
この日は、前日に続いてベストモータリング同窓会の第二部に参加しました。場所は、河口湖です。昨夜の夜ふかしがたたってか、起きたのは午前7時でした。それでもまだ眠く、今月初めからの風邪でかなり体力が落ちていることを実感しました。
現地に向かう手段としてブルーバードシルフィとコロナがありますが、折からの空気抵抗軽減策の効果を試す絶好の場と考え、ブルーバードシルフィに決定しました。また、出発の時まで決めていなかった行路は、首都高経由の中央道を避けて、東北道-圏央道-中央道の「急がば回れ」を選択しました。が、久喜ジャンクション付近で30分ほど渋滞、また途中、おそらく熊本へ応援に向かうと思われる栃木県警のバス、パトカー隊列があったために、ゆっくりした走行を強いられました。
集合場所である谷村パーキングには、なんとか定時に到着できました。そこから隊列を組み、皆で会場に向かいました。途中、フェラーリに追い抜かれましたが、調律が取れた快音とでも言いましょうか、独特な音色を奏でる姿を堪能しました。
開場は午後二時すぎでしたが、その分参加者の方々といろいろ車の話を出来ました。むしろ、この時間がもっと長くても良かったように感じました。
昼食は会場向かいのうどん店でいただきました。私は初めて山梨県でほうとうを頂いたのですが、家で食べるものと比較して汁はさっぱりしていて、麺は歯ごたえがありました。やはり、現地では一度食べてみるものですね。
昼食後は、会場に移動してベストモータリング鑑賞会と、大井貴之さん、桂伸一さんのトークショーでした。
ここでの話もブログに書くことは控えますが、「個人商店主が一堂に会すると、たとえ大人でももめる」、ということをうかがわせるお話でした。
トークショーの後は、ポルシェ体験会でした。私は、敢えて好みに合わない、クロスオーバータイプのマカンの後席に乗りました。定員乗車と多少の登坂路をものともしない加速こそが、この種の車を帰る人に許された特権なのだな、と感じさせるものでした。エンジン音は極めて躾けられていて、急加速以外では静かなものです。加速音は、フェラーリとはまた異なった、硬質な音質のエンジン音でした。
駆動力配分は、当然ながら後輪寄りとなっています。走行中の急加速でも、一瞬後輪がスリップしようとするほどです。これほどの太いタイヤを滑らせるとは、相当な大トルクを発揮しているのでしょう。
乗り心地は、当たりが硬めであり、ストロークするとやや柔らかさを感じさせるものでした。この種の車でもポルシェブランドとなるとロールを避けるのでしょうが、もう少し柔らかい乗り心地でも良いと思います。特に、当たりが硬いのはあまり気持ちが良くないものです。ショックアブソーバーの微低速領域の減衰力を落とすか、サスペンションブッシュの前後コンプライアンスをもう少し大きくすると良いのではないでしょうか?いずれにしても、ポルシェとしてはちぐはぐ、お金持ちの普段使いの車ということでしょうね。
さて、そんな試乗会の合間を縫って、タネテツGTさんとえむしい34さんには運転で、レジェンドクーペにお乗りの方には私が運転で助手席着席で、当家ブルーバードシルフィを試乗いただきました。遠慮なくお乗りいただくこと、3人乗車では登坂路でかなりアンダーパワーを感じる車であることから、私は同乗を遠慮しました。それぞれの方が、チューニングの方向性をお感じになったことでしょう。
そうこうしているうちに、会はお開きになって帰途につくのでした。そんなわけで、昨年とは異なって2日断続開催となったベストモータリング同窓会ですが、お金を出しただけでは決して得られない、貴重なお話を聴いたり体験したり出来た会でした。次回以降は、「それぞれの参加者のマイカー自慢と、プロのご意見頂戴」コーナーもあっても良いかなあ、と思うのでした。
私自身のブルーバードシルフィ高速道路試験の感想は、別ブログにいたします。
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会合 | クルマ
Posted at
2016/04/26 23:18:51