Mazda3を受け取った土曜日のことです。
ディーラーでの納車セレモニーから帰宅後、暫くしてから
コーヒーでも飲まない?
と2階の嫁さんから声が掛かりました。
実のところ、営業スタッフの納車説明の時から、カーポート下にクルマを持ち帰ってからもずっと、私はMazda3の初めての新装備や慣れない操作系と対峙し続け、必死にその学習や克服に努めていました。いつもの私だったら、
もう少し後にしてくれない?
と、自分の都合を優先させていたことでしょう。
でも、この時ばかりは何故か素直に受け入れ、作業の手を止めることにしたのです。
ま、気分転換だと思えば・・・
駆け付けた食卓にはすでに家族3人が勢揃い。
すると目の前には、娘の手作りクッキーが入った缶と、さらにその横に手紙らしきものが。
えっ?
私は完全に意表を突かれました。
なんとそこには、私へのお祝いメッセージが用意されていたのです。
実をいうとこの私
仕事でも家庭でも、常に先々のあらゆるケースを想定して備えておくタイプ。
当然ながらそこには楽観と悲観の両側面があって、とくに後者は精神的に疲れるものだし、結果として杞憂に終わることも少なくないのですが、こればかりは性分なので仕方ありません。それでも、想定外の事態でジタバタ醜態を晒すよりは遥かにマシだと私は思うわけです。
(積極的に考えたくはありませんが、明日突然私が失職したり、事故・事件に巻き込まれることも頭の片隅で考えていたりします)
そんな用意周到な?私をして、このたび自らが強行した無謀な"Mazda3増車劇"をまさか家族から祝ってもらえるとは・・・恥ずかしながら、全くもって想定していなかったのですよ^^;。
もちろん、ここ数ヶ月間を振り返ってみれば、"熱しにくく、冷めにくい"と自ら分析する私が「SKYACTIV-Xへのスイッチ」を入れてしまったと自覚して以来、私は家族に対して言葉を慎重に選びながらも、極めて正直に、嘘偽りのない本心を打ち明けてきたのは事実。
・20年ぶりに心から欲しいと思うマツダ車が出てきたこと
・その所有にはRX-7と同等の意義や価値を感じていること
・その根底にはコアファンの特別な共感と心酔があること
そして
・このクルマは渾身の嫁さんとのデートカーであること
もね(笑)。
しかしながら、取り巻く環境や事情を冷静に勘案し、実現性を慎重に検証した上で、自らの責任で導き出した決論とはいえ、よりにもよって3ナンバー車の5台体制に踏み切るなんて、一般的には度を過ぎたクルマ道楽と見做されるのは間違いのないところ。普通の家庭であれば、非難や叱責の対象となるでしょうし、家族との溝を生んだり深めたりしてしまうことでしょう。・・・ま、ウチの家族だって最初から諸手を上げて大賛成するほどの雰囲気はなかったですから。
それなのに・・・この温かい手紙です。
書かれているのは
「労い」と
「労り」、
「喜び」、そして
「感謝」
うーん・・・私はなんて幸せ者なのでしょうか。
みんな、本当にありがとう
望外の優しさに触れた今、もはや月並みな表現しか思い浮かびませんが
これからも、この素敵な家族と自慢のマイカーたちに対して精一杯、愛情を注いでいかなければ!
私がそう強く決意したのは言うまでもありません(^O^)。
Posted at 2020/03/30 01:03:31 | |
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隠れ家の家人 | 日記