2022年11月29日
EVが巷に販売されて、どこかでEVを見るのも普通になってきた。テスラやリーフ、そして行政機関で使われているi-MiEVなど電気自動車というのも現実に走行している。
既にご覧になった方も多いと思うが、池田直渡氏の動画は、かなり深い切り口でそして世界の実情や現在のバッテリーの生産について語っておられるのでぜひ、ご覧いただきたい。【脱炭素の基礎】カーボンニュートラは電気自動車にすれば解決するという問題ではない!!(ベストカーチャンネル)
少々学校の講義ぽくなるが、一つ一つ今経済界で言われている燃費規制や制約について詳細に説明されている。30分程度のお話なので最後まで見ていただきたい。
今後はさらに国産車はもとより輸入車もどんどん見られるようになってくるだろうが、今回の動画を見ると生産、インフラという面でかなり多くの課題があるようだ。
私たちは単純に生活の必需品としてできるだけ地球環境に悪くないようにしたいという気持ちからEVを選択したいと思うのだが、そこまでにかなり大きな課題や直面する政治の駆け引きがあるということが分かる。
マツダが先日発表した内容でも完全にEVに舵を取ることを言明はしていないのも、そこにあると思う。先進主要国では普通に電気は供給できるかもしれないが、そうではない国家でも車は必需品であり、使用されるとなると高額な車は購入できない人たちがいて、電気のインフラ整備のない国々もたくさんあるわけだ。そのためには、内燃機関も含め様々なユニットを持つことが逆にメリットにもなる。
以前もブログに著したが、現在の電動化の流れはトヨタのハイブリッドに太刀打ちできない欧州メーカーの一発逆転を狙った国まで巻き込んだ政策という見方もある。
確かに型を先に作らねば中身が伴わないこともあるが、やはり地球全体の自動車がEVになるのはまだまだ遠いという気がする。
Posted at 2022/11/29 19:38:31 | |
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