私は、埼玉の家でも大阪の家でも、毎朝、NHKの「おはよう日本」を見てから出勤しています。その「おはよう~」でこの日特集していたのは、愛媛県にあるとべ動物園のゾウ、「媛ちゃん」のことです。
媛ちゃんは、母親象の「リカさん」から生まれたのですが、このリカさんは媛ちゃんを育てようとせず、なんと鼻でつかんで持ち上げて捨てようとする有様でした。その鼻でつかむ映像や、母親からの虐待から逃れるため、コンクリートの壁に隠れてリカさんに見つからないようにしている様に、心が締め付けられる思いがしました。
しかし、リカさんは媛ちゃんを嫌っているからそうしたのではありませんでした。象は群れの中で生活しながら、別の母親象が小象を育てる姿を見ながら子育てを学ぶのだそうです。リカさんはけがをして群れからはぐれていたところを保護されてこの動物園に来たため、子供の育て方がわからなかったのだそうです。
動物園の飼育係は、ついにリカさんと媛ちゃんを離し、人工飼育に切り替えました。しかし、象の人工飼育の例はなく、試行錯誤で進められました。例えば、小象に飲ませる母乳は人間の粉ミルクの成分に近いことを成分分析で調べてわかったり、小象が母親代わりの飼育係の姿を探して一日中歩き続けてしまうため、足が痛んでくるので保護をする靴を履かせる、といったことです。
人工飼育は成功し、媛ちゃんは今年5歳を迎えることができました。人工飼育を進めるうち、徐々にリカさんにも母性が芽生え始め、今では後で生まれたトム君とともに、家族一緒にいるとのことです。
なんとも朝からしんみりした気分になってしまいました。小象も親象も、優しそうな眼をしていて鼻を器用に動かして、大型の動物なのにかわいらしく見えます。動物園にはもうしばらく行っていませんが、エビスサーキットに行くとサーキットよりも動物を見たい年頃になっています。
そして今週の「妖怪人間ベム」は、紺野まひるさんが子供を虐待する母親役で登場します。この設定の時点で、単なる勧善懲悪ものにはならないことが予想されます。ベムが紺野まひる女に、人間の母親としての在り方を説くのでしょうか???
そうそう、「妖怪人間ベム」の公式掲示板ですが、40歳代男性が「ベムたちと邪悪な妖怪との対決アクションにしないと視聴率は落ちる」だとか、10歳代女性が「もっと笑える要素を入れて」などと言っている他は、支持する意見が多くなっています。しかしまあ、意見を持つのは自由なのですが、、、ちょっと痛いですな。。。。
大阪の家は集合住宅なので、動物は飼えません。動物がいない生活って、なんだか味気ないですね。
ブログ一覧 |
時事 | 日記
Posted at
2011/11/11 00:58:41