2021年07月05日
リカちゃんコマ送り動画と若年女性の実生活
昨日YOUTUBEを見ていると、突然人形のリカちゃんが映し出された動画がおすすめとして出てまいりました。私の記憶の中にあるリカちゃん人形は、それこそ直立状態固定で、体のどの部分も動かせないものでした。その意外性に、見てしまうのでした。
見てみると、若年女性の様子を人形を介して表現したものであるようです。在宅勤務の様子、テレビ会議システムを用いた飲み会の様子、就職活動や新人教育を受けているときの様子、そして添付の「女性同士の飲み会」を描いた様子などが出されていました。
いずれも、人形を少しずつ動かしては撮影する、素人にしては手の込んだものです。いや、あるいはメーカーが匿名で取り組んだのかもしれません。
しかし、コロナウィルス期とはいえ、私にはある種の古さを感じました。私の勤務先には女性が少なく、コロナウィルス期のはるか前から、男性同士でも飲み会が極めてなかったことにもよるのかもしれません。しかし、私の勤務先以外の方でも、概ね同じではないでしょうか。
このような女性同士の飲み会が出てきたとされるのは、1993年か1994年です。この時期は、景気の急激な悪化により、女性に飲食物をおごれる余裕がある男性の数が減少しました。すでに飲酒量や喫煙量が増えていた女性は、自分の給与で飲酒や喫煙を続けたのです。これを、「オヤジギャル」と呼びました。
ほどなくオヤジギャルOLは職場で自然減、アムラーの時代が来ました。男性に負けまいとする行動様式は、飲酒、喫煙を増進させました。その姿を描いた漫画、ドラマに「ハッピーマニア」(1998年)というものがありました。稲森いずみと藤原紀香が主演で、男性の目を見にせず男性に取り入れられようとする二人のドラマでした。
しかし、翌1999年に埼玉県内でストーカーによる女性殺害事件が起こると、この種の自由奔放な女性の傾向は急減速していきます。この年の夏の「ギャルブーム」のピークとともに、2004年頃からの「エビちゃん、優ちゃん、もえちゃん」ブームまでには消滅したのでした。
この種の自由奔放な女性は、ドラマやに目の中にいることは確認しています。しかし、実生活ではどうなのでしょうね。私がまだ職場内飲み会があった頃に店内を見まわしましたが、いないような気がしました。わざわざ聞き込み調査まではしていないので、実際のところはわかりません。私は、「昔は、近所のおじさん、おばさんが悪いことをした他人の子供を叱っていた」と同様に、いつの間にかあったことにされている「都市伝説の類」ではないか、と思うのです。
まあ、そんな堅苦しいことはさておき、動画を楽しんでください。
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Posted at
2021/07/05 19:53:34
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