
先日、助手席に配線を通す作業をしたのですが、ちょっと良い方法がありましたので紹介します。
< 配線通しの目的 >
先日、助手席 と 後席ドア(両側) の3箇所に
PCP(パーソナルカーパーツ)社 の 「
パワーウインドウオート化キット」 を装着しましたが、一番大変だったのは、各ドア内へ常時電源を通す作業でした。
PCP社以外からも同様の 「パワーウィンドウオート化キット」 は発売されていますが、どれも 「
常時電源」 が必要となります。
しかし、アテンザの助手席や後席には安定した 「
常時電源」 は来ていません。
そこで、どうしても車内側からドア側へ配線を通す必要が出てきました。
キットの装着前に、やれんのーさんが実践された方法を教えて頂き、同様に配線を通そうとしたのですが、どうしても上手くいきません。
やれんのーさんの整備手帳 :
パワーウインドウ・オート化&RollUp/Down&エアパージ制御装置の取りつけ②
パワーウインドウ・オート化&RollUp/Down&エアパージ制御装置の取りつけ③
そんな中、たまたま良い方法を見つけたので、その通し方を紹介します。
< 配線を通す場所 >
ドアを開けた時に見える蛇腹状のグロメットを捲ると↓の写真の様になっています。

(↑配線を通した後の状態です)
「
車内 → 各ドア 」 への配線は、車両側にコネクタが付いていて、そのコネクタ内を通った配線がドア内部まで繋がっています。
やれんのーさんは、この
コネクタ内の空き(配線が通っていない箇所)を利用して、そこに まずは
細い針金を通して、針金に配線を絡めて配線を通して、「常時電源」を引き込まれた そうで、私も同様にトライしましたがどうしても上手くいきません。
(↓やれんのーさんの整備手帳から写真をお借りしました(2枚)
途方に暮れてしまいつつも、↑の写真のコネクタを車内(助手席足元奥)から覗くと、助手席足元は暗いのですが、コネクタの端に
外からの光 が差し込んでいる箇所が有りました!(^O^)
(残念ながら、その場所が奥過ぎて写真は有りません(^_^;))
そこに針金を通すと簡単に通すことが出来て、0.3sqのW配線も簡単に通すことが出来ました。
(配線を通したスペースはかなり広いです)
外側から見た写真でいうと、○印の箇所になります。
(元々の配線が通っているコネクタの内側ではなく、外側のやや下側です)
外からまっすぐだと通らないかもしれませんが、やや下側に向けると意外と大きなスペースの空いた箇所があり、そこを通します。(↓の写真参照)

(↑コネクタを少し引き出した時の写真)
※
↑この写真の配線の通り方をしっかりとイメージして下さい。
(
真っ直ぐには通りませんので、このイメージが必要です )
コネクタ部に配線を通した後は、グロメットの蛇腹部内に配線通しなどを用いてドア内部側に配線を通して、配線の引き込みは終了です。
< 蛇腹の被せ方 >
蛇腹状のグロメットを外したのは良いが、このままではコネクタの出っ張りが小さ過ぎて、コネクタにグロメットを被せることは出来ません。
ここでまた途方に暮れたのですが、コネクタを良く見ると、上下に切り込みがあることに気付きました。
「
もしかしてこれはツメでは? 」
と思い、上側の2か所と下側の2か所(計4か所)を外から中に押込みながらコネクタを外側に引っ張ると、コネクタがドア側に出てきました。
予想通り、上下の切り込みはコネクタを車両側に止めるツメでした。
コネクタが2cmほど出てきたので、これならば何とか蛇腹状のグロメットもコネクタにが被せることが出来ました。
(↓の写真で、黄色の矢印がツメで、赤矢印が通した配線です)
グロメットを被せたら、コネクタを車両側へ押し込んで、作業終了です。
< 周辺のバラシ方 >
参考までに、周辺のバラシ方をUPしておきます。
① ドア内張りの外し方
これは、やれんのーさんの以下の整備手帳を見ると詳しく記載されていますので、
そちらをご覧下さい。
やれんのーさんの整備手帳 :
参考にまで・・GJアテンザドア内張り・パネルの取り外し①
② ドア側グロメットの外し方
大きなグロメットはドア内張り側から蛇腹部分までは広げる必要が有ります。
1)上下にゴムを引っ張りながら、ゴムを広げます。
2)中のグレーのカバーを開けます(上下に各2箇所ツメがあります)
3)ドアの周囲についてる防水ゴムを外します。
防水ゴムの部分的に穴が開いた箇所があり、そこに「T字型」の樹脂パーツにゴムが
刺さっていますので、ゴムを上側に引っ張って上側の突起を外し、次に下側の突起を
外します。

グロメットの周りの上下2箇所を外します。
4)グロメットの 1)で広げたカバーと 2)で広げたグレーのカバーを 3)で外した防水ゴムの
外側に出します。
③ 車両側グロメットの外し方
単純に指先で少しずつ引っ張ると、車両側のコネクタから外れます。
④ 車両側コネクタ裏へのアクセス
助手席足元奥にアクセスするために、助手席側のパーツをバラします。
1) スカッフプレートを外します。
2) シーミングウェルトを外します。
ヒューズ部カバー周辺のシーミングウェルトを外します。
3) ヒューズ部のカバーを外します。
カバーの奥を覗くと、樹脂製の黒いナットで止められているので、それを手で外し、
カバー全体をコンソール側へ引っ張れば外れます。
4) グローブBOXを外します。
(ア) 左側の樹脂のパーツを上に引き上げます。
(イ) グローブBOXの側面を左右共 内側に強く押し込みながら手前に引いて、
左右の外側のツメを外し、
グローブBOXをある程度開いた状態で、手前に引いて外す。
⑤ ④のグローブBOXを外せばある程度コネクタの裏側にもアクセス出来ますが、
できればもう少しバラした方が よりアクセスし易くなると思うので、それも紹介します。
⑥ 助手席のロアパネルを外します。
(ア) 写真の2箇所のナットを外します。
(イ) 写真の○数字部を順番に手前に引っ張ると、パネルが外れます。
※ ここまでバラすと、車両側のコネクタの裏側に 多少アクセスし易くなります。
(とはいっても、かなり奥側なので、手を入れるのも大変ですが・・・)
< 最後に >
極力判り易く・・・を心掛けた結果、とても長くなってしまいました。m(_ _)m
各ドアにわざわざ配線を通すという作業をする機会はあまりないとは思いますが、もしかしたらいつかやるかも?と思われる方が、「クリップ」登録して頂いて、いつかくるかもしれないその時に見返して頂けると嬉しいです。
近い内に、『後席ドア』への配線通し方 もUPする予定です。
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車いじり | 日記
Posted at
2015/07/12 22:52:06