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クリューのブログ一覧

2023年02月20日 イイね!

松本零士氏逝く

松本零士氏逝く既報ですが、松本零士さんが85歳で旅立たれました。

みなさんにとって松本零士さんの作品で印象に残っているのはどんな作品だったでしょうか?
私は「宇宙戦艦ヤマト」です。中には「銀河鉄道999」という方もおられるだろうし、「宇宙海賊キャプテンハーロック」、あるいは「1000年女王」、はたまた「惑星ロボ ダンガードA」「SF西遊記スタージンガー」という方もおられるでしょう。

私が松本零士さん監修の宇宙戦艦ヤマトに出会ったのは小学校低学年でした。「宇宙」「戦艦大和」「艦載機」「戦闘配置」‥‥そういった専門用語を知るきっかけにもなりました。テレビのアニメと違ってマンガの方では決して楽しいストーリーいうものよりは「コクピット」シリーズに見られるような戦争の悲しさを訴える作品が私には印象的でした。

たとえば「スタンレーの魔女」「成層圏気流」「音速雷撃隊」「悪魔伝の七騎士」…どの作品も戦場での命の大切さ自分の愛する女性に対する思い、男のプライドみたいなものを感じさせるものだったように思います。
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特に「成層圏気流」は長っ鼻のフォッケウルフのかっこよさもさることながら男としてのかっこよさも感じさせる作品の一つでした。
松本零士さんの作品は共通して戦闘機や戦車などの武器の精密な画像も魅力もありますが、ウルトラマンや仮面ライダーとは違うものが流れていて大人の作品だったように思います。またこれが後の新谷かおるさんの「エリア88」と共通するような気がします。
また、「零士メーター」と言われるようなさまざまなアナログメーターもメカニック好きには魅力的だったと思います。
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特に、宇宙戦艦ヤマトも後に西崎義展さんと訴訟までになりましたが、私はこの作品はやはり松本零士さんの作品だと思っています。確かに宇宙空間航行の話しはベースとして西崎さんにあったと思いますが、太平洋戦争や戦艦大和のデザインをベースに艦載機の搭載やキャラクターのデザイン(例えば、ドイツのナチスの様なデスラー総統=ヒトラー総統、ヒス副総統=ヘス副総統、さらにはドメル将軍=ロンメル将軍など)、さらにはストーリー性も逆太平洋戦争のようなミッドウェー海戦を七色星団の攻防、沖縄上陸戦をガミラス本星での戦いに見立てているのは、明らかに松本零士さんの発想ではなかったでしょうか?
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後のキャプテンハーロックや銀河鉄道999とも両作品が関係していくのも面白かったですね。後年ロボットブームで「惑星ロボダンガードA」は訓練の話が何話も継続することから批判もあったようですが、キャラの設定は松本零士さんらしいものでした。また西遊記をベースにした「SF西遊記スタージンガー」も上げられますが、やはり「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」「宇宙海賊キャプテンハーロック」「1000年女王」ほどの零士色は薄められた感があったように思います。

今後、反戦といったメッセージ性のある漫画家は時代性から出てこないのではないでしょうか。きっと、戦後という時代だったからこそ、ヤマトやハーロックといったアニメのヒットにつながったと思います。昨今はファンタ―ジー空間というか仮想空間でのものにが多くみられるようになりましたが、手塚治虫さんや松本零士さんのような漫画家はだんだんと少なくなっていくのかもしれません。
ご冥福をお祈りいたします。
Posted at 2023/02/20 23:50:38 | コメント(3) | トラックバック(0) | 時事 | その他
2023年02月19日 イイね!

欧州議会の決定はどのような影響があるのか…。

欧州議会の決定はどのような影響があるのか…。2月14日に欧州連合議会は2035年以降はガソリン車とディーゼル車の販売を禁止するという法案に合意したという報道が流れた。事実上EV車へのシフトとしている。

