「コードブルーシーズン２」第八話に、すでに病人は飾り？と思う

　その昔、「ＵＦＯロボ　グレンダイザー」だとか「惑星ロボ　ダンガードＡ」というロボットアニメがありました。私は純粋なロボットものとして見ていたように思いますが、ものの本によると「人物（特に女性と主人公）のかかわりが中心となり、ロボット戦は飾りになった。」と書いてありました。このコードブルー、すでに緊急搬送を必要とする患者がおまけになりつつあります。

　今回は、集団食中毒ものです。病院に次々と食中毒になった高校生が運ばれます。院内は、野戦病院の様相になりました。症状が重い者から軽い者へと分けて治療に当たる医師たち。まさに「コードブルー」ですな。ただし、亡くなる人はいませんでした。サッカーの試合中だったとかで、いがみ合う（？）者たちもいました。が、ストーリーには関係がありませんでした。
　一方で戸田女の医療過誤も描かれますが、院内が野戦病院と化しているときに言い争いをしているというのも非現実的です。いっそのこと、医療過誤問題の部屋から医師たちが飛び出して行き、心停止まで症状が進行した患者を献身的に救助する姿を見て、訴えている二人が心を入れかえる、という展開にしたほうが良かったのでは？？？
　で、食中毒事故も大きな混乱なく片付きますが、児玉清男先生が倒れてしまいます。次回への布石のようですが、全体的にまとまりが悪い話でした。もはやドラマとして成立していないような気がします。