(2)「VISION X COUPE」の考察
多くの評論家やユーチューバーは否定的な見解を示しているが、私にはこの2台が、サイズや装備やパワートレインは大きく異なるだろうが、Cセグメントの次期MAZDA3およびBセグメントのCX-3/MAZDA2の後継車に見える。マツダの現行B・Cセグメント車が市場で苦戦している現状を踏まえると、刷新の兆しと捉えるのが自然ではないか
まず、MAZDA VISION X COUPE だが、これは現行MAZDA3のデザインからキープコンセプトでモデルチェンジをすることだろう。ただ、この車種がX(クロス)という文字表記から考えるとクロスオーバー/SUV系に振ることも考えられる。
(3)「VISION X COMPACT」の可能性
またMAZDA-VISION X-COMPACTはタイで生産されるであろうマイルドハイブリッド/PHEVになる可能性がある。SMALL群として現在のMAZDA2(DJ)のアーキテクチャーは既に古いことから第7世代のMAZDA3やCX-30/MX-30のアーキテクチャーから対応していくのではないだろうか。
セダンと言えば…今回は90年代からトヨタの中大型セダンの一つだったトヨタウィンダムである。販売当初からのキャッチコピー「Are You WINDOM?」は、今でも耳に残っているほど印象的だった。
それは私らの世代はウィンダムといえば特撮のカプセル怪獣の名前だったからだ。
さて、このウィンダムの登場の背景として日本国内の高級車市場が拡大する中、大ヒットしていた三菱・ディアマンテに刺激を受けたトヨタが、従来のトヨタ車とは一線を画す、前輪駆動・V型エンジンという新たなコンセプトを採用し、北米市場をメインマーケットとして1991年9月に登場した。