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2022年08月20日

セダンと言えば…その26 トヨタカローラセレス / スプリンターマリノ 1代限りのHTセダン

セダンと言えば…その26 トヨタカローラセレス / スプリンターマリノ 1代限りのHTセダン セダンと言えば…今回はトヨタカローラセレス/スプリンターマリノである。デビューは1992年である。当時はホンダのインテグラ(HT 1989年デビュー)、ニッサンプレセア(HT 1990年6月デビュー)、既に発売されており、その後も同じ年にスバルインプレッサも発売された。いずれもドアに枠がないハードトップセダンであった。
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 1.8ℓ~2.0ℓでトヨタカリーナEDやブルーバードで圧倒的な支持を得たピラードハードトップがだんだんと当時の大衆車と呼ばれるクラスまでに投入されたわけだ。その中でも後発に当たるのがセレス/マリノである。

ロー&ワイドでスポーティーなインテグラ、CMで見返り美人と和風テイストなデサインのプレセア、ワゴンとセダンとラリーベース車両を持ったインプレッサとライバルがひしめく中で、セレス/マリノはJTCCに進出した記憶がある。
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自分の中ではなんとなく尻下がりルックなこの車には今一つそそられることがなかった。むしろデザインティストはインテグラの方が、それこそ「カッコインテグラ!」ではないがかっこよかった。

 この頃ニッサンのデザインが尻下がりルックが目立ち始めた時期で、あれほどエクステリアのバランスが取れていたU12 ブルーバードがモデルチェンジしたU13ブルーバード(1991年デビュー)のセダンが、あるいはレパードJ.フェリー(1992年デビュー)はこの尻下がりルックを採用し、いずれも販売不振になった。多分にこの頃にセダンのエクステリアに何か新しいものをと取り入れたのが、尻下がりルックなのかもしれない。 また、90年だから始まったRVブームもセダン市場を縮小させたこともあってセレス/マリノも販売不振に終わった。
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また、1.6ℓはレビン/トレノと同じ、ツインカム20バルブエンジンである4A-Gを搭載していたが、インテグラのなどと性能は、ほぼ互角とはいえ後発の強みを生かせなかった。
振り返れば、このカローラ/スプリンターのHTは当時のスクープ雑誌でかなり前から掲載されていたが、なかなかデビューすることはなかった。かなり前から企画は立ち上がっていたのかもしれないが、EDなどの棲み分けをどうするかでタイミングを待っていたのかもしれない。1993年カリーナEDの2代目(5ナンバーサイズ)から3代目にモデルチェンジをしたときが3ナンバー(車幅が1700㎜越え)になった。その前年にセレス/マリノのデビューをしているので、ED/EXIVが3ナンバー化が決定したところで発売の見通しがついたのではないだろうか?
トヨタのヒエラルキーを遵守したことが、ライバルから後れを取ったのかもしれない。(あくまでも推測だが…)
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また、このRVブームの頃から言われ始めたのが後席の空間の広さである。家族での移動を踏まえ、前席だけではなく、後席の居住性も重視され始めたのである。結果、通勤時1人でしか利用しなくても、休日の移動を事を考える人が増えたのであろう。結果、クーペライクなハードトップセダンはスタイル重視ということもあって選択から外れていったのかもしれない。
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そのためか、先述のJTCC投入も販売増を狙っての投入だったかもしれないが、参戦は継続されていない。

普段の生活の中で何を重視するかというのは時代によって変遷するのだが、セレス/マリノにとっては厳しい時代のデビューだったのかもしれない。
ブログ一覧 | セダン | クルマ
Posted at 2022/08/20 23:20:23

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この記事へのコメント

2022年8月21日 8:08
ヾ(*°∀°* )ノハイハイ!
ワインレッドのマリノに乗ってました
あっ!ワインレッドのDA型インテグラにも乗っていましたがw
尻下がりは、言われて初めて気付きました
リアスポが付いていたので、全く気になっていませんでした
インテグラと比べたら、内装は圧倒的にマリノです
なんと言っても、あの高品質で有名な101レヒ/トレと共通ですから(セダン系とは別デザインです)
σ(・д・。 )乗ってマリノは後期型のGだったので、エンジンも黒ヘッドが乗っていました

で、今インテグラとマリノのどっちが欲しいって言われたら、
圧倒的にマリノです
つか、歴代My所有車の中でも、また欲しい車ランキングの上位に来ます
ギュっと引き締まったスタイルが自分に無い物ねだりです好きなんだだと思います
コメントへの返答
2022年8月21日 22:07
おおおお!そうでしたね。元オーナー直々のコメントありがとうございます。
そうなんです。リアスポがあるのとないのとでは全く雰囲気が違うんですよ。素のスタイルではいまいちなんですよね。
当時のトヨタはセルシオの開発によってパーツとパーツの隙間や内装の品質が極端にレベルアップした時期でしたし、トレノと同じエンジンですものね。反対にホンダは軽量のボディに高回転まで回るエンジンの組み合わせとでは、やはりインテリアとバランスの取れたマリノが馴染むというのは納得できるところです。
傍目からはわかりませんが、両方を乗っていたオーナーだからこそわかることってあるんですね。ちなみに歴代My所有車のまた欲しい第1位は何でしょう?気になります…。
ひょっとしてH社のプ○○。ー○でしょうか…?
2022年8月21日 22:52
こんばんは。
これのマリノ後期型を大学時代の友人が所有していて、何度か乗せてもらいました。
もう狭いの一言に尽きるクルマでした。
でも、当時のHTブームとトヨタの営業力でかなり売れていたイメージ。
このタレ尻は、明らかにバックしづらそうなクルマで、リアスポ必須だったかと。
これの前からHTの企画があったんですね。初めて知りました。
もしかして、前モデル90系スプリンターのCMキャッチコピーが「気分はHTフィーリング」(うる覚え)だったのもその名残だったのでしょうか。
コメントへの返答
2022年8月21日 23:32
こんばんは
ハードトップセダンはスタイル重視のスペシャリティーカーに近いところがありますから、犠牲になるのはどうしても室内になってしまいますね。
そうなんです、リアスポがあると普通に思えるのですが、無いとまた違うんですよね。バックについては↑の方に効かないとわかりませんが、バックカメラのない当時はリアスポがマーカーの代わりになっていたかもですね。
よくぞ、覚えておられましたね。マリノのことを調べていくうちに「HTフィーリング」とCMで言っているんです。カローラとの差別をするためだったとは思いますが、リアドアのウィンドウのデザインを変えているんですよね。そこで「HTフィーリング」と言っていたのだろうと思います。
ちなみに動画ここに
https://www.youtube.com/watch?v=HP2n7bOyFh4

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