同級生宅に「あの車」が？！まさか、ヤツが買ったのか！？

いやぁ、びっくりしました。自宅に帰る時に必ず通らなくてはならない同級生宅があるんです。

そこに凄い車が停めてあった。

マセラティ・クワトロポルテ！

フェラーリのＶ８エンジンを積んでしまったマセラティの大型セダンだ。
同級生宅は息子が二人。兄は実家にいるが、次男である同級生は東京で就職した。
そのマセラティは東京のナンバーだった。
そしてナンバープレートの数字。１９＊＊と同級生(私の)生年である。
四十年目にしてヤツはマセラティに辿り着いたのか？
あれが希望ナンバーで生年から来てるなら、何かイヤミ？


確認したい。確認したいのだが、彼と私はほとんど遊んだ事もない。僅か十一人しかいない中で。しかも保育園から高校まで一緒だったのだが。(小学校はクラス替えなかったから)

彼はまるで出来杉君の様に、文武両道な秀才。私みたいなのび太には眩しすぎた。
ま、性格も合わない人でしたから、積極的には近づいていきませんでしたけど。

しかし、マセラティはあの同級生宅の車に間違いない。

だとしたら、彼は出世したんだな…。