んっ⁉ ハーベストGP?!
何処?
聞き慣れない…というか
初めて耳にする名称ですが、
インディアナポリス・モータースピードウェイの
インフィールド・ロードコースです。
コロナ禍で多分に漏れず今年開幕が遅れた
インディカーシリーズですけど、その第2戦では
“インディ”GPとして、同じコースで見れば今季の
第1ラウンドが行われていました。
今レースは第2ラウンドとなるわけですが、目につく2つの違いがありました。
まず
周回数で、
5周増え全85周になりました。
もう1つは
気温。
10月初旬という秋開催で寒暖差が大きくなる時期となっていたようで
今回その影響がもの凄く出たセッションとなりました。
プラクティス→予選→決勝と
気温が下がり、特に決勝では15℃程度という
まるで冬のような状況。
そういった大きな気温低下が1つ影響したのではと思われるんですが、
レース1では予選で琢磨はアタック直後にタイヤがダメージを受けるほどの
コースオフをし、レッド(ソフト)タイヤを1つダメにしてしまいました。
結果、
琢磨はレース1で最後から2番目のポジションとなる
予選24位。
今回のGPではブラック(ハード)よりレッドタイヤの方が断然速くて持ちも良い
ことが分かっていましたが、限られたセット数の中その貴重なレッドを予選で
1セット失い、その分レース1では大きなハンデを背負うことになりました。
ブラックを履いた時はレッド勢に簡単に抜かれてしまう。
なので、琢磨はもろに影響が出てしまいました。
スタート順位がほぼ最後尾なので、ウイングを寝かしたり、通常3ストップのところ
燃費走行してもコーションが出ないことにはどうにもならない
思い切った2ストップ作戦でスタート。
しかし、全くイエローが出ず結局、スタンダードな3ストップへ変更。
琢磨は18位フィニッシュでした。
スタートからポジションは上がっているものの、厳しい我慢のレースでしたね。
琢磨と別のことにはなりますけど、スタート直後からのハータ選手とビーケイ選手の
フェアかつ肉薄したバトルが面白かったです。
佐藤琢磨(18位)
「
厳しい一日となりました。後方からのスタートだったので、2ストップ作戦でいくことにしました。計算上では燃料が7~8周分足らなかったので、フルコースコーションを利用したいと考えました。しかし、イエローが出ずにレース途中で3ストップ作戦に切り替えたため、その時点まででの大幅なタイムロスが大きな負担となってしまいました。私たちはマシンのセッティングもアグレッシブに、ダウンフォースを少なくしたものにしていました。順位を上げていく戦いをするためでした。予選でレッドタイヤを1セット失っていたことも私たちにとっては痛手でした。全体的にタフなレースになっていましたが、明日の予選と決勝に向けたいいデータを集めることができたのは間違いありません。明日は予選でトップ10に入る必要があります。今日1レースを戦ったことで、みんながマシンのレベルを上げてきます。今日のデータを活用することでフィールド全体の実力がさらに拮抗するでしょうが、私たちは今日以上に高い競争力を発揮できると思います。」
そして、翌日10/3のレース2。
決勝スタート前は気温17℃と、2日目も気温は低め。
琢磨は
予選17位と前日より上がりましたが、今回もフルコースイエローは出ず、
ストラテジーもほぼ固定されるよう情況で大きなポジション変動は無かったです。
強いて琢磨に関連するバトルをピックアップすると、エリクソン選手に
強引に押し出される形で抜かれ順位を下げられた琢磨が、終盤で綺麗な
“倍返し”(←実況放送中でのフレーズw)オーバーテイクができスッキリした
ことでしょうか^^>"
琢磨は14位フィニッシュでした。
ちなみに、ポイントランキングは7位キープできています。
佐藤琢磨(14位)
「
今日のレースでもフルコースコーションが出されなかったため、作戦を活用することや、ポジションを大きくゲインすることが難しい戦いになっていました。それでも自分たちはスタートからゴールまで全力で戦い、その結果として終盤に順位をいくつか上げることができました。一度他車との接触があり、芝生に押し出されました。あのコースオフでポジションを下げたのは残念でした。バトルを懸命に戦って14位というのは、少々フラストレーションがたまる結果ですが、今日の自分たちは少なくともレースをハードに戦い抜いたと思います。」
さぁ、泣いても笑っても次が最終戦でSt.ピー!(^_-)
Posted at 2020/10/09 00:09:24 | |
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'20 INDYCAR SERIES | 日記