先のブログで、今、いじめなどにあって学校に行けなくなっている人、たくさんいるでしょう。そのなかにはきっと「ほんとは学校へ行きたい」と思っている人もおおいでしょう。もちろん「まともな学校に」です。・・と書きましたが、
「学校へ行きたい」という合唱曲があります。
歌詞を書くと怒られるのですが、ここから引っ張りました。
きのう テレビのニュースで
どこかの国の 難民キャンプを 見た
救援物資に 並ぶ 子供たちが
カメラを まっすぐ 見つめていた
「今 何がしたい」 と聞かれて
最初は みんな 黙っていたけど
一人の子が 何か言うと
それぞれ 希望を 話し始めた
そして あの子が 言った
学校へ行きたい 学校へ行きたい
学校へ 学校へ行きたい
わたしの 心に さざ波が立った
周りには 幼い 兄弟たち
お母さんは? ひどい けがしてる
お父さんは? まだ でも すぐ帰る
だから それまで がんばらなくっちゃ
「学校へ行って 何したい」
一生懸命 勉強をして
お医者さんとか 看護師さんになって
お母さんや みんなを 助ける
それに みんなと 遊びたい
学校へ行きたい 学校へ行きたい
学校へ 学校へ行きたい
わたしと おんなじ 10歳の子だった
その夜 わたしは 夢を見た
わたしが 魚で 学校は 海
つり上げられた わたしが 叫んでる
言葉に ならない 魚の声で
そう言えば そんな ことを
クラスで ずっと 休んでいる子も
戦争の 語り部の おばあさんも
おんなじ 気持ちで 話してた
あのときは わからなかった けど
学校へ行きたい 学校へ行きたい
学校へ 学校へ行きたい
目覚めた 瞬間 わたしも思った
<作詞:里乃塚玲央>
これはたぶん
「難民カワイソ」「紛争イクナイ」「学校へ行けるだけで幸せと思えコレみな偉大な将軍様(ってだれよ)のおかげ」
って方向で、これを歌うにあたって難民とか紛争とか勉強したりしたのでしょう。
ワタクシはひねくれて考えました。
この曲のキモは
「あのときは わからなかった けど」
のところだと思います。
「自分と周囲の友人関係だけが<世界>」で、「自分の周りに○○(たとえば貧困な人)は無いから世界には○○は無い」と考えている人が、大学生なんかによくいます、否 大人になってもいます。イメージできないんです。
遠い国の難民キャンプの子が言っていたことを、クラスで休んでいる子や戦争を語るおばあさんのような身近なことに結びつけ、いままでわからなかったことがイメージできるようになったということで人は成長するんですね。
あらためて、不本意な理由で学校に行けなくなっている人たちが学校へ行けるようになるといいですね、と思います。
ここまで重たいテーマにお付き合いいただきありがとうございました。
YTに音源がありましたので繋いどきます。重たいですが、耐性があるようでしたらお聴き下さい。
少年少女のための合唱組曲「きっとほんとはみんな」から 学校へ行きたい(同声三部合唱)
作詞:里乃塚玲央 作曲:大田桜子
演奏:星美学園小学校(第78回NHK全国学校音楽コンクール 全国コンクール 小学校の部金賞受賞校)
星美学園聖歌隊、さすがにうまいんですが、小学生離れしていると思いました。
この曲を本年、別の学校のを聴きましたがいたずらに重くなく説得力があったと思いました、が、県コンクール止まりでしたけどね・・。
私が評価するとだいたい入賞しないですなww・・。
Posted at 2012/10/11 17:36:33 |
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