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2023年04月09日

EVシフト 雑感

EVシフト 雑感 この記事は「EU「2035年から内燃エンジンの新車販売を廃止」は、ドイツ人の67%が反対だった」と「はたして内燃機関は勝ったのか? EUが承認した「eフューエル」は予想以上にクセモノだった!?」について書かれています。

先日の欧州議会でのドイツの反対とe-fuelの認可はあちこちのサイトでも様々な反応があるようだ。これで内燃機関が継続できるという記事もあれば、e-fuelのコストの課題を挙げてe-fuelが普及しないということを述べる記事もある。

私が思うのは、EVについても内燃機関でも両方の車の二酸化炭素排出量の低減できるのであれば、越したことはないというのが今の考えだ。
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ドイツ国内にしても、他の国々についても環境の悪化は異常気象と絡んで深刻な災害を引き起こしているのは事実だ。

あちこちで二酸化炭素の排出の一番多いのは何かと調べると発電所などのエネルギー部門というものが多く、全体の40%ぐらいである。次は製造業や建設業というところもあれば、輸送部門というところもある。製造業や建設業つまり、工場などによる排出は昨今の二酸化炭素の排出する量を抑えてきているためか、25%ぐらいだったのが新しいデータになると17%ぐらいになり、反対に輸送部門が20%ぐらいになっている。(出展JCCCA)


また、排出量が多い国となると中国が第1位で約30%、第2位がアメリカで約15%ぐらい、第3位がインドで約6~7%、次いでロシア(約5%)そして日本が第5位約3%である。また一人当たりの二酸化炭素排出量となると第1位はアメリカで14.5%、第2位はなんと韓国になり11.3%になるという。

これらのことから、このデーターだけから考えれば、電気に頼るということは現状では日本は逆に二酸化炭素を増加させることになるので、クリーンエネルギー?たる原発に頼りたいという意見が出てもおかしくはない。

風力発電や太陽光発電は、気象任せもあって安定性に欠けるし、水力発電はダムを建設したあと、土砂を取り除く作業や台風時や大雨の際の水量の調整が難しいことから今後建設はあまり推進できない気がする。したがって欧州のようなペースでのEVの普及には無理を感じるのである。
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また、中国のEV政策は、世界的な自動車産業でのリーダーシップを目指しているのと、自国の急激な産業構造の変化による大気汚染などの解決策として普及させていると聞いている。ところが、火力発電が主流であることから、EVの生産に当たって二酸化炭素が排出してしまうことになるわけだ。
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現在世界の自動車産業は20世紀末のアメリカBIG3の時代から、経済的に発展した中国やインドの親会社が欧州のメーカーの株主になっている。そう考えると中国やインドが自国の企業の利益を優先するがゆえにEVを政策を動かしているという取られ方もできるかもしれない。また、中国の国内にはレアメタルといわれるリチウム、コバルト、グラファイトの加工・精製能力が高く、欧州や北米企業は依存している。また、産業政策としてEVサプライチェーンの国内開発を目的として推進している。
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今まで私たちは、国内市場でのEV、あるいは欧州でのEVというものの見方をしてきているのだが、様々データーを見てくると簡単に論じることは難しい気がする。
ドイツが反対した理由には国内の雇用問題を危惧していて、それは他の反対を表明しているイタリアでも同じだという。また、インフラの整備されていない欧州の国々も反対をしているのに、なぜ、EV政策を急いだのか…。

単純なメーカー同士の競い合いだけではなく、その背景にある株主や国家の影も見えてくると、まだまだEVシフトは大きな動きがありそうな気がする。
ブログ一覧 | 自動車産業 | クルマ
Posted at 2023/04/09 23:02:29

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この記事へのコメント

2023年4月10日 7:33
おはようございます

今後我が国の、いやいや世界のEV戦略がどうなる事やら?
わたしが🚙&免許返納の9年後?までにはEVに乗ってみたいですね

先日入手した話ですが、輸入車を数多く手掛けるディーラーが我が地で今話題の安価チャイナ電気自動車の販売の噂があるようで、その担当者談では話は進んでるとかでした😲
コメントへの返答
2023年4月11日 20:44
こんばんは~。
手っ取り早く乗りたいのであれば、ミツビシ&ニッサンのサクラ/EKクロスでしょうか…。セカンドカーというよりサードカー扱いになるかもしれませんが(笑)。

今回のChinaのEVはかなり積極的に売り込みをかけているよですね。そうですか…こちらにも…。テスラがそれなりに売れているので、車の信頼性がえることができれば、一気に行けるかもしれませんね。

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