
ブレーキパッド屋もやっている
澤圭太です。
皆さんもブレーキパッドの慣らしを
やった事あるでしょう。
どうやったら良いのか?
どの位やれば良いのか?
知ってますか?
目安は・・・
70%のスピード域で
70%踏力で
4秒間を最低25回
ローター温度が350度になるまで上げる
これが基本です。
新品のローターでも中古のローターでも
パッドを交換したら上記をしっかりやりましょう。
出来るだけ新品か近い状態のローターで
ドリルドホールやスリッドがボコついていたり
レコード盤になっているモノは避けたい・・・。
これでダストが出る・・・と言われても当たり前です。としか言えません。
そしてそして、
ローターの研磨を忘れずにっ!
サンドペーパーで軽くパッドの当たる面を磨くだけでも違います。
これは、最初の当たりがつくまでの無駄なパッドの減りを最小限に
留めてくれます。
最初はちょっとストロークがプカプカしていた新品パッドも
カチッと踏み応えが出てくればOKです。
ローター温度は走行後手を近づけて・・・
暖かい~っ!て位。
アチッ!!では無いです。
←冗談。
富士SWに行くなら
100キロ巡航で町田ICから御殿場までの間に出来ますね。
(後続車両に気をつけて)
サーキット走行での慣らしなら出来れば上記をした後に
そのまま連続走行をせずに、一度クールダウンをさせたい。
これがパッドの中に凝縮されている
研磨 潤滑 充填 補強 結合 それぞれの役目を果たす
摩材と言われるマテリアル同士の結合をより強くしてくれるので
強いパッドが出来ます。
メーカーによっては”慣らし要らず”を唄っているメーカーや種類も
ありますから一概には言えませんが
パッドの製造工程で既に高温での圧着や結合をさせてますから
全くしなくても壊れたりはしないですが
人間でもクルマでの暖気ナラシ運転は重要ですから
命を預けるパッドですから愛情を持ってやってあげてほしいですね。
陶器だってイキナリ熱を入れたらクラックが入るのと一緒です。
μレベル
タッチ感
リリース性
コントロール性
効き
攻撃性
ダスト
鳴き
減り
温度適応性
色々とブレーキパッドには絡む要素がありますが
上手に慣らしをしてあげると、
きっと頼もしい働きをしてくれるはずですよっ!!
画像:先日のフランスマニクールテストでの
トランスポーター内の風景です。食事の時間はテストでは設けられてないので
各自パンを切ってハムとかチーズとか挟んでランチ&飲み物も
セルフで、各スタッフのコップがキープされてます。
エコですね。
ブレーキも必要最低限、効果的なブレーキングでエコ運転を!
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Posted at
2008/06/08 14:18:00