「白衣の戦士」第一話に、4分で挫折す

　予告通り、「白衣の戦士」第一話を見ました。出来具合があまりにひどく、4分間で挫折を決定しました。ただし、作品自体は最後まで見続けました。

このドラマは、話の脈絡が出来ていません。今回のお話では、
「主人公が点滴速度を間違えたと疑われる、タナカさん」
「腸閉塞で入院、生意気な態度をとる高校生」
「主人公二人の紹介」
を描いています。

「タナカさんは、ほぼ突然容体が急変、しかし無事回復するシーンのみ描かれます。」
「高校生は、生意気な態度を取ったのちに突然病院を脱走、ハンバーガーを食べて容体が急変、主人公が気道確保を行って事なきを得る」

これらの出来事が、突然画面に出てすぐに解決してしまうのです。主人公は、バッタバタと走り回るだけの演技をしています。「元ヤンキー」という設定は、演技が出来ない主人公のアラを隠すための設定なのでしょうね。とってつけた印象がぬぐえませんでした。

全体的に、雑さが目立つ脚本でした。「ナースのお仕事」と、似て非なる仕上がりです。第一話というのは、何か月も前から準備しているので、たいていの作品では良い仕上がりを見せるものです。ところが、このドラマでは第一話からいきなり、「バッタバタ」の製作状態であることがうかがえる仕上がりになっています。

これでは面白くなるはずもなく、サッサと挫折を決意するのでした。それは放送開始後4分目、主人公が高校生時代のヤンキー同級生と居酒屋にいるシーンでした。