ご存知の通り、シンガー谷村新司さんが8日に他界されました。みなさんは谷村新司さんのどんな曲を聞いていましたか?。
私が谷村新司さんの曲に出会ったのは中学生の頃でした。もうその時はアリスが解散間近でしたが、当時の友人の兄がアリスの大ファンで、そのカセットテープをダビングしてもらったのが始まりでした。特に部活動の試合や試験が近づいてくると「チャンピオン」をかけて自分を奮い立たせていました。
ご存知の方もいると思いますが、この曲にはモデルがいて1970年代に活躍した「カシアス内藤」というボクサーだそうです。
東洋ミドル級のチャンピオンまで上り詰めますが、その後、スランプに陥り、引退。
谷村さんが、作家の沢木耕太郎さんと対談をした時に、そのカシアス内藤が復帰しようとしていると聞き、取材に同行させてもらう事に。4年前に引退していた、カシアス内藤の、復帰にかける執念に心を動かされ、谷村さんは、ボクサーをテーマにした曲作りを始めました。そこに、下積みから這い上がった、自分たちの姿を重ねていたとも聞いています。
だから曲の始まりはアコーステックギターの、力強いイントロから入る、アップテンポは聞いている人の気持ちを昂らせてくれます。これが、私には凄くヒットしました。もちろん「冬の稲妻」のアップテンポも自転車をこぎながら口ずさんでいましたっけ。
そして次に刺さったのは真逆のイメージの「群青」でした。映画「連合艦隊」のエンディングでヒロイン古手川祐子(当時もきれいでした)が夫との間に生まれた子供を海辺で遊ばせているシーンで流れていました。大型模型の戦艦大和を見に行ったはずが、「群青」の切ない歌詞に惹かれてしまいました。
そんな流れで周囲に惑わされず生きるという「昴」も心打たれ… 曲の公開からは、ずれてしまいますが、学生時代には山口百恵の「いい日旅立ち」に惹かれました。
どの曲も歌詞に大きな意味や流れがあって、当時のテンポの良いダンス系ミュージックとは違うものでしたよね。
そういえば、小川知子さんとディュェットとした「忘れていいの ~愛の幕切れ~ 」では谷村新司さんが小川知子さんの服の中に?手を入れるという演出が話題になりましたね。
後年は24時間テレビで「サライ」を歌っているところをみましたが、先日大病をして療養をしていることを初めて知りました。
谷村新司さんのご冥福を祈りたいと思います。
Posted at 2023/10/17 21:32:12 | |
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