• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

black frogのブログ一覧

2022年06月08日 イイね!

日常と非日常の狭間で

日常と非日常の狭間でポルシェ911を評する言葉の一つに「日常的に使えるスポーツカー」というものがあります。実際、週末の特別な時にのみ乗る日本のエンスージアストと違い、海外エグゼクティブの多くはいわゆる日常の足として911を利用しています。雨の日も、風の日も乗れて、そこそこの積載性もあり、サーキット走行や高速クルージングはもちろんのこと、低速域でもニヤリとさせてくれる懐の深さが911の魅力だと思います。

翻って、ほんの僅かな期間しか所有出来ませんでしたが、私にとってフェラーリは日常性とはかけ離れた正にスーパーカーでした。中古のF1マチックの360モデナでさえ、私にとっては十二分にスーパーな存在でしたが、ましてや最新の3000万円を大幅に超えるような高級スーパーカーは憧れはするものの手に入れたとしても持て余す可能性大です。クルマに対するアプローチは人それぞれだと思いますが、私はやはり眺めているだけでは不満が募ります。特にスポーツカーは乗ってナンボだと思っていますので、車庫の肥やしとするだけの度量を私は持ち合わせていません。そういう意味で、もちろんポルシェからランボやフェラーリに乗り換えて、スーパーな世界を堪能される方も大勢いらっしゃいますし、これらのスーパーカーがもたらしてくれる非日常性の魅力は理解出来ますが、私の性分には合わないな・・と思ってしまいます(貧乏性なので、いざ乗るとなるとそれだけで気疲れしてしまいます)。

一方、たとえば現在所有しているRS4も十分パフォーマンス的には素晴らしい性能を持った高性能車ですが、911のような非日常性はありません。目線は高いですし、車重も重いので、速い事は速いのですが、スポーツカーとしてはどうしても物足りなく感じてしまいます。むしろ、スポーツカー度で言ったら圧倒的にスピードの遅いマツダ・ロードスターの方がよほどスポーツカー濃度は濃いと感じます。しかしながらロードスターは雨の日も風の日もというワケには行きませんし、荷物もほとんど積めません。そういう意味ではやはり911の+2という稀有なレイアウトはそれだけで価値があると個人的には思います。とどのつまり、日常性と非日常性のバランスの取り方と言いますか、ちょうどその狭間の領域高い次元で愉しめるというところに911の魅力と価値があるのではないか、と思います。まさに日常の中にちょっとした非日常をもたらしてくれる911は、私を含め多くのファンにとって唯一無二の特別な存在なのです。
Posted at 2022/06/08 14:29:30 | コメント(3) | 四方山話 | クルマ
2022年06月06日 イイね!

もやもや

もやもや本日関東地方は入梅しましたが、お天気のようにもやもやしております。まず今月末に納車予定だったA4オールロードクワトロですが、納車が来月末~8月上旬にずれ込むとのこと。そもそもG63納車のタイミングで妻の足車にするつもりで購入したため、肝心のG63の納期が遅れている以上、慌てても仕方ないワケですが・・。まあ半導体不足やら戦争やらで色々予定通りに進まないのは判るんですけどね。

ちなみにG63は当初6月末納車予定だったワケですが、こちらは大幅に遅れそうで、早くても10月頃の納車になりそう。メルセデスは8月でモデルイヤーが変わることになりますので、2022→2023MYの納車となると、納車した時点で型落ちとなります。もやもやします。まあインパネ周りについては現行Sクラス、Cクラスのテスラを真似たようなインフォテインメントシステムはあまり好きではないので、これはこれで良かったような気もしますが・・リセールには少なからず悪影響を及ぼす予感がします。まあすでにMC後のモデルも仮発注入れてますので、ディーラーに責任を取っていただいて(笑)高値で下取りしてもらうしかないかもしれません!

