昨年ぐらいから雑誌ではカローラーの3ナンバー化が報じられ、ついにネットではスクープ記事までアップされた。
なぜに、今ごろになって3ナンバーなのか?
私が思うにその理由として、
1 対輸入車対策(国内市場の奪回)
2 モデル統一によるコストの削減
3 市場の5HBの抵抗感が消え、セダンの市場が縮小したこと。
が考えられる。
国内市場で既にカローラアクシオは苦戦続きである。対抗馬はホンダのグイレスとなってセダンの市場の縮小はかなりものである。モデルチェンジしても、この価格帯での投入は利益が見込めない。プレミオやアクシオの大幅改良がそれと見ることができる。
コストの削減についてはヴィッツのプラットホームを利用しているとはいえ、5ナンバーにする限り今度はプレミオやアクシオをバッティングしてしまう。
それまではその仕向け地に適応した車を開発をしてきたが、元の通り海外のカローラと同一にすることでコストは削減されるとともに、それまでのモデルから高品質化にも繋がるとともに運動性能にも貢献するはずだ。つまり、世界戦略車として再び投入されるのではないだろうか?
海外モデルはこんなにかっこいい↓
さらにこのままの状況では輸入車に国内市場の主導権を握られてしまえば、国内生産が減少し雇用の問題が発生し、トヨタ自体の危うくなってくる。ミニバンで制し、ハイブリッドで他社を引き離しているとはいえ、軽自動車の販売拡大だけでなく、自動車離れのある今日、トヨタとて安泰とは言えない。
ハイブリッドでアクア、ヴィッツ、プリウスと主要なモデルにカローラを投入とするとこれらのモデルとの違いが必要になる。

その昔クラウンを頂点にヒエラルキーができた時代はクラウンとサイズを小さくしていくようなモデルであったが、現在ではそのようなモデルでも売れるのだろうか?

多分に対ゴルフとなるような実用性と操安性、低燃費とスタイリングが求められると思う。 5HBとなるとそのスタイルリングは意外とオーソドックスであろうが、フロントはカムリのようなより先鋭的なキーンルックとなるの予想できる。
ではカローラとしての特徴なんだろう?
トヨタ家の一員としてのマスクは継承しつつも、むしろ様々なエンジンを搭載できるのでないか?
考えれるのは現在のトヨタの技術からすれば、大体は予想ができる。雑誌では1.2ℓターボが主力となっているが今後欧州での電動化が叫ばれていることから、ハイブリッドはもちろん、プラグインハイブリッドを見据えて開発をしてはいないだろうか?また下手をするとモデル末期はEVとかレンジエクステンダーも搭載するかもしれない。
現在ダウンサイジングターボをシビックは搭載しているが、世界各国の市場が電動化を宣言している今、ダウンサイジングターボを新たに搭載するのは国内市場だけの限定的販売ではないだろうか?
また、トヨタが現在進めているコネクテッドも搭載してくるだろう。これにより様々なサービスが提供されるはずだ。これによりこのコネクテッドによる安全性とトヨタセーフティセンスによる相互の安全性能向上が図られるのではないだろうか?
ただ…ただである。マツダファン、スバリスト、ホンダ党から見たときに、車としての魅力…エンジン性能や操縦安定性、AWDの性能というという魅力がこれまでの情報を集めても見えてこない。ダウンサイジングターボでは、そうは多くの販売は見込めない。そうなると雑誌のとおりハイブリッドによる高性能となる。ただ、豊田章男社長のことである。なにかしら飛び道具が用意されているかもしれない。例えば、ヤリスに変わるラリーベース車…これはちょっと大きすぎるか…。

何はともあれ、今年の後半はカローラが発表されるとのことだ。また我らがマツダのNEWアクセラも来年の生産・販売に向けてモーターショーで発表されるのではないだろうか? 追記
スクープの動画は5HBであるが、雑誌にもあるようにセダンにおいてもやはり3ナンバー化してもおかしくないと思う。1700㎜を超える全幅は振り返るとマークⅡ・クレスタ・チェイサー兄弟とも同等ともいえる。既に開発がストップしているといわれるマークXや大型化したカムリ、さらに生産が終了したSAIをカバーすることも可能ではないだろうか?もちろんそのためには大衆車ではなく、プレミアム化し、今までのイメージを覆す必要はあるだろうが…。
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Posted at
2018/02/12 20:36:45