こんなことがあるのか!?
2021シーズンF1GPは最終戦前にして
ドライバーズチャンピオンシップは同点決戦!
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンと
メルセデスのルイス・ハミルトン。
勝利数によりランキング1位はマックスですけど、
上でチェッカー受けた方がチャンピオンという状況。
22戦こなしてきてこれだけでも凄いことなのに、
最終戦でもとても劇的なことが起こりました!
悲願の初のチャンピオンを獲りたいマックスにとっては
まずプランAで行きたいところ、予選Q2の1回目アタックでそこそこのタイムを
出しているのに2回目アタックのミディアムタイヤで、まさかのフラットスポットを
作ってしまいました。
決勝レースで使えないと判断したレッドブルはそのセッションでソフトタイヤに
履き替え、タイムを出し直す。
これによりマックスは決勝では少し不利だと予想されるソフトタイヤスタートと
なりました。
やや不穏な様相となりましたけど、ソフトタイヤでもある程度の周回数を
レースで使えるデータを取れていました。
ただ、レースで成功するには2位スタートのミディアムを履くハミルトンより
順当に前を走り、突き放していくことが必要でした。
だが、しかし…
決勝スタートではマックスはまさかのスタート出遅れとなり、ハミルトンに先行を
許してしまう。
その後、コーナーでインに並びかけるもハミルトンに回避させる形で余計に
差が広がる。
そこからソフトタイヤで序盤は詰めていけるのかと思っていたんですけど、
むしろ逆の展開。
そうこうしているうちにやはり先にソフトタイヤのリミットが来てしまい、
マックスが13周目にピットインしてハードタイヤに交換。
ハミルトンも早めでしたけど、合わせて翌周にピットインし
ミディアムからハードタイヤに交換。
そして、この後も前にいるクルマに引っ掛かったりコースアウトなどで
さらにタイム差を広げられてしまう。
しかしこの後、この日の1つのキーポイントが訪れる。
ハミルトンがまだタイヤ交換をしていなかったマックスのチームメイト
ペレスに20週目で追いつく。
ペレスもマックスと同じソフトタイヤで普通ならライフが来ているはずが、
そこはさすが扱いの上手いペレスか。
ハミルトンに粘って抜かれつつもしぶとく抜き返して鬼ブロックw、
いやハードレーシングの表現が適切なのかな?!
とにかくここでの献身的時間稼ぎがこの瞬間にも後にも、とても効きましたね!!
離されていたマックスが猛追となり、一気にΔが約7秒から2秒弱までに!
しかし、ハミルトンはペレスを抜いた後、また差を広げていくんですね~;;
早めのピットインでしたがギリ、チェッカーまでなんとかなる状況で
もう成す術無し?!万事休すか?!とも思いました。
このレースでF1ラストレースとなるキミ・ライコネンは
26周目にブレーキングで挙動を乱しバリアにヒット。
ライコネンはなんとかピットに戻れましたが、このままリタイアに。。
35周目にアントニオ・ジョビナッツィがトラブルでターン9にストップしVSC
(バーチャルセイフティーカー)。
恵みとなるか!?
首位ハミルトンはステイアウトでしたが、2番手フェルスタッペンと3番手ペレスは
ピットインして新品ハードタイヤに交換し、2ストップ作戦に切替え。
ちょっと微妙なところかとも思いましたけど、レース展開とペースから
アクティブに動いて戦況に変化を与えてみるしかなかったですね。
しかし、またここから期待するように17秒まで広がったハミルトンとの差は
なかなか詰めることができませんでした。
今度こそ万事休すか?!?!
そう思っていたところ、今度は残り6周となる53周目にニコラス・ラティフィが
クラッシュしてコース上に留まり、“バーチャルではない”セーフティカー導入!
前を行くハミルトンはステイアウトしかなく、後方のマックスはピットインして
ソフトタイヤに。
ただ、マシン撤去&コースクリーンに次回がかかりそうで、レース再開となるか
微妙な展開!
さらには、トップのハミルトンとマックスの間に周回遅れの車が5台もいて
最初はこのままキープのアナウンス。
これでリスタートなっても…本当に本当に万事休すか?!?!?!
しかし、奇跡が起こる!
(本来そうあるはずなんですが)なんとリスタート直前の周回で間の周回遅れは
先に行かせ、残り1周でのリスタート!!
裏をかいた形でしょうか?!
マックスはバックストレート1本目入口のターン5で早めに抜き、
2本のバックストレートを抑えきって
1位で🏁!!
ついに悲願の初タイトル!
2021年ドライバーズ・チャンピオンを
勝ち取りました!!!
やったぁ~!!!!!
マックス、レッドブル、ホンダおめでとう!!!!!(≧∇≦)
ミニカーのフィギュアになるだろうか?!
最後はスポーツマンシップだね。素晴らしい!
ペレスはほんと良い仕事した!
最後のマックス×ハミルトンのバトルにも効いているハズ。
山本雅史MD(マネージング・ディレクター)
角田くんは何気に4位で素晴らしい!!
ドライバーズ・チャンピオンシップ
ホンダは今回コンストラクターズは獲れなかったけど…
ドライバーズタイトルでは
1991年のアイルトン・セナ選手以来30年ぶりの栄冠なんですよね。
最後は運を手繰り寄せたのかもしれませんけど、〆で本当にタイトルが獲れて良かった。
前戦サウジアラビアGP直後、すぐ勝守りを授かりに行った甲斐があったのかな?!^^
でも、嬉しい反面、サポートしては残るようですけど、
ホンダ“フル”体制としては一応これで撤退なんですよね。
とても残念で仕方ありません。。
角田くんは来季も走りますけど、HONDAロスが大きそう;;
いつの日か必ず戻ってきてね~!!!
注)以下、YouTubeサイトでは視聴できます。
Race Highlights | 2021 Abu Dhabi Grand Prix
最後のバックストレート、しびれる~(≧∇≦)/~
Max Verstappen's World Title Celebrations
Verstappen Celebrates Maiden Title Win On Podium!