MX-30 Rotary-EVの納車から1ヶ月半。
当初こそ発電専用の新型REを無理やり稼働させて悦に入っていたものの、いろいろと思うところがあり、程なく走行モードをマツダ推奨の"NORMAL"に固定。その状態で3週間以上が経過し、ようやく我が家における日常運行の実態が掴めてきました。
SOCが45%前後を維持するように適宜RE発電を行うとされるNORMALモード。
かのCHARGEモードとは違い、発電機の音がなるべく耳障りとならないよう、周囲の空気を読みながら(笑)さり気なくエンジンを始動させる設定だというから、このRotary-EVにおいては間違いなく"本命"と思われる走行モードなのです。
しかし
我が家の場合、平日はただひたすらSOCが低下していくのみでして(@_@)。
先週の事例を紹介すると、日曜の夜に38%だったSOCが、土曜の朝には20%という有様で。(なお、その時のEV残走行距離は数km…苦笑)
ただ、その理由は単純明快なんですよね。
平日に嫁さんが買い物用途でドライブする限り、発電のチャンスはまず巡ってこないのですよ。
具体的には、発電機の音を目立たせないために必要とされるロードノイズや風切り音が発生してくれる速度域まで、嫁さんが運転するMX-30号は達していないのです(-_-)。
まぁ、それも無理はありません。駅裏の自宅から市中心部の目的地まで、信号だらけの市街地でストップ&ゴーを繰り返すだけなのですから^^;。これが、隣町の郊外スーパーを目指してバイパスをひとっ走りするような日常であったら、状況は全く違ったはずなんですけどね。
つまり、エンジンの始動タイミングを慎重に選ぼうとするNORMALモード特有の奥ゆかしい躾が、我が家では完全に裏目に出たカタチなのです。
そんな平日の顛末を知る私に課せられる週末の使命といえば・・・NORMALモードで少しでも多く発電機会を作り出すことに尽きます(^^)。
そこで、ホームコースの港湾道路に持ち込み、発電機の稼働条件についての検証をスタート。すると、その当日の条件ではどうやら「40km/h以上の速度」と「加速または定速巡航の状態」が必要らしいことが判明。であれば、速度を40km/hギリギリに維持して少しでも走行時間を稼いだ方が、より長く発電を続けられるはず!
というわけで、
普段の走行より数10km/h遅い速度をMRCCで設定し、走り慣れた港湾コースで再び検証テスト。速度差の増した後続車に注意を払いながら(+ イライラしながら)走行した結果、事前の予想通り、SOCが多めに回復することが確認されました。
このあたり、エンジン車でのバッテリー回復走行であれば、なるべく高回転をキープした方が充電が捗るような気がしますが、2,300~4,500rpmという比較的狭い回転域で作動する発電用REの場合、回転数よりも作動時間を稼ぐアプローチの方が有効なのかもしれません。
ひとまず、我が家におけるNORMALモードとの付き合い方が見えてきた気がします。
といいつつも、
我が家では相変わらず外部充電を封印した状態。
折角のプラグイン機能を使いもせず、巷のハイブリッド車と同じ運用とするのは、EVに軸足を置くこのクルマの場合、完全に的外れな使い道。豪雨の最中にわざわざ折畳み傘で出掛るようなもので(笑)。無論、いずれ自宅充電メインのEVモード運行に移すことは購入前からの規定路線であります。
にもかかわらず、RE発電のみで電力を調達し続けている私。
あえて充電設備のない使用環境を想定したシミュレーションを・・・と表向きには説明していますが、正直にいうと面倒臭いだけなんですよ、インナーガレージのMAZDA3とわざわざ入れ替えて充電器に繋ぐのが(爆)。
せめて、マツダの純正用品に10m級の充電ケーブルが追加設定されたら、ガレージのシャッター前に停めた状態で充電可能になるのですけどね・・・。
果たして、私が長めのケーブルを調達するのが早いか、それを待ち切れずカーポート下にV2H充放電装置を追加するのが早いか。引続きRE発電に頼り続けた場合の燃費の実力値(笑)も考慮に入れながら、なんとも複雑怪奇な
我慢比べの様相を呈してきた感じです(^^)。
Posted at 2024/01/25 02:13:57 | |
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隠れ家のRotary-EV運行 | 日記