この法案は「FIT for 55: zero CO2 emission for new cars and vans in 2035」というもので、FIT for 55の「55」とは乗用車と小型商用車のCO²の排出量をCO2排出量の削減率を指す数字で、欧州域内で2030年時点に販売する乗用車について、2021年比でCO2排出量を55%削減することを目標にしているというものである。
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この法案は賛成が多かったというのはなさそうである。調べてみると、賛成340票、反対279票、棄権21票ということからも意外に大差ではない気がするのは私だけだろうか。どうやら昨年はイタリア、ポルトガル、スロバキア、ブルガリア、ルーマニアの5カ国は、充電インフラを充実させるためには時間が必要であり、また、消費者としても、高額なバッテリーEVを購入するには時間が必要となる、との理由から、削減について2035年時点で90%、2040年時点で100%とするように主張していたという。
さらに、長時間の議論の末、EU27か国の環境大臣は、ドイツが提案した「ハイブリッドと(脱炭素を可能にする)代替燃料の気候目標達成効果について、2026年に判断する」という妥協案を含めるかたちで、リミットを2035年として合意したらしい。(ベストカーのネット記事より
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そして新車の生産台数が年間1000~1万台、または商用車の生産台数が年間1000~2万2000台の少量生産メーカーは、2035年末までは規制の適用を免除される可能性がある。年間10000台未満のメーカーは、その後も引き続き免除される見込みだ。ということはランボルギーニのようなモンスターカーを製造するメーカーは免除ということになるようだ。

したがって「事実上」という言葉が使われていて、2025年までに、EU市場で販売される自動車とバンのライフサイクル全体にわたるCO2排出量に関するデータを評価および報告するための方法論を提示し、必要に応じて立法提案をするという。

また2026年2月までに、欧州委員会は排出制限値と実際の燃料およびエネルギー消費データとの間のギャップを監視し、メーカー固有のCO²排出量を調整するための方法論について報告し、適切なフォローアップ措置を提案するという。→  
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ということは例えば、法案の通りではあれば、PHEVやレンジエクステンダーなども排除されることになるわけだが、この様々なデーターからまだ内容が変わることも考えられる。
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なぜ、欧州連合は結論を急いだのか。これはどうも理想を掲げてはいるが、その裏にはなんとなく影がありそうだ。
というのも昨今のSDGs(持続可能な達成目標)の考え方が広がり、環境政策へ投資が影響しているようだ。ESG投資というE(エンバイロンメント:環境)、S(ソーシャル:社会性)、そしてG(ガバナンス:企業統治)という面での投資が各メーカーに影響を与えているらしい。昨年トヨタがEV車を一気に公開したのもこの件が影響しているという。
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また、ウクライナ紛争によるエネルギー政策への不安もあって電気代の上昇、ロシアからの天然ガスの供給の件や「万が一」の状況に備えて、エネルギー全体のあり方についても欧州の国や地域で様々な動きが生まれているという。

今まではどちらかというとアメリカのカリフォルニア州の規制についてよく言及されてきたが、今後は欧州の規制が主流になると言われている。

ただ、このEVシフトは評価されると思うが、両手を上げて称賛してよいものだろうか。コバルト使ったリチウムイオン電池の製造にはまだまだ課題があってコバルトはコンゴ民主共和国がシェアが2016年では56%だという。また、コンゴ民主共和国は1998年には内戦があって政情不安のためか、この発掘には児童労働が報告されていたり、またこのコバルトの供給に絡んだマフィアの存在もあるという。そしてこの精錬する企業も中国メーカーの占有率が高いらしい
そのため、リチウムイオン電池については日本メーカーにはかなり難しい曲面を迎えるかもしれない。

もちろんコバルトに頼らない電池の製造も始まっている。ニッケル、鉄、アルミニウムベースの正極を表すNFAと呼ばれる、ニッケル酸リチウムの誘導体で、リチウムイオン電池の正極の製造に使用できるようだ。これらの新しいバッテリーは、急速充電、エネルギー密度、費用対効果が高く、長持ちするように設計されているという。とはいってもまだ価格から考えると供給問題や製造の問題まで考えるとコストが低減されるにはまだ時間を要するだろう。

そして俯瞰してみるとこれらの問題は欧州を中心にした先進国だけで話が進んでいるということだ。まだアフリカ、南アメリカなどまだまだ電気というインフラが行きわたっていない国はたくさんあるのだ。そしてそれらの国々では自動車は大きな移動手段であって、長距離移動をすることも多いはずだ。ということはこれらの国々でEV車は高価であって使うにも困難である。もし、日本車が完全EVにシフトをするとそれまで様々な国々で販売してきた内燃機関の車はなくなるということになるわけだ。また、それを補うには現地生産するための工場を新たに立ち上げないといけないということになる。果たしてそこまで考えているメーカーがどれだけいるだろうか。



