2021年09月19日
機動戦士ガンダム「ククルスドアンの島」が映画化!
数日前にインターネットのニュースで、機動戦士ガンダム「ククルスドアンの島」が映画化されることが報じられました。
まあ、アニメーションの映画化というのは完成して見ないと安心できないもので、宇宙戦艦ヤマトも何度再映画化されると報じられたことでしょう。現代は、「製作委員会方式」となり、一種のファンド化していますので、資金を調達しやすくなったのかもしれません。
さて、この「ククルスドアンの島」ですが、初代ガンダムの中では、きわめて異色の作品です。昔のアニメは話ごとに実制作会社が異なり、仕上がりのスケジュール調整が大変だったそうです。そのため、「ボトルショー」形式で、主ストーリーとは関係ない話を組み込み、スケジュール調整を容易にしていたのだとか。初代ガンダムはその数が多かったものです。
ストーリーは、以下の通りです。
ホワイトベース(味方の空母)のレーダーが、ジオン(敵軍の名称)の存在をキャッチした。アムロ(主人公)がコアファイター(味方の飛行機)で偵察に出ると、そこは小島でザク(敵のロボット)がいた。ザクはアムロのコアファイターに岩を投げ、墜落させてしまう。
アムロは、ベッド(布団を敷いた寝床)の上で目を覚ました。ザクのパイロット(搭乗員)の家で介抱されていたのだ。アムロを介抱していた女性と子供たちに、アムロは「君は騙されている」と言うが、女子と子供たちは「アムロはドアン(今回のゲスト)のことを知らないからだ、と言う。
アムロはコアファイターを探すが、見つからない。その姿を見てドアンは、「自分は昔ジオンの一兵士だったこと、部隊の命令で街をせん滅していたこと、その時にこの女子と子供たちの親を殺してしまったこと、泣きじゃくる女子と子供を見て、部隊を捨てる決意をしたこと。」を語った。
ところが、そこへジオンのザクが攻めて来る。ドアンは手持ちのザクで、アムロはドアンからコアファイターの位置を聞き、ガンダムに換装する。ジオンのザクとドアンのザクが戦い、ドアンは辛くも勝利する。
ドアンに対し、アムロは「あなたに染み付いた戦争のにおいがジオンを読んでいる。自分に掃除をさせてほしい。」と言い、ドアンのザクを海中に投げ捨てる。
ドアンと子供たちは、この島でずっと幸せに暮らすことだろう。
主ストーリーとは無関係ですが、サブストーリーとして秀逸な物語です。私が子供の頃はあまり好きでない話でしたが、大人になるほどこの話の脚本の良さと、背景にある物語の奥深さが感じられるようになってきました。どちらかというと、ザンボット3に近い話でしょうかね?映画化が楽しみです。
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Posted at
2021/09/19 22:51:37
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