
CTの 「(産まれ)故郷」 とも言うべき、福岡県のトヨタ九州宮田工場の見学に行ってきました。
以前から、この宮田工場を見学された方のブログを拝見して、「いつかは『匠』による品質管理でトヨタ車やレクサス車が生産されているこの工場を見学してみたい!」と思っていたのですが、その夢をやっと実現出来ました。
工場見学だけの為にで、愛知から福岡まで行くのは勿体無いので、子供達が喜びそうな観光も予定に入れて家族旅行にしました。
本当は、MyCTに乗ってこの宮田工場を訪れると、まるで 「CTの里帰り」 の様でいいかな? とも思いましたが、家族連れでの旅行でもあるし、片道10数時間(?)もの運転には自信が有りません(^_^;)。
そこで公共機関で九州まで移動することにしました。
<旅行概略>
① 1日目
初日は新幹線で 名古屋駅→小倉駅まで行き、小倉→大分まではレンタカーで移動し、7歳になった娘のリクエストで「ハーモニーランド」に行きました。
「ハーモニーランド」には夜まで居てライトアップなども見る予定でしたが、雨で寒かったのと、
かなり”寂れた”雰囲気のテーマパークだったので、3時間程で出てきて宿泊予定の別府温泉のホテルに移動しました。
夜は地元の料理屋で大分名物「鳥天」やお店の名物「特上天丼」、地元の「関あじ」を食しました。
② 2日目
2日目は、レンタカーで女性に人気のスポットである 「由布院」 に移動し、食べ歩きながら街並みを観光しつつ、
由布院駅では 4歳の息子のリクエストに応えるべく、半年以上先まで予約が一杯で超豪華な「SevenStars(七つ星)」の列車や、「由布院の森」などの九州の特急列車を見たり、
別府駅に戻って1区間ながら、実際に「由布院の森」と「ソニック」に乗ったりと、息子の為に 私は 「撮り鉄」 になって頑張りました。
この日も別府の観海寺温泉街に泊まりました。
③ 3日目
3日目は、レンタカーで宮田工場まで移動し、工場見学。その後は小倉まで移動してレンターカーを返却して、再び新幹線で名古屋まで戻りました。
(工場見学については、以下に詳しくUPします)
<宮田工場 見学の申し込み方法>
宮田工場の工場見学は、「一般の方向け」の工場見学と、「レクサスユーザー向け」の工場見学が有りまして、一般の方は工場に直接電話やメールなどで申し込む様ですが、レクサスユーザー向けの見学は、Dを経由して行います。
(恐らく、ゴーストユーザーを避けるためだと思います(^_‐))
具体的には、Dで工場見学用の申込書に必要事項を記入し、Dから見学を希望する工場へ申込がされて、工場から確認の電話が入り、後日 工場からも招待状が自宅に届き、その招待状を持参して工場見学を行く、といった流れになります。
<見学工場の種類>
もともと2~3月に工場見学を希望していまして、2月初旬から宮田工場のHPから工場見学カレンダーを見ていたのですが、2~3月はずっと見学不可となっていて、4月や5月も一部の日しか見学が出来ないと明示されていました。
どうしてなのかな?と直接宮田工場の見学課に電話で聞いてみると、
「HPのカレンダーは一般向けのカレンダーで、一般の方が見学をする建屋(第一工場)は
現在工事中で暫く見学出来ないけど、レクサスユーザー向けの見学は(一般向け用の
建屋とは)別の建屋(第二工場)を見学するので、土日や長期連休などの工場の稼動停
止日以外なら見学が可能です」
と教えて貰いました。
そして、レクサスユーザーには、特別に、一般向けでは見れない「塗装」工程 や 「匠」制度 の工程を見ることが出来ます。
後日判ったのですが、「SAI」や「CT」は第一工場、「RX、IS-C、ES」は第二工場で生産されている様で、ちょうど私たちが見学した3/31は第二工場しか見れませんでしたが、翌日の4/1だと「CT」が生産されていた第一工場が見れた様です(^_^;)。
また、見学の時間帯は、①9:00~11:00、②10:30~12:30、③13:00~15:00の3回有ります。
よって、工場見学を希望して申込書に記入する場合は、希望する見学日と見学時間も選ぶ必要があります。
また申込書には、「来場者名の掲示」を希望しますか?という欄も有り、「希望する」にしておいたら見学者名が掲示されます。
なお、レクサスを生産している工場といえば、愛知県の田原工場も有りますが、震災以降はこの工場の見学は受け付けておらず、現在 見学できるレクサスの工場は宮田工場だけの様です。
MyDのGMによると、
「レクサス(トヨタ)としては、最新の設備を備え、「匠」による特別な品質管理を行う宮田工場をアピールしたいのでしょう。
そういえば、極僅かしか居ないその「匠」の技術者を、以前 当Dに招いたことがあるんですよ!」
とも仰っていました。
トヨタ九州宮田工場見学HP
<工場見学>
①お出迎え
工場にレンタカーで到着すると、駐車スペースに「○○様」と、私の名前が準備して貰っていたのと、車まで案内係りの女性がお迎えに来てくれるし、見学棟に入ると、「○○様 代表:○○様」と大きなモニターに名前が出ていて歓迎して貰えました!(^^)!