マツダにとってもこの法案は新しい曲面を迎える人もいるという。一つにはロードスターだ。もし、ロードスターを内燃機関をもった車として製造するなら、マツダ本社から切り離して、ロードスターだけのメーカーとして存続することを予想している人もいるらしい。しかし,マツダはこのことには全く言及はしていないが…。
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さらにZEV(ゼロエミッションビハイクル=二酸化炭素排出ゼロの車)として立ち上げたユーグレナ社からのバイオ燃料、次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」を使った車をどのように市場投入していくか。
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2035年まであと10年あまり。CO²問題はまだまだ影を落とす可能性があって地球規模で考えなければならないが経済と環境とさらには自動車関連企業で働く雇用問題など、課題は山積みである。
Posted at 2023/02/19 09:52:37 | コメント(1) | トラックバック(0) | 自動車産業 | クルマ
2023年02月18日 イイね!

面倒くさくても…

面倒くさくても…先日、また高齢者ドライバーのひき逃げ事故の報道があったばかりだったのだが…。


片側二車線の大きなバス道路でのこと‥‥。反対車線は、地元で有名な蕎麦屋さんの前には工事による軽めの渋滞が起きていた。
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私の走行する車線は全くのクリアで気持ちよく走行をしていたのだが、
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ん?

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えええええええええええええ!
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逆走!? 
多分に蕎麦屋で食べた後、渋滞が起きていたので車列から頭を出さずに逆走して本線に戻ろうとしたのだろうが…。
こわいよ~。

Posted at 2023/02/18 16:53:03 | コメント(1) | トラックバック(0) | モラル | クルマ
2023年02月17日 イイね!

オリジナルよりも映画の方が

オリジナルよりも映画の方が今夜、公開日のレイトショーで「シャイロックの子供たち」を見に行った。池井戸潤の原作でご存知の方も多いことだと思う。
シャイロックとは、シェークスピアの戯曲「ヴェニスの商人」に登場する強欲な金貸しのことで、指定された日付までにシャイロックに借りた金を返すことが出来なければ、シャイロックに彼の肉1ポンドを与えなければいけないという話である。

 原作は2006年の1月に発表されていて、池井戸潤氏はそれまで企業小説というものが多かったそうだが、エンターテインメイント好きなミステリ読者に読んでもらいたいとの気持ちが強くなり、エンタメ作家として痛快で単純に読者に楽しんでもらえるような作品として『シャイロックの子供たち』を書いたそうだ。
 既に井ノ原快彦主演で昨年WOWOWではドラマ化されていたわけだが、今回小説ともドラマとも展開が異なる、映画独自のキャラクターが登場する完全オリジナルストーリーとなった。そういうことで原点にして最高峰と銘打っているわけだ。

私自身原作は読んではいないが、ネットサーフィンでの概要からすれば、映画のストーリーの方が良いと思った。また主演の阿部サダヲが堅苦しくなりそうな雰囲気を和らげるので、消えた10億円のミステリーの謎解きを楽しくさせてくれる。

今まで「空飛ぶタイヤ」「七つの会議」そして今回の「シャイロックの子供たち」とみてきたが(「あきらとアキラ」を見逃してしまった)、「シャイロックの子供たち」は、半沢直樹に近く悪者は退治されるという流れだ。

2時間は間延びすることなく、最後まで一気に見終わることができた。仕事帰りや休日に気分転換するにはいいかなと思う映画であった。
Posted at 2023/02/19 00:09:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | 映画 | 音楽/映画/テレビ
2023年02月12日 イイね!

