
今回見たところで金賞(全国大会出場)となった学校ですが、いきなり「こりゃ力が入りすぎやん!!」と思いまして、まさか課題曲を聴いた段階ではここが選ばれるとは思いませんでした。自由曲のほうがかなりよかったのもありますが、帰ってからあらためてネットで当日のライブ映像を見る(ことができるんです)と課題曲も含め、ボリューム感が他校と全然違っていました。音楽室での練習の延長というような歌唱と、ホールで聴衆に届くように歌うということの差がここにあるのでしょうか? 指導者の力なんですかね?
審査モノなので名の知れた学校や指導者のいるところはやはりブランドイメージみたいので有利なんですかね?
入賞の可否はともかく、この曲をそれぞれなりに解釈して数ヶ月歌い続けたってことでそれぞれが成長したという実感があればそれで十分です。大層なことでなく、日常のちょっとしたことにも感動するということがコレすなわち「いのちのいっちょうめ」ってことですね。
審査が終わった後、金賞受賞校を壇上に上げて会場全員で課題曲を歌うのですが、これが結構感動的で、暑い暑い今年の夏に一生懸命練習した想い出(
『練習は地獄のいっちょうめ』と言った人がいました!!)と、もうこの曲を歌うことはないだろうという淋しさが曲に乗って伝わってきます。
記念撮影に便乗してしまいました。モザは本意ではありませんが念のため。 服が揃っていると思ったらどうももともと制服校みたいです。いいですね。見えないけど男子ひとりだけいます。がんばっていましたね。
ほえ〜っ!!!
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