こんばんは。
今週末は 9/9 (日) 救急の日ですね。その日はちょうど日曜なのでいろんなところでイベントがあったりするのでは?と思います。
総務省のウェブサイトには
案内もあり、
---以下は総務省ウエブサイトより一部抜粋
「救急の日」及び「救急医療週間」は、救急業務及び救急医療に対する国民の正しい理解と認識を深め、救急医療関係者の意識高揚を図ることを目的に、昭和57年度に定められ、以来、9月9日を「救急の日」、この日を含む一週間(日曜日から土曜日まで)を「救急医療週間」としています。
期間中、全国各地において、消防庁、厚生労働省、都道府県、市町村、全国消防長会、公益社団法人日本医師会、一般社団法人日本救急医学会、その他関係機関の協力により、各種行事が開催されます。
--- 抜粋ここまで。
今月は、台風、地震と災害が発生し、今まさにに活動されている消防の方もいらっしゃると思います。
その消防の救急活動、そして救急について考え、知る良い機会かなと思います。
私は病院の事務職員なので、AED の使い方とか研修で習ったりするのですが、なかなか頭では理解していても実際研修では思うようには動かないです。訓練って大事ですね。
… … …
8月某日、職場にあるところから郵便物が届きました。
なんだこの封筒…。
よく見ると

なんか趣味では身近な会社名が (笑)
今年春に、
トヨタテクノクラフト株式会社 (TRD)、
株式会社ジェータックス、
株式会社トヨタモデリスタインターナショナルが統合して
株式会社トヨタカスタマイジング&ディベロップメントとなりました。
※リンクはプロトコルが http://…なので、警告が表示される場合があります。
「なんだろね~。」 と開けてみると…
おわっ!そこにはトヨタ救急車のカタログが。
某オークションなどで見たことあるので、その存在は知っていましたが、まさかそれが手元に届くなんて…。年がいもなくワクワク感が。

ちなみに、トヨタカスタマイジング&ディベロップメントから届くかといいますと、すべての救急車がそうではありませんが、トヨタ救急車は TRD でおなじみの旧トヨタテクノクラフトが製作しているって知ってましたか?その関係もあって、営業として送ってこられたのでしょう。

ご挨拶文も入ってました。(文中の『転院搬送における救急車の適正利用の推進について』はこちら→
(総務省消防庁) PDF ファイル)
中身、
気になるでしょ?
では、皆さんと共に見ていきましょうか。

表示を開くとこのページが現れます。

次はパッケージング。私の職場は救急病院なのでやってきた実車を見ることももちろんありますが、このスペースに効率よくいろんな機材が適切に配置されていることには驚きます。それでいてスペースが広いんですよね~。
トヨタ救急車には、病院などが使用するトヨタ救急車と更に高度な救命医療に対応する、いわゆる消防隊が使用するハイメディックがあります。
病院の救急車は、 (病院の規模や役割にもよりますが) 主に病院から病院へ転院をするときに使用します。なので、ハイメディック程の機材は載ってることは少ないと思います。とはいえそれは病院要望などにより実際の架装状況は異なるでしょうから一概には言えないと思いますが。
ハイメディックの売りは、このページの防振ベッドでしょうか?寝台…救急車のストレッチャーはそのまま救急車の台に押し込めば足が折れる構造になっていますが、当院の救急車の台側はこのような構造になっていません。
この台にストレッチャーを載せれば車側の揺れを押さえる構造ですが、心臓マッサージの時はロックもできることは知りませんでした。(いわれてみれば…そうだよな。)
ライトや電源、ウォッシャブルフロアなど細かいところまで配慮が聞いてますね。さすがです。

このあたりは、架装オプションの実装例ですよね。でもホントにきれいなレイアウト。

お次はトヨタ救急車。ハイメディックと比べるとシンプル。

各種収納ですね。ちょうど運転席側のスライドドアを開けると倉庫みたいな感じになってます。地域によってはバールとか斧とか…いりますよね。

エクステリア (外装) です。
「ハイエースならともかく、救急車のくせにメッキのパーツが多いのは如何なものか!」…って一時期思っていましたが、以前みたネット記事では、救急走行時に救急車が来ていることをいち早く知らせるためにこのような仕様になっているとのこと。太陽光やパトライトなど光りをキラッと反射して目立つための仕様なんですね。

内装。この辺は元の車がハイエースぽいところが残っていますね。とはいえ、
パトライト社のパトライト関係が救急車感を思いっきり出しています。

安全性能。このあたりはハイエースと同じかな?ハイエースには TOYOTA Safety Sense が設定されましたけど、救急車もそのうち対応になるのでしょう。むしろ邪魔になるのかな?パトライトならしている間は連動して無効とか将来的はありそうです。

意外に救急車ってガソリンエンジンなんですよね~。いろんなモノを載せているので燃費はあんまりよくないと思いますが。

たしかハイエースよりもハンドリングは切れる設定になっていたと思います。(切れるから前輪はこうなっている…的な説明をどこかで見たような気がします。)

救急車の主要装備一覧表と主要諸元表。
なかなかみられないですよ。こんなの。型式とかもあります。末尾に "-H"が付くとハイメディックのようですね。([2WD] CBF-TRH221S-QFPDK-H, [4WD] CBF-TRH226SQFPDK-H)
そしてもう一つ注目したのが、価格表がない。
まあ、救急車は社会的に見ても特別な車両ですし、1台1台がオリジナルで需要に応じて仕様が異なりますし、何といっても特装車ですからね。そうかな~と。
でも、価格は1千万円台ぐらい (幅がある) で、同社の Lexus LS 並です。載せる資機材がこれに加わるので実際はもっと高いかも。
働く車は総じて高いですよね。
ということで、救急の日にちなんで、物珍しい救急車のカタログを見てみました。
あんまり詳しいことは知らないので、解説は少ないのですが (^^;)
楽しんでいただけたら、そして、救急車、救急に対して考えるきっかけになれば幸いです。
【関連リンク】
・総務省消防庁:
https://www.fdma.go.jp/
└平成30年度「救急の日」及び「救急医療週間」[
PDFファイル]
【関連ブログ】
・その車、TRD 製。 - 2012年02月23日
https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/blog/25549475/
・人間を救うのは、人間だ Our world.Your move. - 2018年03月11日
https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/blog/41204979/
※カタログの情報は2018年6月版 (C) 2018 TOYOTA MOTOR CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.
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Posted at
2018/09/06 23:01:46