ちょっとまえのネタになりますが、21年の秋頃から、東北地方にお住いの、とある方からご依頼を頂き、色々作っていました。
ご依頼頂いたのは、
①KF CX-5用 デコレーションパネル(下側左右) の巻き替え
②mazda3 MT シフトノブ の巻き替え ※3回
③mazda3 デコレーションパネルの巻替え(上側左右)
④mazda3 センターコンソールパネル(左右)の巻替え
①KF CX-5用デコレーションパネル(左右) の巻き替え
ご依頼頂いた方は、以前「ホワイトアイボリー」でのシフトノブの巻き替えを依頼頂いた方で、ご自身のCX-5はEXCLUSIVE-MODEのディープレッド内装ではあるものの、ホワイトが好きでシフトノブはホワイトのものを選ばれたようですが、デコレーションパネル(下側)も同じホワイトで巻き替えて欲しいとのご依頼を頂きました。
当初は、シフトノブと同じ「ホワイトアイボリー」の本革でのご依頼でしたが、大きな革が無かったので、純正ホワイト内装の近似色の合皮で巻き替えをさせて頂きました。
このパネルの合皮も、2mm程度のクッション材が貼られた合皮でしたが、パネルから合皮を剥がしてもそのクッション材だけがパネルに残ってしまい、このクッション材を剥がすだけで3時間以上掛かり、大変な作業でした。
クッション材を剥がした後は、パネルの表面にカス等が残らない様にしっかりと綺麗にしてから巻き替え作業を行いました。
角部に極力「シワ」が入らないようにするのが苦労しましたが、何とか無事に巻き替えることが出来ました。(写真は右側の小さいパネルです)
②mazda3 MT シフトノブ の巻き替え -①
こちらのMTノブも「ホワイトアイボリー」で巻き替えて欲しいのご依頼でしたが、純正のシフトノブがどの様な形状かを知らなかったので、ディーラーに注文して1個取寄せてみました。
曲面が大きいながらも、革一枚で貼られていて、何とか出来そうかな?とその時は思って、引き受けることにしました。
しかし、純正の様に1枚の革で巻き替えるのは非常に困難で、凹みと凸の曲面が大きいので、1枚で巻き替え様とすると、上側にどうしてもシワが入ってしまいます。
そこで、依頼者の方に了解を得て、NDロードスターの様に革を分割してステッチを入れる方法で了解を頂き、巻き替え作業を行いました。
NDロードスターは3枚の革での巻き替えですが、今回は依頼者の方の要望で、革を2枚で巻き替え、前後にステッチを2箇所入れる方法で巻き替えました。
初めてこの様な巻き替えを行いましたが、何とか無事に巻き替えることが出来ました。
今回使用したのは、前述と同じ、ホワイトアイボリーの革で、ステッチも近似色で入れました。
③mazda3 デコレーションパネル の巻き替え
ホワイトアイボリーのMTシフトノブの巻き替え後、デコレーションパネルの巻き替えもご依頼頂き、このパネルの巻き替えは、作業を行った実績もないため、受託するか断るかを迷いました。
一番迷ったのが、予備パーツもなく、依頼者の方のパーツを巻き換えなければならないため、万が一の場合に不安があった為です。
しかし依頼者の方が、「納期を1ケ月程度頂ける」とのことでしたので、受託することにしました。
てっきり、シフトノブと同じ「ホワイトアイボリー」での巻き替えかと思ったら、「ダークブラウン」で巻き替えて欲しいとのご依頼でした。
このパネルも、CX-5やCX-8のデコレーションパネルとは違い、裏側のパネルとは「ネジ止め」で、「溶着」ではなかったので、その点は作業がし易くて助かりました。
単純に巻き返るだけなら、それほど難しくは無いのですが、ステッチなどの縫製や、周囲に余分な「シワ」を出さない様にするのは、意外と大変で、尖った部分や窪んだ箇所などは苦労しましたが、何とか巻き替える事ができました。(小さいパネルはシワの解消が意外と大変で、型紙を3度も起こし直して何とか出来ました。)
④センターコンソール左右のパネル
こちらも「ダークブラウン」での巻き替えの依頼を受けました。
このパネルは他の方からの依頼で、今までに2~3度 巻き替えを経験しているので、スムーズに出来ました。
⑤mazda3 MT シフトノブ の巻き替え -②
前回はホワイトアイボリーでの巻き替えでしたが、今回は「ダークブラウン」での巻き替え依頼を受け、前回と同様に、2分割で巻き替えて、ステッチを入れました。
⑥mazda3 MT シフトノブ の巻き替え -③
デコレーションパネルを巻き替えたダークブランの合皮の色を依頼者さんが気に入って頂けた様で、新たにMTシフトノブをこの合皮で巻き替えて欲しいとの依頼を受けて、3度目の巻き替えを行いました。
気分によって、ホワイトアイボリー本革MTノブ、ダークブラウン本革MTノブ、ダークブラウン合皮MTノブを切り替えるそうです。
前回とは違って、純正と同様に「1枚もの」での巻き替えを行いました。
この「1枚もの」での巻き替えは、革を引っ張りながら、極力「しわ」が出ない様に貼り付けて、革の端を溝に押し込まなければならず、「非常~~~に」難しい作業でした。
こういった他車の弄りで、やったことも無い弄りはいろいろ大変なことが続いて大変ではありますが、ものを作るのが大好きな私にとっては、いろいろ勉強することも出来て、非常に楽しかったです。
以上、手抜きのブログで失礼しまいた。
自分の車の弄りは、寒くてその気が出ないので、今のところ お休みです。
(^^;
Posted at 2022/01/29 12:02:17 | |
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