この様な表示はラインの中にも設置されていて、現場の方の見学者への計らいも嬉しく感じました(^.^)。
名前が掲示されると特別扱いされたみたいで嬉しいど、ちょっと恥ずかしいですね!(^^)!
ちなみに「本日の見学者: 4名」となっていて、私たち家族4人だけでした(^_‐)。
中には宮田工場で生産されている車が展示されていて、九州の伝統工芸や宮田工場の匠の技との融合で作られた「輝匠」のCTも展示されていました。
(輸出専用車のESは この日は有りませんでした)
②おもてなし
PR館の館長さんと女性によって2Fの会議室に案内されて、Dのオーナーズラウンジの様に好きなドリンクを提供して頂けて、まるでDのオーナーズラウンジに来ている様な雰囲気でした。
その後、VTRを見たり、工場の説明を受けた後、見学に移りました。(セルシオなどが出てくるVTRで、内容はちょっと古い?気もしました)
この工場は、1991年に完成し、1992年から生産を開始したが、その頃 爆発的な人気だったマークⅡやチェイサーの生産を開始するが、バブルが弾け、暫く生産が低迷し、97年?から ハリアーの生産を開始して以降は生産台数が持ち直した・・・とのことです。
この2Fの会議室からは、完成して出荷待ちの多数の車や、テスト走行する車など、それらを見ているだけで結構楽しめます。
③見学
前述の通り、今回は第二工場しか見学できなかったのですが、この工場では 主に「RX」と(輸出専用車)の「ES」が作られていて、この第二工場は 「レクサスオーナー」 又は 「重要なお客様」だけが見学できる工場で、PR館から工場へはマイクロバスで移動し、工場内ではゴルフ場のカートの様な見学専用の電気自動車で製造ラインの直ぐ横を通りながら見学することが出来ました。
(電気自動車のシートにはムートンが敷かれていて、車にLEXUSロゴが入ってしました)
作業者の方もこちらを見ると会釈してくれるし、工場にしては非常に綺麗で静かで、感じの良い工場でした。
それと、一般的に塗装工場は消防法の関係で見学できる自動車製造工場は滅多に無い様ですが、この第二工場では、塗装ラインの直ぐ横に見学通路がセパレートした形で設置されているので、見学することが出来ました。
まとめて同じ色を塗装するのではなく、一台一台 色がバラバラの色で塗装されるのですが、その都度自動で色換えしてロボットで塗装したり、色別にノズルを持ち替えて人が作業するなど、意外な生産方法でビックリしたのと、塗装エリアの車の間隔が1.5mしか無かったりするのは驚きでした。
(↓ネットからの写真・動画)
残念ながら、工場内では一切撮影禁止なので、工場内の写真は有りませんが、見るもの全てが印象的でとても有意義な工場見学でした。
(見学の途中、2箇所で記念撮影して貰え、帰りに記念として頂けました。)
レクサス品質を作り上げる為に、「最新の機械設備」 と 「『匠』の技」 との融合で 品質を作り上げていく点が非常に印象的でした。
地元愛知では、土地柄 小学生の社会見学でトヨタの工場見学に行くのが定番でして、私が小学生当時に見学したのは「ターセル」「コルサ」などを作っていた元町工場?に行きましたが、その頃のかすかな記憶と比べても、設備から生産方法なども全く違ってて、驚きました。
まあ、30数年前の大衆車の生産工場と比べることが無茶ですよね(^_‐)。
④おみやげ
帰りには、私たち大人だけでなく、子供にもお土産も頂き、おもてなしを受けました。
お土産は、「九州の伝統芸の織物のタオル」 or 「ESのピンバッチ」 or 「RXのピンバッチ」から選びます(大人一人1個)。
子供には子供用の冊子やSAIの絵が描かれた組み立てるティッシュ箱を頂きました。
⑤お見送り
見学も終わり、レンタカーに乗って見学棟から車で出ますが、館長さんと案内の女性は深々とお辞儀をされ、車が見えなくなるまでずっと見送って頂き、とても感心しました。
<最後に>
CT購入以降、いつかは見学してみたいと思っていた九州トヨタ宮田工場をやっと見学することが出来て、とても有意義でした。
たまたま工場の桜も満開で、とても綺麗でした。
(工場の周りには、工場設立時に寄贈された桜が約1500本植えられている様です)
長々と失礼しました。m(_ _)m