そして入院中の996C4S。こちらも入院してから間もなく4週間になりますが、パーツがなかなか揃わず、PCからも音沙汰がない状況が続いています。これから梅雨に入り、出番がめっきり少なくなる964の代わりに活躍してもらう予定でしたが、目論見が外れました。もやもやします。RS4はオールロード納車と同時に売却が確定しているため、それまでに距離がどんどん伸びてしまうのもいただけません。それを言ったらレンジの方も走行距離が伸びていて、こちらもリセールが気がかりです。964は元気ですが、こちらもなかなか乗る時間が取れないまま入梅。うーん、もやもやするな~(溜息)。
Posted at 2022/06/06 14:18:28 | コメント(1) | 四方山話 | クルマ
2022年06月01日 イイね!

プレイバックレビュー① 996GT3CS~996GT3RS

プレイバックレビュー① 996GT3CS~996GT3RS早いもので、みんカラを初めて今年で18年になりますが、様々な理由によりアカウントが今の物で4つ目となり、過去のアーカイブが消えてしまっているので、過去に所有していた車両の中で特に思い入れの強かったモノに焦点を絞っていくつかプレバックレビューという形でアップしたいと思います。旧車人気に拍車がかかる中、あえてちょっと古いモデルに乗りたいと考えている方の一助となれば幸いです。

~996GT3クラブスポーツ~

私が人生で初めて買ったポルシェGT系になります。GT系のルーツは空冷RSモデルにあることは皆さんご存知の通りかと思います。993→996へと代替わりする中で、ネガティブな意見の中でもっとも大きかったのは「硬派でなくなってしまった」という批判です。今振り返ってみると、993までの空冷モデルも、少なくともカレラ系に関しては大して硬派だったわけでもないように思いますが、何故か当時はこのような批判が大勢を占めていました。そこで、ポルシェがファンの批判を封じるために投入したのが初代996GT3です(いわゆる涙目と呼ばれるGT1顔のモデルです)。で、この初代996GT3はABSこそ備わっていましたが、それ以外はトラクションコントロールも、スタビリティコントロールも一切ない、ピュアなスポーツモデルでした。

996GT3には前期、後期共にロールケージが張り巡らされ、フルバケットシートと6点式シートベルトが奢られた硬派なクラブスポーツ仕様と、通常のレザーシートがデフォルトとなるストリート仕様が存在しました。一方、エンジンやブレーキシステムなどの基本装備は共通でした。私は当時サーキットにどっぷりハマっていて、いつしか997カレラでは物足りなくなっていました。本当は997GT3クラブスポーツが欲しかったのですが、悲しいかなその財力がなく、ある意味妥協の産物として当時は低走行距離でも800万円そこそこで買えた996GT3クラブスポーツを選択しました。購入したのはポルシェの中古車専門店オー〇ス〇ーツさんでした(実は同じ時期に、同じお店に、同じくらいの価格で走行4万キロほどの993RSがあって、どちらにするか迷った記憶があります)。



この後期型996GT3CSは2年ほど所有していましたが、それこそ峠に、サーキットに、オフ会に、と八面六臂の大活躍をしてくれました。多分クルマというものを人生で一番走り込んでいた時期ではなかろうか、と思います(みん友さんとリアルにたくさん絡ませて頂いたのもこの頃ですね)。で、このクルマの特徴はとにかくRRなのにハンドリングが素直軽いということにつきます。また伝説の(?)通称GT1クランクケースMetzgerエンジンは381㎰を発生し、8000回転オーバーまで軽々と回りました。FSWのストレートでは270km/h近くまで出る今の時代で見ても高い性能を持ち合わせており、ロールケージやスポット増しの効果で巌のようなボディ剛性感を持ち合わせていました。ちなみに当時はサーキット通いをしていたので、敢えてPCCBは外して社外品を入れていました。

余計な電子制御を持たないピュアスポーツであった一方、限界域でのハンドリングは結構シビアで、PSM付きの997カレラとはまったく操縦性が異なりました。袖ケ浦でコースアウトしてグラベルに思いっ切り突っ込んで赤旗を出してしまった苦い思い出も、今となっては良い思い出です。物凄く気に入っていた996GT3CSでしたが、どうしても200台限定の最上位モデル、996GT3RSが欲しくなり、結局買い換える事になりました。やはりどんなに996GT3を極限まで仕上げて行っても、RSにはなりようがない、という事が分かっていましたし、何より人生で一度は真のレンシュポルトを所有してみたい!!という欲求に抗う事が出来ませんでした。でも、これが大きな間違いだったんですね(苦笑)。

