
ディレッツアDAYは、暑いながらも車の性能を十分に引き出して走行し、楽しんでまいりました。講師や事務局の方の熱意と感じの良さで、楽しい時間を過ごせました。
ところで会場となった「つくるまサーキット」は、以前「丸和オートランド那須」と名乗るダートトライアル場でした。なお、名称の変更はネーミングライツによって行われたもので、経営は変わらないようです。ダートトライアル専用場所だったのが、10年ほど前に場内にミニサーキットを敷設しました。それが好評だったからなのか、ダートトライアル場の大半を舗装路として、新たにサーキットとしたものです。
私は、丸和オートランド時代に学校のクラブ活動で、3回ほどここに来たことがあります。当時はまだ場内に岩場がたくさんあり、岩場だった那須地域の開発史の片りんを目にすることが出来ました。現在は、岩場にミニサーキットが築かれたり、当時とは通路の目付が異なったり、パドックが舗装されたりと、近代ミニサーキットの雰囲気になっていました。
訪れたのは各校クラブ同士の大会の場でした。当時の学生というのは、まだまだ学校の枠を超えての交流はありませんでした。私は、「もしほかの学校に通っていたら」という気持ちで、他校の同種クラブの様子を見ておりました。すると、選手が車を後退させるときに下級生などが、
「オーライです、オーライです」
などと言い、選手を誘導しています。
私の学校は、
「運転手が車を後退させるのに、他の人間が誘導することほど危険なことはない。ましてや、交代する車の後方に立つなど自殺行為も良いもの。運転手は運転手の責任において後方を確認し、自分で判断をして交代走行をさせる。」
とかいう理由で、選手を誘導しませんでした。そもそも、緊急事態で「オーライ」ではなくなったらどうするのでしょうね。
まあ、手前味噌ながら、私は私の学校のクラブの考えの方が正しいと思います。「オーライです」などと声を掛け合った方が、クラブ活動としての一体感は感じられるかもしれませんが、それは「学生的チームワーク」です。
そんな、昔の思い出に浸るのでした。
そして帰り際、場内の散水車両の撮影を忘れていたことに気づきました。
こちらは、日産ディーゼルの大型トラックで、通称「レゾナ」シリーズとされています。自然吸気ディーゼルエンジンながら共鳴過給を狙ったエンジンを搭載しています。旧モデルと比較して角ばったボディと大型ラジエーターグリルを採用し、劣勢だった日産ディーゼルの市場を増進させたモデルです。
こちらは、いすゞの大型トラックで、俗称「ゴリラ顔」と呼ばれているものです。トラックのフルモデルチェンジの定義は難しいのですが、昭和40年代後半に登場したモデルのキャビンを、ビッグマイナーチェンジしたものです。私はフルモデルチェンジだとばかり思っていましたが、意匠が角ばっただけで、穴や付属品の位置は同一、フロントガラスの周囲は丸いままなどと、細かいところは初期モデルと同じ形状でした。
そうこうしているうちに暗くなり、私は帰途に就くのでした。行きとは若干道路を変え、矢板市街をなるべく通らない細い道を選択しました。途中で疲れが出て30分間ほど仮眠をしました。宇都宮市高根沢からは往路と同じ道になりましたが、交通の流れはよく、午後8時半頃には帰宅できました。
車の運転の練習をし、思い出にも浸れて、楽しい一日を過ごせたのでした。
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走行 | クルマ
Posted at
2022/08/28 00:16:29