先週の定期通院時に主治医からの指示があり、急遽母は検査強化週間に突入。
といっても、採血で気になる兆候が見られたために、毎年恒例の集中検査の時期を少し前倒ししただけなのですが、今週から来週にかけ複数回の通院が必要となって、私の日々のテレワーク計画も少なからず影響を受けることに…。
最近は合間にトイレ休憩も取れないほどWEB会議が連なる日も多いので、リスケするのも簡単ではなかったり(-_-;)。
ただ、少々見方を変えると、決して悪いことばかりでもありません。
まず、テレワーク下では片道1時間の通勤プロセスが省略できるので、通院サポートで穴が開いてしまう時間を最小限に抑えられます。従来であれば確実に半日単位でロスが生じてましたから、これは大きな状況改善です。
次に、今や通院専用車となったアクセラXDの登板が増えるので、当面はバッテリーの心配が不要に。4週間毎の定期通院だけでは不安なので、合間に走行機会を設けていたのが実情でしたからね。おまけに今は、Mazda3から移植したばかりのタイヤ&ホイールの感触をいち早く掴みたいので、極めて好都合。三分山タイヤから新車のお下がりへと一新し、フィーリングが悪かろうはずもないですし(^^)。
さらに加えて・・・
もうきっと、それほど数多くは残されていない元気な母親とのドライブを、集中して重ねられると思えば・・・ね。
というわけで
早速、金曜の夕方に第一弾の検査通院を敢行。
通り雨の直後という猛烈な蒸し暑さの中、郊外にある隣町の総合病院までの片道25分の道程を、母を乗せて往復したわけです。
おさらいをしておくと、このたびアクセラXDに履かせた新しい靴とは、私のMazda3を幾度となく異次元の静寂に包んできた、純正装着のTOYO PROXES。走行僅か2,000kmの九分山タイヤともなると俄然、こちらでも同様に優れた静粛性を発揮することが期待されるところ。
ところが、実際にドライブしてみた印象はというと・・・
さほど静かではなかった(-_-;)
ええっ?
あれだけ静かだと思ってたのに?!
ハイ、現実は意外にもそうだったのです・・・
でも安心してください。
2号線バイパスの巡航においても、市街地のノロノロ走行においても、特筆すべき静かさがついぞ訪れなかったその訳は、
エンジン音が終始賑やかだったから^^;。
アハハ(^^;)
ま、考えてみれば無理もないんですよね。
アクセラXDは、SKYACTIV-Xのようにエンジンが保温用カプセルに包まれてなんかいないし、車体側の遮音対策だって、最新のMazda3やCX-30ほど手厚くはありません。
おまけに我が家のマイカーはXD発売直後の初期モデル。クリーンディーゼルの優れた経済性や分厚いトルクが話題になる一方で、ディーゼル特有のガラガラ音は比較的ストレートに侵入していた頃の仕様。
そう、単に同じタイヤを履かせたというだけで、Mazda3と同レベルの静粛性を期待してはいけなかったのですよ^^;。
だいいち・・・
両車が同じように静かになったら、ふとした瞬間に新旧どっちのクルマを運転しているのかわからなくなるじゃないですか(爆)。
とまぁ、聴覚の領域ではあっさりと、アクセラXDが個性と存在感を誇示する結果となったわけです。
と同時に、あらためてMazda3(X)との挙動の違いも再認識。
というのも、Xに履かせていたタイヤ&ホイールをそのまま移植したので、同じ靴での直接比較が可能となったのです。
その観点でいうと、アクセラXDの挙動は相対的に明快で理解しやすい印象。
大雑把でユルい雰囲気まで漂うところは6年の経年劣化分として差し引いても、クルマの反応には適度なメリハリが存在します。
喩えるなら、握手したその瞬間には意外と手応えがなく、アレッと思うか思わないうちにギュッと強く握り返されたみたいな(笑)。このあたりは、終始緻密な反応で過不足がない反面、どこか地味でクールな印象が付き纏うMazda3(X)とは対照的といえます。あちらは想定の範囲内でしっかり手を握り返してくるので(笑)。
ではどっちの握手が理想か?
なんて問われたら、答えは「時と場合によりけり」。
そう、これらは直接比較で強引に絞り出した相対差なので、両車の間に決定的な違いはなく、ましてや、明確な優劣が存在するわけでもないのです(^^)。
ただ、技術的な観点でいえば、2ステージターボのディーゼルエンジンとマイルドハイブリッド付きのガソリンエンジンとでは、応答特性に歴然とした違いが存在します。
また、SKYACTIV-D~MT~BODY~CHASSISがそれぞれ並び立っていた旧世代の頃と、SKYACTIV VEHICLE ARCHITECTURE という大きな傘の下、お互いの関連性を強めた現世代とでは、クルマ全体の応答特性の作り込みやバランスの取り方もきっと異なることでしょう。
そうそう、同じ1430kgというヘビー級の車重の受け止め方も両車でビミョーに違い、アクセラXDはヨッコラショとばかり、分厚いトルクに任せて豪快な身のこなしを見せるのに対し、Mazda3(X)は計算し尽くされたような無駄のない動きで、重さをあまり意識させない感じがします^^;。
いずれも、特徴的な看板エンジンの個性を軸にクルマ全体の挙動をうまく合わせ込んでいる印象があって、それぞれに味わい深いキャラクターを感じさせてくれますね。
いつまでこの状況が続くかは次期オーナーの長男の動向次第となりますが、いつか譲渡の日がやって来るまでは、この2台のFFコンパクトハッチの鮮やかな個性の競演を、秘かに楽しんでいきたいと思います(^^)。
さて、月曜は第二弾の検査通院だ・・・
Posted at 2020/08/03 02:20:42 | |
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隠れ家の新生アクセラ | 日記