~996GT3RS~

当時、996GT3はたしかフルローンで買っていて、RS乗り換えの際には残債含めてトータル1400万円くらいしたのではないか、と思います(それでも今から見ればバーゲンですよね)。ただ30代半ばの私にとってはこの1400万円が重くのしかかることになります。ぶつけるのが嫌で、純粋なサーキット仕様のモデルなのに、サーキットに持ち込むのが怖くなってしまうというジレンマに陥ってしまったんですね。結局、私の記憶にある限り、RSは広場トレーニングを一回と、コースはFSWを一度走ったきり、です。何とまあ勿体ない話です。で、主に経済的理由から1年とちょっとでこのRSを手放す事になります。しかも売却時たったの880万円ですよ!(とほほ)今考えれば実に惜しいことをしましたが、後悔先に立たずです。今までクルマを40台以上所有してきて、手放したことを後悔したのって、記憶にある限り996GT3RSだけですね。



とまあRSについてはたしかに所有はしていましたが、私の経済力の無さ、腕の無さのせいで心行くまで楽しむ前に手放す事になり、本当に勿体なかったと思います。きっと今はどこかの腕っこきのオーナーさんの元で元気に走っている事と思います。で、クラブスポーツとRSですが、実際所有してみて一番違いを感じたのはリアのスタビリティですね。やはりあの物干し竿のようなリアウィングは伊達ではなく、FSWの100Rを怖さ無く踏めたのはさすがだと思いました。エンジンスペックは一緒でしたが、シングルマスフライホイールだったので、吹け上がりはよりシャープだったと記憶しています。逆に、ボディ剛性の違いはそれほどは感じませんでした。

結果的に、身の丈に合ったクルマじゃないと結局宝の持ち腐れになる、と私はこの時学びました。サーキット遊びをしていた当時はある種感覚がマヒしていて、中には3000~4000万円級のスーパースポーツカーでサーキットに来ているお大尽もいらっしゃいましたが、今思うとこういう方たちは本当のお金持ちですね。残念ながら、今の財力を以てしても、私はその領域には達する事が出来ません。おっかなびっくり走るRSよりも、思いっ切りぶん回せたクラブスポーツの方が楽しかったし、タイムも出たのは言わずもがなです。まあ冷静に考えればクラブスポーツにせよ、RSにせよ、サーキットに行かなくなってしまった私にとってはもはや無用の長物です。でも、初代GT3は・・ご縁があれば峠専用機としていつか所有してみたい、と密かに考えています^^。

Posted at 2022/06/01 14:29:42 | コメント(3) | トラックバック(0) | ポルシェ全般 | クルマ

プロフィール

「みん友さんのlidocaineさんにお付き合いいただき、見に行って来ました!大変綺麗な個体でしたが、結果は…成約に至らず😅。lidocaineさんお付き合いいただきありがとうございました✨」
何シテル?   06/09 13:05
趣味車→ 992カレラT(2023年式 左MT) ファミリーカー→ G63AMG(2022年式 W463A) アシ車→ アバルト695 esse esse(...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2022/6 >>

    1234
5 67 891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  

リンク・クリップ

beats 純正beatsスピーカー 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/01/21 09:49:00

愛車一覧

アバルト 695 (ハッチバック) アバルト 695 (ハッチバック)
人生で2台目の毒サソリとなります☠️ ご縁があり、595コンペティツィオーネベースで、 ...
ポルシェ 911 ポルシェ 911
発表翌日にダメ元でポルシェスタジオ日本橋にプレオーダーを入れ、何とか生産枠をゲットしてい ...
メルセデスAMG Gクラス (ハッチバック) メルセデスAMG Gクラス (ハッチバック)
控えめに言って、史上最強のファミリーカー。コレを超えるモノはなかなか… 【メーカーOP ...
メルセデス・ベンツ CLEクラス クーペ メルセデス・ベンツ CLEクラス クーペ
妻の次期愛車(A4オールロードクワトロからの乗り換え)が確定しました👍 【仕様】 外 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation