今日の新聞に、谷亮子さんの引退表明の記事が載りましたね。何はともあれ、お疲れ様でした。えー、プロスポーツ関連のことに疎い私、今でも現役でいらしたんだ、という気分になってしまいました。。。
さて、谷亮子さんの功績といえば、柔道での金メダル取得や日本女子柔道のイメージアップというところですが、私はもっとあるなあ、という気分がしています。
柔道や剣道というと、学校の授業だけでも受けたことがある方ならお分かりの通り、「臭い」です。特に柔道の面は、汗をかいて蒸れて洗うことはしない、となれば臭くなって当然です。
柔道のほうも、畳に素足でしかも汗をかくものですから、これも臭くなって当然です。柔道着も、洗剤で洗ってはいるのですが、あのくすんだ白が「洗っていない」感を増大させ、なんともにおいそうな感じです。
彼女が有名になり始めた頃、確か柔道の連盟がカラー柔道着を許可したことからか、彼女は柔道着を青にしたように思います。当時はどのプロスポーツも同じような色の増大を図っていました。卓球もオレンジのボールを認めたのだったかな???
当時の私は、「色なんか変えたって、柔道は臭そうだし卓球は暗くてダサい」などと、いかにも高校生らしい意見を持ったものです。しかしその後、柔道はカラー柔道着を着る選手が増え、谷さんの金メダルとマンガの「YAWARA」の影響もあり、徐々に臭さを感じさせない競技になって行きました。
卓球も、福原愛さん効果か、ユニフォームも昭和40年代の体操服から脱却し、いまや「ダサイ」という意見が聞かれなくなりました。(ン?そういえば「ダサイ」という言葉自体も聞かなくなったなあ。)
そんなわけで、テニスやマリンスポーツやウインタースポーツがかっこよく、その他のスポーツはダサいという雰囲気が徐々に薄れ、今に至っています。そうそう、清潔ブーム真っ只中の昭和62年ごろって、汗をかくこと自体が臭そうなどと、人間の本能すら否定するかのような意見を言う女子?がいたのも確かです。昭和59年ごろはエアロビクスブームだったはずなのに、何という変化ぶりでしょう。
話がそれましたが、彼女一人の影響ではないにしろ、スポーツ文化隆盛を担った一人と言える彼女、これからはぜひ政治の世界でスポーツ文化に取り組んで欲しいです。
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2010/10/16 22:31:27