NHK総合「クローズアップ現代 100年に一度の大変革？世界で加速”EVシフト”」を見ました

　先日のNHK総合「クローズアップ現代　100年に一度の大変革？世界で加速”EVシフト”」を、ようやく見られました。証券会社系統合研究所のアナリストの田中雄樹さんという方と、自動車アナリスト（？）の中西孝樹さんという方を招いていました。

前者がEVシフトは急激に起こると唱え、後者はEVシフトはゆっくり、地域限定、と唱えていました。電動駆動化されることは間違いないのですが、証券取引という点から言うと、変革があったほうが利益は上がるのだろうな、と思えてしまいます。番組自体は、かつての「クライスラーネオン」騒動のように、半ばパニックのような描写でした。

　それはともかく、電気でモーターを動かす技術の点から語る番組や本の少ないこと。専門技術者を除く周辺技術者の方は、写真でおすすめする本（交通新聞社 電車基礎講座）をお読みになり、運転、販売、整備に備えると良いと思います。





直流直巻モーターを駆動用に使用しない理由、誘導電動機と同期電動機の違い、ブレーキ制御など、ノウハウとして知るべきことはあるのですが、騒ぐ人といえば、「電気をモーターに流す」だけなのですから。車を経済商品として語ると、なんだか底が浅く感じられてしまいます。