2012年07月14日
ジェットストロークさんにブルーバードシルフィを入庫す
この日は、3月半ばから計画していた「フェンダーバー」、「ルームバー」の取り付けのため、千葉県鎌ヶ谷市にある「ジェットストローク」さんに車を入庫しに行きました。
これまでもブルーバードシルフィは、埼玉日産さん、ガレージシロクマさん、ディーランゲージさんに入庫させたことがありますが、今回はたまたま検討を始めた時に「部品も特価」というジェットストロークさんのブログが載っていたため、「試しに」という気持ちでお願いしたのでした。何より、当初はルームバーを自分で取り付ける予定を立てていたため、「それなら部品代が安いところにお願いするに越したことはない。」というのがその理由です。
ジェットストロークさんは、ボデーカスタマイズでは雑誌や自動車関連のショーでデモカーは見ていますが、本当に信頼できるお店であるのか、施工前にもお店を訪ねています。作業場の様子、店内の様子、説明の具合、働いている人の表情や接客、いろいろさりげなく見させてもらいましたが、しっかりしていました。
中でも、作業に取り掛かる前に「事前説明書」を渡されたのにはびっくりしたなあ。私もいくつかのお店にお世話になっていますが、こういうものをもらうのは初めてです。お店の成り立ちがボデーワーク中心で預り期間が長くなることと、お客さんには若年層の人が多く、車のことをすべて理解しているわけではないから、の対策なのでしょうか??時代の流れとはいえ、現代にカスタマイズ店を営むことの難しさを垣間見ました。
6月帰省時にルームバーを受け取り、そちらは自分で施工するはずでした。しかし、気温が上がってきたこと、帰省時には意外にすることが多いことなどから、ルームバーの装着までお願いしてしまいました。DIY派の私としては、ちょっと恥ずかしいことです。
そしてこの日、昼前に車を預けて私は帰宅、翌日受け取る約束で作業を進めてもらいました。帰宅後、私は床屋に行こうと思いましたが、なんとなく家にいたほうが良い予感がしたため、家の用事を片付けていました。そうしたら、案の定、お店から作業進行の相談について電話がかかってきました。もともと部品はマレーシアの「N16アルメーラ」用の部品であり、G10ブルーバードシルフィは兄弟車とはいえ、細かいところが異なるかもしれません。ある程度覚悟はしていましたが、作業をされていた方は結構大変だったのではないか、と思います。
ルームバーについて
事前にB15セントラに取り付けている様子の海外のサイトを案内していたため、全くボルトオンだったようです。作業進行中、私への相談はありませんでした。
エアダクト、ホースについて
主にこの車に乗るのは母であり、母はもちろん、私も「レーシーな雰囲気」になることは望みません。従って、バンパーグリルを切ってダクトを表に出せば、その効果は非常に良く発揮されるでしょうが、私にはどうしても踏ん切りがつきませんでした。
また、ダクトホースの位置についても、インナーフェンダーを切ればよりエアクリーナーケースに導ける、とのことでしたが、ここまでのことは私は望みません。妥協案として、ダクトはナンバー付近にバンパーレインフォースから吊るす形で配置、ダクトホースはインナーフェンダーとフェンダーの隙間までの配管としました。
終わってみての感想は、目立たなくて非常に結構です。が、欲も出てきて、「もうちょっと左の方にずらそうかな?」「バンパーグリルを切っても良いかな?」と感じるようになってきました。検討しましょう。
フェンダーバーについて
これは、私にとってもお店にとっても、最大の難所でした。まず、フードレッジの部分に、このバーを装着する穴が開いていない、という自体に直面しました。まあ、これは私もお店の人も、作業前から覚悟はしていました。ところが、穴が開いていない場合は穴を開けるだけでは済まず、開けた穴の向こう側にナットを用意し、そのナットとフェンダーバー側から来るボルトを共締めするための工具を入れる「作業穴」を開けなければならない、とのことでした。
これには私も電話口で沈黙してしまいました。
「ボデー剛性を上げるためのパーツをつけるため、ボデー剛性に重要な役目を担っているフードレッジに穴を開けるのは、剛性アップの点から本末転倒ではないか」
ということです。ジェットストロークさん曰く、「板厚が薄い、剛性には寄与していない部分に穴を開けるので、影響は少ない」とのことです。
私はボデーワークの専門ではないので、穴を開けることが正しいのか正しくないのか、自分の知識の中では判断がつきませんでした。しかし、コロナではもともとその部分に穴が開いていること、ジェットストロークさんでは、普通の重板金作業もしていて、この部分の板厚などについては、私よりもずっと経験があるであろうことなどから、ジェットストロークさん側の判断を信じ、任せることにしました。
また、バー自体の造型が甘いようで、右側バーはフェンダーに当たり、バー自体を削らなければならなかった、とのことです。これについては、バーを削った上で補強板を当て、形を整えてもらいました。
また、ドアヒンジ上下を結ぶ棒の部分もフェンダー後部の鉄板に当たり、フェンダー側の加工が必要となったとのことです。これについては、フェンダー後部に「エンクロージャー」状に溶接されていた鉄板のスポット溶接部分を、ドリルで揉むことで外してありました。
ここまでの、鉄板部分の改変に関わる部分はその都度電話がかかってきて、場合によっては画像がメールで送られてきて、私の判断が尊重されました。
今回の部品取り付けは、結果として「板金塗装も得意なお店」にお任せして良かった、と感じられたのでした。
そんな訳で、ウルトラレーシングのフェンダーバーは、気軽にお勧めできるパーツではありませんでした。取り付けにあたって、重大な決意が必要な部品でした。
ジェットストロークの皆さん、作業ありがとうございました。(翌日のブログに続く)
ガレージシロクマさん、ディーランゲージさん、今回は浮気してしまってゴメンナサイ。他にも検討中の作業が色々とありますので、またお邪魔できるときに伺います。何しろ埼玉に帰っても、時間に余裕がなくて。。。
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ブルーバードシルフィ | クルマ
Posted at
2012/07/23 00:42:17
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