
フロントバンパーの下部に 「ガリ傷」 を付けてしまったのですが、目立ち難い箇所だったので、思い切って 自分で補修してみました!
< 「ガリ傷」・・・>
以前、フロントリップを自作した件は、
自作の 「 リップスポイラー 」 のブログにUPしましたが、純正っぽく出来たことも有って非常に気に入っていたのですが、
遠目でみるとその存在が目立たず、存在が判らないのが残念だったので、
「 もう少し目立つ色に塗り替えでもしてみようかな? 」
と思い、ヤフオクで見つけた 「どんな色でもカラー番号さえ判れば都度 調合して補修用スプレーを作ってくれる業者(TRUST-J)」 で純正カラーの 「5B1フレアイエローマイカメタリック」 を発注し、

(参考URL:http://page12.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/p426365946?u=%3boutlet_auto_garage)
リップを一度外したのですが、そんな矢先に、フロントバンパーの下部を縁石に擦ってしまい、「ガリ傷」がついてしまいました。(*_*)
< 修理検討 >
写真の通り、無残な状態に・・・。(-_-;)
でも、幸い、傷だけで割れやヒビもない状態でした。
また、自作のリップは外してあったのでセーフでした。(^_^;)
バンパーの下部なので、遠目では意外と目立たないのですが、さすがにこのまま修理もせずに乗り続けるのは恥ずかしかったので、
「 Dで修理すると 7~8万程度かな? 」
とか、
「 街の修理屋なら 3~4万かな? 」
と、悩んだのですが、
「 どうせ下部で目立たないなら、ダメもとで、自分で塗装してみようかな? 」
「 たまたま、リップの塗り替え用にでも使おうかな?と思って純正カラーの塗料も入手
できてるし・・・ 」
「 自分でやって失敗したら業者に出せばいいか・・・? 」
と思いだしました。
< 塗装方法の検討 >
自作のリップに塗装はしたことは有りましたが、バンパー傷の補修については経験も知識もないので、ネットで色々その方法を調べると、ソフト99の「バンパー補修」のサイトやYouTubeがあり、これが一番判り易く、何度も見返して、それを参考にすることにしました。
STEP①
STEP②
STEP③
< 補修作業① >
私が細かく説明するよりも、ソフト99の映像を見て頂いた方が判り易いとは思いますが、大まかにだけ、説明します。
洗車してから、
① 表面研磨(キズ消し)
② バンパープライマー塗布
③ パテ埋め(パテ盛り)
④ バンパープライマー塗布
⑤ プラサフ塗布(研磨)
⑥ 塗装周辺の表面研磨
→ 補修箇所だけでなく、その周辺まで塗装をして目立たさなくする為に、
周辺の塗装の表面を少し剥がす作業
⑦ ボカシ剤塗布
→ 塗装の境目を目立ち難くして、表面を滑らかにする
⑧ ボディ色塗料塗布
→ スプレーを塗布する瞬間は非常に緊張しました。
純正色に合わせて調合して貰った補修スプレーを用意したとはいえ、色がちゃんと
合うかどうかが不安でした。
一応、事前にあまりのバンパー材の上に塗装してみて、色合いを確認しますが、
ほぼ色目にも問題が無いことを確認していたものの、実際に補修箇所にスプレーして
色が合わなければ、それで終わりなので・・・。(・_・;)
緊張しながら、ボディ色の補修スプレーを一吹きすると、見事に色が合い、さっきまで
の不安は消え、「色が合う」 ことが とても嬉しく感じました。!(^^)!

(ボディ色 塗り始め)

(ボディ色 完成)
単に補修ペイントの色が純正の色に合うだけでなく、納車後に色の退化がさほど
無かったのと、⑥の周辺の研磨作業をしたので 本来の色が出てきたのと、周囲まで
塗装したお蔭で 色の境目が判らなくなったんだと思います。
⑨ クリアー塗布
⑩ ボカシ剤塗布
ここまで、ほぼソフト99の①と②の映像の通りに作業しましたが、ある程度乾いてくると、色は合っているものの、表面がザラザラで、
「 これで 大丈夫なのかな? (・_・;) 」
と非常に不安になりましたが、映像を信じて 1週間しっかりと乾燥させました。

(表面がザラザラ・・・)
< 補修作業② >
映像の通りに、補修箇所だけでなくその周囲まで塗装した影響で、塗装面の表面がザラザラになっているのが心配でしたが、ここまで来たので、最後まで映像を信じて作業を進めます。
⑩ コンパウンド3000→7500→9800番 手研磨
(コンパウンド・専用研磨スポンジ・液体コンパウンドの併用)

→ 最初の3000番の研磨で ほぼ表面のザラザラは取れますが、艶は有りません。
7500番で磨くと艶が出はじめ自分の影が映りこんできて、研磨が非常に楽しくなっ
てきました。

→ 9800番では かなりの艶が出てきまいた。(^O^)
ただ、補修をしていない反対側のバンパーと比べると、もう少し艶が足りない気がして、
木工DIYで使用していたポリッシャーを持ち出して、研磨をしてみることにしました!
⑪ コンパウンド9800 ポリシャー研磨

→ 写真では判り難いですが、反対側のバンパーにほぼ近い艶が出てきて、写りこむ
自分の姿も輪郭がはっきりしてきました!(^^)!

(↑反対側(右側ヘッド部)のバンパーの艶)
⑫ ガラスコーディング剤 塗布
→ 最後に、今回の作業でコーディングがほぼ剥がれてしまっているので、
以前(神戸のみん友さんに紹介して頂いて)購入して残っていたガラスコーティング
剤を塗布して終了です。
< 苦労した点 >
塗装作業自体は、意外とスムーズに行きましたが、終わってみて一番難しいと思ったのは、「パテ埋め作業」でした。
キズの周辺を研磨してキズ消し作業をしてパテで埋めて平らにしますが、キズ消し作業では意外と表面が広範囲に削れる様で、思ったよりも広範囲にパテ盛りし、薄く広く全体を盛り上げないと、良く見ると補修箇所周辺が薄く窪んで見えてしまうんです。
実際、私もこの作業を一度やり直しましたが、それでも良く見ると何となく盛り上げが不十分だったのが判ります。とはいっても、バンパー下部なので、余程注意して見ないと判りませんが・・・。
もし皆さんも同様のトライをされるなら、「パテ盛り作業は非常に重要」 ということだけは、覚えておいた方が良いと思います。
< 作業後の感想 >
CT購入後、いろいろ自分なりに弄ってきましたが、まさかバンパーの塗装補修まですることになるとは思ってもみませんでしたが、人間やれば何とかなるものですね(^_-)。
この作業に使う材料などを一から用意しようとすると、1.0~1.5万円ほど掛かってしまうとは思いますが、それらの殆どは他の作業でも流用できるので、業者に頼むよりは安く済んだし、一番は、「 自分で補修をした!」 という満足感が得られたのと、 「 これが出来れば多少の傷なら何とかなるな! 」 と思えたのが良かったです。!(^^)!
目立ち難い場所で、この程度の傷で済んだので自分で補修しましたが、正直言うと、もっと目立つ箇所での傷だったら、業者に頼んでいたかもしれません。(^_^;)
この一件以来、狭い箇所を通り過ぎるのに、以前よりも神経を使う様になったので、狭い場所での運転が少し臆病になっているのは内緒です・・・。(・_・;)