現在のEVのシフトは他国の自動車メーカーが日本車の内燃機関やハイブリッドで太刀打ちできなくなっていたこと、またマイルドハイブリッドでお茶を濁すわけにいかず、日本車の先へ行きたくてEVに舵を取ったことが見えてくる。特に中国はEV天国と思っていたが、火力発電の比重が多いのに自国の自動車企業を育成するためにEV開発に舵をきったようだ。そして2019年にNEV(New Energy Vehicle=新エネルギー車)規制でHEV外し、つまり日本車外しを行ったのだ。ところが、EVのインフラが追い付かなかったことや自国のメーカーから悲鳴が上がり結果的にはHEVを認めると方針を変更してきたようだ。
EVがクリーンなのか?という疑問には、マツダと同じ視点から説明をしている。いわゆる「Well to Wheel(油田からタイヤを駆動するまで)」でやはりEVのCO²の排出量は大きいとしている。したがってCO²の排出や様々な課題でBETTERなのはHEV(ハイブリッド)であるという。
また私も、EVの動力性能をフルに使うようなことをすれば一気に電力は消費するのではないかと思う。また航続距離を延ばすためには電池の容量が増え、車体全体の重量も増えることから道路にも悪影響を与えるのではないかと思う。