アンテナの整備

三浦半島から持ち帰ったアンテナを、フルメンテナンスしています。

三浦半島は、言わずと知れた海の側なので、潮風に曝されていてアルミとステンレス＆プラスチックで構成された構造ですが、特にアルミ部分の腐食が酷いです。



海から少し離れていましたが、塩分を含んだ風で運ばれた水分が、日光などでイオン化して酸に変化したのかもしれませんね？
普通アルミと言う金属は、塩には強く船の船体等にも使われる材料なのですが、この様に成っていました。
特にステンレスとアルミが触れる所の、腐食が進んでいます。

エレメントは、給電部がプラスチック製のケースに覆われていて、割と痛みが少ないのですが、少しは傷んでいます。



中身を磨いて置きました。



この後、トラブルが有って悩む事に成ります。

導波器（デフレクターエレメント）NO3から先は、ステンレス製なので、腐食は有りませんが、塩分を含んだ水分に土埃が絡んだ物がこびり付いています。





これは、手間さえ掛けると綺麗に成ります。

ブームの汚れは、アルマイトの隙間に要り込んではいますが、アルマイトを剥がすと酸化が進みますから、このままで我慢する心算です。

休み明けに、メーカーへ電話して、パーツリストとその価格表を入手する心算です。

尚、スタック一組は、調整も含めて整備が完了していて、後一組のスタックの整備中です。

今朝このシリーズの１８エレメント型が届きましたが、此方はSWR値が初めから高い状態なので分解して見たら、コネクターのグランド部分の半田が割れていまして、修正して修理完了です。

今やっている物も、SWR値が良い時と悪い時が有りましたので点検すると、同じ個所の半田が割れていて、このアンテナの弱点の様です。