2011年08月13日
車に轢かれる傾向の人を直前で回避
この日は床屋に行ったり、ディスカウントショップに買い物に行ったりしました。
その帰り道、信号がない横断歩道のところで、何か動くものが見えました。ちょうど反対車線から車が来て、その車のヘッドライトの光と私の車のヘッドライトの光とが重なり合い、見えづらい状態になりました。
やや減速して様子をうかがうと、なんと人間です。どちらの車線にも車が来ているのに、チンタラ渡っています。しかも、どちらの車を見るでもなく、悠々と渡っています。
「この不注意者め!」
とホーンを鳴らしますが、全く気付きません。すれ違い様に風貌を見ると、顔は無化粧ながら妙に白く、髪はあまりセットした様子がなく、服も地味目です。
「ああ」
と納得しました。
以下の話をすると、「決め付けだ!」と反論する人がいますが、私に言わせればそういう人は「勘が働かない鈍感な人」、もしくは数字で示されないと物事を理解しない、ちょっと・・・な人と思うことにして、聞かないことにしています。これを「プロファイリング」と言い、「未知のことを既知のことから推測をする」ことになります。犯罪捜査で使われる手段ですが、ビジネスの場や普段の生活でも、「洞察力」として役に立ちます。
二,三時限の空間を認識できない、あるいは大変苦手な人がいます。例えば、地図が読めないとかパズル本に出ている迷路が出来ないとか、そういう人が該当します。
それとはちょっと別に、ある種の心の病気になると、そういうことが出来なくなることがあるのだそうです。脳の中の情報伝達回路がうまく機能しなくなるのだそうですね。
で、私はすれ違い様にその人を、
「ああ、かわいそうに」
と見ることで、腹の虫を治めるのでした。
「世間には色々な人がいる」と言いますが、この種の脳の働きに難を抱えた人は、決して少なくないということです。この他にも、
「そのときそのとき起こったこと一つ一つが気になって落ち着かない、多動傾向の人」
「落ち着きすぎて何もしない、不動傾向の人」
「がさつで、自分の車が傷つこうが他人の車が傷つこうがお構いなしの人」
「神経質で、他人の間違いが気になって仕方がない人」
などがあります。これらの傾向がひどく、学校生活や社会生活に難を来たしている人を「○○症候群」などとしますが、病気と違って明確に分かれ目があるものではありません。
余談ですが、運転免許試験時や会社入社試験時の「新しいことは何でも試したい」だとか、「諦めが肝心だ」などの、どちらとも取れる、しかも似たような質問を繰り返し選択させられる「適性検査」は、この傾向を探るためのものなのだそうです。
例えば、他人に従順な部分と反骨精神が出る部分の二面性がありますが、あまりに従順すぎると「無気力」、反骨精神ばかりが強すぎると「反社会的」となるわけです。
、
今回の件で、ドライバーとしては、「歩行者や自転車、他の車の運転者には、上記のように色々な傾向を持つ人がどこにでもいる」、と思って運転しなければならないことを、改めて実感したのでした。
ブログ一覧 |
時事 | クルマ
Posted at
2011/08/15 14:11:42
タグ
今、あなたにおすすめ