2023年12月16日
一年ほどまえにマツダは、中期経営計画のアップデートおよび2030年の経営方針について」と題して今後の経営方針等を発表した。その中で来年の2024年までは「電動化への開発強化」の期間で、そのためLARGE商品群によって利益をあげ、その利益から財務の強化を図り体力をつけるとした。
そして2025年から2027年は「電動化への移行期間(Transition )としてPHASE2に入るということだった。この期間はマルチ電動化技術をフルに活用していくということだった。
今月になって、新社長に就任した毛籠勝弘社長はあちこちのメディアに出演をし、インタビューを受けている。その中で、今後2030年までにグローバルで7~8車種のBEVを展開する予定であり、小型車には搭載をしないと述べているようだ。
Moro-san said engineers working at the e-Mazda division will likely settle on three electric motor sizes, with outputs ranging from 70 to 110kW. Single- and dual-motor layouts are also expected.
The new suite of electric cars will reportedly concentrate on crossovers. Moro-san said there likely won’t be any small cars because batteries for those segments are too expensive.
以下翻訳
毛籠勝弘氏によると、e-マツダ部門で働くエンジニアは、出力70kWから110kWまでの3つの電気モーターサイズに落ち着く可能性が高いという。また、シングルモーターとデュアルモーターのレイアウトも想定されれている。
伝えられるところによると、新しい電気自動車のスイートはクロスオーバーに集中する。毛籠勝弘氏は、小型車はバッテリーが高すぎるため、小型車は登場しないだろうと述べた
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ということは、MAZDA2やMAZDA3のEVの可能性はかなり低くなったと思われる。ただ、SUVになるとバッテリーの搭載が比較的楽になるため、モーターも高出力にしやすいのではないだろうか。そうなると7~8種のSUVとは何だろうか。CX-90、CX-80、CX-70、CX-60、CX-50、CX-30で6車種、これにMX-30…、CX-20?これで8車種となる。
さてMAZDA2やMAZDA3の存続を考えるとすればマイルドハイブリッドやストロングハイブリッドということになってくる。そしてこれは、先述の発表の中にあるマルチ電動化技術をフルに活用して、未だ発表されていない「新しいハイブリッド」のユニットの搭載が予想される。ハイブリッドであることからこれはロータリーを使ったストロングハイブリッドと予想してしまうのだが、現在のR-EVの燃費では市場での優位性を感じさせないのだが、この課題をどう解決してくるのか…。
ロータリーエンジンは低回転域が苦手だという。このため、レシプロエンジンのようなエンジン回転数を低めに抑えて走行すると、益々燃費が悪化する。だが、ロータリーエンジンの最も効率の良い回転数は3000rpmらしい。低回転の領域を主としてモーターが主役として走行を果たすようなエンジンであることが予想できる。
そして、このユニットを搭載した車は、インフラの整備が遅れる地域や整備ができない地域が主戦場となるのではないだろうか。
そうなるとMAZDA2やMAZDA3をモデルチェンジをして搭載するのか、あるいはモデルチェンジをせずにこの新しいハイブリッドを搭載するのか、今後のその点が気になるところである。
Posted at 2023/12/16 23:45:54 | |
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2023年12月10日
先月29日午後15時ごろアメリカ空軍の第353特殊作戦航空団所属で横田基地配備のCV-22Bオスプレイが、鹿児島県屋久島安房地区の東側約1km沖合の東シナ海に墜落した。
しかし、10月19日午後2時22分頃、鹿児島県徳之島の徳之島空港に米軍の輸送機オスプレイ1機が緊急着陸したばかりだった。
この時はなぜ緊急着陸をしたのは、危険を回避する予防着陸だったとしているが、午後6時57分には整備員などを乗せた普天間所属の同型機1機が着陸した。危険回避の詳細は説明はされず、その後友軍機と再び飛び立っている。
V-22の運用した頃から、この機体についての事故は報道されることが多い。米政府や米軍はこの機体の事故率を示し、他の期待より安全であることを発表しているが、今回ばかりは全世界のオスプレイ飛行停止を発表した。この事故は本国でも報道されている。
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またこちらでは米軍の輸送機C-130ハーキュリーズも我が家の上空の高高度を通過しているようである。また、先日は徳之島空港に沖縄の南西方面隊第9航空団所属のF-15が飛来、タッチ&ゴーの訓練を行った。これだけ米軍や自衛隊の動きが活発になっているのはやはり中国の急激な軍の増強であることは間違いない。
その中でのこの事故である。不思議に思ったのはこの事故の乗組員の捜索に米空母のカールビンソン(CⅤN-70)が派遣されたことである。
捜索のため人員を必要とすることもわかるのだが、もっとふさわしい艦船があったはずだ。となるとこの周辺の中国海軍への哨戒任務であるかもしれない。
ウィキには「V-22の事故 」としてページが上がっている。今回、目撃者の話では「事故機は左のエンジンから火が出て、進行方向右に180度回転し、上下逆にひっくり返り爆発を起こし、1~2回ほど回転した後オレンジ色の火を噴き、10秒ほどで垂直に墜落」したという。
事故調査が公表されなければ明確にこのV-22の欠陥は分からないが、試作段階でエンジン内で潤滑油が漏れる事故を起こしている。プロペラの向きを変え、進行方向を変えるこの機体にはかなり複雑な機構と強度が必要であろう。そうなるとこの試作段階での問題が関係しているのではないだろうか。
池上彰氏の「第3次世界大戦 日本はこうなる」でも中国の海洋進出と台湾有事での日本への影響を取り上げている。
ウクライナ侵攻 そしてイスラエルによるガザ地区への攻撃、北朝鮮の軍事衛星の打ち上げ、そして中国の度重なる周辺国家への圧力(今日もフィリピン軍船に中国海警局の船が衝突や嫌がらせをしている 。また無人島に滑走路を建設)など今年はかなり軍事的なニュースが増えてきた。第2次世界大戦から既に80年余り、再び世界は戦争への道を歩み始めるのだろうか。過去の大きな犠牲を学んで戦争を未然に防ぐことはできないのだろうか。
Posted at 2023/12/10 23:06:02 | |
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