大庭城陥落、炭化米が解く 跡地で出土、展示
2016年12月20日
藤沢市大庭にある中世の山城「大庭おおば城」の跡地から出土した炭化した米が、戦国武将・北条早雲が城を陥落させた当時のものである可能性が高いことが、同市郷土歴史課の調査でわかった。同課は「相模を平定した早雲らが大庭城で展開した攻防戦を垣間見ることができる貴重な資料」として、20日から市内で展示することを決めた。
同課によると大庭城は15世紀に築かれ、有力武士の扇谷おうぎがやつ上杉氏の居城となったという。現在は、城址じょうし公園として市民の憩いの場になっている。
1967~71年に行われた発掘調査で出土した遺物のうち、今年7月、68年と70年に掘立柱ほったてばしら建物跡などで出土した炭化米の分析を民間機関に依頼。今月になって、「15世紀中頃から16世紀初頭に燃えて炭化したことが判明した」と報告があった。
この頃に大庭城が舞台になった戦の記録は、早雲が1512年に城を攻めた1回だけであることから、同課はこの際に燃えた可能性が高いと分析している。
炭化米の一部にもみ殻が残っており、貯蔵時に燃えたとみられる。市は「文献が少なく謎も多い大庭城について、関心を高めるきっかけにしてほしい」としており、JR藤沢駅北口のルミネプラザで開催中の歴史展で、炭化米を追加展示する。展示は20日~来年1月29日(月曜と12月28日~来年1月4日は休館)。
2016年12月20日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
大場城の写真
しかし、俺が生まれる前に行った発掘調査で出土したものが、今月に入って年代が判明したってのは、科学の進歩によるものなのだろうか?
司馬遼太郎を読むって言って、全く読んでないが、「箱根の坂」でも読もうかな?
Posted at 2016/12/20 10:35:27 | |
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