MAZDA3とカローラとプリウスを試乗して思う。

MAZDA3とカローラとプリウスを試乗して思う。プリウスは私にとって非現実的な価格になったため、カローラスポーツの方がより現実に近いと思った。そこで試乗をさせてもらうことにした。しかし、実際にはカローラセダンしかそのディーラーにはなく、セダンの1.8ℓハイブリッドの試乗をすることができた。
カローラシリーズは昨年10月にマイナーチェンジを行いセダンはガソリン車が1.5ℓ、スポーツは2ℓとなった。

さて、1.8ℓのハイブリッドだが、プリウスの試乗後であるので共通する部分では無音でこの上なく上質であることだ。足回りは万人受けするであろうソフト感である。かといって決して柔ではない。カローラのプリウスより私に合っていると思った点はより車らしいということである。その一つが操作系とメーターである。
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プリウスのステアリングのボタンは様々な機能が集中しているのだが、覚えるまではステアリングを見ながらということになりそうだ。これはカローラも同様ではあるが、デザイン上は分かりやすい気がする。
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またメーターについても車然としているメーターはステアリングの邪魔にならず、視認性が良い。これはシフトについても同じで昔ながらというか伝統的な方法で操作したところに移動してどこにギアが入っているかというのが分かりやすいのがカローラである。
スペックはもちろん今回の新型プリウスの方が優れているのだが、燃費はというとカローラの1.8ℓハイブリッドの方が良いし、車の価格もプリウスよりも安価である。
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ではMAZDA3はどうか。
運転席に座ってインテリアで比較する。Aピラーは寝ているが、そこまで気にならないのはプリウスとカローラと同様である。しかし、決定的に違うのはドアミラーの位置である。MAZDA3はドアミラーがかなり手前に設置されているので自分には見やすいと思った。
また、メーターについても様々な情報が結構多く表示されるトヨタ車に比べ、従来の自動車のメーターに忠実なMAZDA3の方が分かりやすいと思った。
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走行性についてはどの人にも勧められるのはトヨタのプリウスやカローラだと思う。MAZDA3の独特のしっとりとした乗り心地はよいが、凹凸を拾うこともままあるので、これは好みではないかと思う。加速については確かにハイブリッドがいいかもしれないが、MAZDA3もそこまで力不足を感じることはなかった。もちろんシグナルグランプリをするようなドライバーにはトヨタのハイブリッドが良いかもしれない。

Cセグメントという群雄割拠の市場の中でベストワンを選ぶのは難しい。その中でプリウスは性能は素晴らしいが、高価格である。カローラは若干価格は抑えられる。MAZDA3はこれら2車と完全に比較は難しいがこの2車にない魅力がある。性能や燃費については既にMAZDA3にはアドバンテージはほぼない。したがってカタログを見る限りは、プリウスやカローラに軍配があるとみていい。

しかし、スタイリングとインテリアの魅力はプリウスとカローラにない色気がある。また、運転をする楽しみにもトヨタ車にないフィーリングがある。
その昔、シルビア、セリカ、カペラC²、プレリュードといった車は2ドアクーペであることやセダンと違うスタイリングからスぺシャリィティーカーと呼ばれた。

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このMAZDA3の開発主査の別府耕太氏は「車で行こう(tvk)」の中でこの車をスペシャリティーカーとして開発をしたことを述べている。このことから、性能重視ではなく、オーナーがこの車を所有すること、乗ることを誇らしく思い、愛着を持てるような車を目指したわけだ。
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奇遇にもプリウスは従来の燃費重視のハイブリッドカーから「愛車」と呼ばれるような愛着を持てる車へと変貌した。かつて自動車評論家の徳大寺有恒氏はセダン全盛時代に自動車はセダンの時代はいずれ終わり5ドアハッチバックの時代がやってくることを予見していた。そしてそれを裏付けるようにRVブーム、ステーションワゴンブーム、ミニバンブーム、そしてSUVブームと軽自動車の時代がやってきた。不思議にも全て2ボックスの5ドアハッチバックの時代になった。
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しかし、本流の5ドアハッチバックはスペシャリティーカーに移行してくのではないかという気がする。実用性重視の箱が2つではなく、後部座席をある程度割り切り、室内は狭く、無駄にも見える傾斜や車高の低さが魅力に映る時代になりつつあるのではないだろうか。
Posted at 2023/02/14 22:44:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | mazda3 | 日記

プロフィール

「【本編】『ガメラ2 レギオン襲来』2週間限定公開視聴中‥‥・  https://www.youtube.com/watch?v=UkweHUJbIeg
何シテル?   04/27 16:15
妙にこだわりのあるへんなやつですがよろしくお願いします。あまりうまくしゃべれません・・・・人付き合いが下手です。泣 最近、突然フォローの申請をされる方がおられ...
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