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2025年03月02日

セダンといえば…その50 トヨタコロナ サブネームのないコロナの最終モデル

セダンといえば…その50 トヨタコロナ サブネームのないコロナの最終モデル セダンといえば…、今回はトヨタコロナである。現在は、コロナというと感染症のほうが知名度が高いが、トヨタコロナは、日産のブルーバードと「BC戦争」という販売台数を争ったこともある。

今回はサブネームが付かないコロナとしては最終モデルである。ちょうどこの時代RVブームが訪れ、セダンの売れ行きが落ち始め、この10代目のモデルの後はプレミオというサブネームがつけられ、そのあとはコロナのネーミングは消滅したことはご存じの通りである。
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T19系コロナは欧州での生産を念頭に開発をされ、欧州基準を踏まえ、パッケージングや空力特性を考慮したモデルである。この辺りは日産の初代プリメーラと共通するところがある。それだけ日本市場が、アメリカ車から欧州車に移行したことも言える。したがってスタイリングは先代の9代目の直線基調から、丸みを帯びたエクステリアになった。欧州では「カリーナE」と名称を変え、セダン、5ドアハッチバック、ステーションワゴンとモデルをそろえた。
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そしてこのステーションワゴンは実は国内では「カルディナ」と名称を変えヒットした。歌手の佐野元春がカルディナと並走するCMを覚えている方も多いだろう。
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しかし、セダンはそこまで受けなかった。同じく真面目に設計をされ欧州基準で開発されたプリメーラと違って「親父セダン」と揶揄した人もいるという。それだけ時代はRVブームに移行していたのかも知れない。

またこのモデルは国内ではグレードに「GT]を置かなかったモデルでもある。GTを置いてもヒットしないことをトヨタの販売サイドは見切っていたのかもしれない。カルディナは次期モデルでは「GT」「GT-T」のグレードを設定する。
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国内ではあまり注目されなかったセダンであるが、セリカと同じ3S-GEを搭載し200km/h以上で余裕の巡航が可能であった。このように欧州ではもスポーツイメージの強いセダンとしてロングセラーとなった。そしてモータースポーツでは結果を残し、「BTCC」に参戦。
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BMWやプリメーラ達と戦い、93年は総合で上位を占めた。当時、WRCでセリカがカストロールカラーを纏い、チャンピオンシップを争っていたことも相まって、BTCCでも同様のカラーを纏って戦ったこともあった。また日本ではJTCCでチャンピオンカーとなっている。
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車としては非常によくできた車だったという。しかし、ブームに負けた悲運のセダンともいえる。
ブログ一覧 | セダン | クルマ
Posted at 2025/03/02 11:07:00

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この記事へのコメント

2025年3月2日 11:34
おはようございますm(_ _)m

5ドアのコロナSFは、見たこと無いですね(;´∀`)
このカルディナは時々、スカイキャノピーを市内で見かけますw
コメントへの返答
2025年3月2日 13:04
こんにちは

私はリアルタイムでしたので小数ですが見たことがあります。
カルディナは結構頻繁に見た覚えがありますが、今はほとんど見てないですね~。
カルディナと姉妹車の商用バンじゃなんでもかなり積載重量が大きいようです。
2025年3月2日 17:35
こんにちは。
この世代のコロナは明らかに先行してヒットしたプリメーラのパクリデザインでしたね。同時期のマークIIもそうだったけど、リアのハイデッキのせいで後方視界が悪く、さらには丸味のデザインの影響でトランクの後端が見えにくかった。専用OPのトランク用コーナーポールがあったはず。(カッコ悪いせいか街中で付けてる車をみたこと無かった記憶)

レースの方もセダンだと今一なのを分かってか、国内JTCCではコロナエクシブがベース車でしたね。
コメントへの返答
2025年3月2日 19:49
この時期はプリメーラのショートノーズでリアがハイデッキというのが、セダンの王道でしたものね。おっしゃるようにコロナや2代目のアスコットもプリメーラの影響を受けていると思います。
トヨタにすれば、初めて欧州で現地生産し販売するということからできるだけ欧州車に近づけたかったようです。

JTCCでは、理想の重量配分やエンジン配置、低い車高とそれに合わせた最適なサスペンションを実現させるのが困難だったようでトップスピードを上げるために、車幅は大きくかつ全高が低く、メカ配置の自由度が高い、コロナエクシヴやホンダ・アコードといった3ナンバーボディの車が選ばれたということのようです。

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