
3/1(日)に、MC後 アテンザワゴン AWD Lパケが納車されたのですが、小さな子供達が乗る際には必需品となる パーソナルCARパーツ社の 「TV/ナビキャンセラー」 を装着しました。
パーソナルCARパーツ社 TV view For NAVI [TVCNCLMZD04]
パーソナルCARパーツ社から、改良版のキットが2/27に発売されましたが、そのキットの取付を行いました。
そのキットにも 写真入りで詳しく取付方法が解説されてはいますが、私なりに補足しながらその方法をUPしたいと思います。
作業に当たっては、傷防止を図るために、適宜パネル類へのマスキングテープや養生テープなどを貼って作業をすることをお勧めします。
<使用する工具>
・10mmソケット・レンチ
・150mmエクステンション
・ニッパー
・プライヤー
・内装剥がし(写真では平タイプになっていますが、実際には L字タイプが便利かも)
キットに付属しているパーツを使えば、配線の皮を向いたり、ハンダ付けしたりする
必要は有りません。
<装着手順>
①ボンネット内のバッテリーの(-)端子を外す
ボンネット内の右奥にあるバッテリーの(-)端子を外し、端子側に軍手を二重にして巻いて
おきました。
納車時に担当営業から聞いた話ですが、
「 とあるお客さんで、ドライブレコーダーを装着しようと防眩ミラーから電源を取ろうと
した際、誤ってショートさせてしまい、その影響でABS?などの大物の電装品も
含めて多数が故障してしまい大変なことになったので注意して下さいね。 」
との話を聞いたので、今まで電装品の弄りでもバッテリーを外したことはなかったのですが、
念の為に 今回は外しました(^_^;)。
(今回のキットは配線を2本切って、キットの配線を結線する必要があるので、一応
バッテリーを外しました。)
②メーターフードを浮かせる
メーターフードを少し浮かして、後から外すパネルが外れる様にします。
赤○印辺りを掴んで手前に引っ張れば外れます。
後から外すデコレーションパネルやオーディオパネルを外す際にこのパネルを外さないと
外れない為です。
完全に外す必要は無く、左側が浮いていれば後から外すパネルも外せれます。
③助手席側デコレーションパネルを外す
グローブBOXを開けると、デコレーションパネルの下側に隙間があるのが判ると思い
ますが、その隙間に内装剥がしを入れながら手前に引っ張ります。
やや大きめのL字に曲がった内装剥がしだと外し易いと思います。
助手席ドア側から徐々に運転席側に外していくのが良い様です。
このパネルには、ハザードスイッチが有りますので、裏面のコネクタを外します。
④オーディオパネルを外す
オーディオパネルを手前に引っ張ると外れます。
オーディオパネルにはSTARTボタンが有りますので、裏側のコネクタを外します。
⑤マツコネ本体を外す
マツコネ本体は、本体の下側の奥に10mmのボルトと数箇所のフックで固定されていま
すが、このボルトはかなり奥側で止められているので、ソケットレンチで外す際には
150mm程度のエクステンションを使わないと届きません。
(※重要)
また、ボルトを緩めて取り出す際に、万が一ダッシュボード内に落下させてしまうと
取り出すのはかなり大変な作業になりますので、充分注意が必要です。
私は、緩めた後、マグネットの伸縮棒をボルトに当てながら、万が一ソケットから外れても
落下しない様にしてボルトを取り出しました。
ボルトを外したら、本体の下側を持って手前に引っ張ると外れます。
⑥マツコネ本体裏側のコネクタを外す
この作業は、本体を引き出し後、エアコン操作部の上にマツコネ本体を仮置きしながら
コネクタを抜く作業をすることになるので、エアコン操作部の上にはタオルや雑巾などを
敷いてから作業をする事をお勧めします。
本体には金属部品が飛び出ているので、それで傷を付けてしまう可能性が高いと思われ
るからです。
今回のキットで配線作業をするのは1つのコネクタだけですが、配線作業をし易くするため、
一度全てのコネクタを外して、マツコネ本体が無い状態にします。
この際、マツコネ本体裏側の向かって右端には「緑」と「青」のコネクタがあり、誤組付防止
のコネクタ形状にはなっていますが、ぱっと見は殆ど同じなので、「緑が右側」、「青が左側」
と覚えておけば、元に戻す際に苦労することはないと思います。(コネクタの下側に小さな
突起があって、その突起が「緑」と「青」では位置が違う様です)
⑦配線作業
12本の配線があるコネクタの4本に作業を行います。
ア) 配線作業を始める前に、コネクタの配線を覆っているガーゼの様なカバーを
少しずつ切り開いて、中にあるコルゲートチューブも開きながら、配線が70mm程
見える様にします。
イ) 「白/黒(ナビ信号①)」 と 「赤/黄(ナビ信号②)」 の細めの2本の線を コネクタから
20mm以上離れた位置で切断し、切断したそれぞれの線に 付属の「白/青」色の
圧着端子を挿入してプライヤーで圧着します。
コネクタに近過ぎる位置で切断してしまうと、マツコネ本体にコネクタを差し込む際に
コネクタが持ち難くなって嵌め難くなったり、圧着端子に入る配線が短すぎて、接触
不良になる可能性があるためです。
ウ) 「白/青」色の圧着端子を付けた配線で、
・車両側の「白/黒」線には、キットの「黄」線のコネクタを差し込みます。
・コネクタ側の「白/黒」線には、キットの「緑」線のコネクタを差し込みます。
・車両側の「赤/黄」線には、キットの「青」線のコネクタを差し込みます。
・コネクタ側の「赤/黄」線には、キットの「橙」線のコネクタを差し込みます。
エ) 「黒」の太めの配線(アース線)に、キットの「黒」線のワンタッチコネクタを装着
します。
「青/赤」の太めの配線(常時電源)に、キットの「赤」線のワンタッチコネクタを
装着します。
オ) キットの黒い本体に、キットの白いコネクタを差し込みます。
カ) 接続作業をした配線類をテープ類で束ねます。
配線したままの状態では配線がごちゃごちゃしすぎているので、テープ類でまとめた
ほうが良いと思います。
キットの黒いBOX型の本体は、そのままマツコネ本体裏に収納すると、振動などで
異音の原因となる可能性があるので、私はスポンジテープ(隙間テープ)を巻きました。
⑧マツコネ本体を元に戻す
マツコネ本体を取り出す際に外したコネクタ類を全てマツコネ本体に差し込みます。
⑥で説明した様に、右端の形状がそっくりなコネクタは、「緑が右側」、「青が左側」ですので
間違えない様にして下さい。また、コネクタの差し忘れには注意して下さい。
私はキットの本体を、マツコネ本体の右奥のスペースに押し込む様に収納しました。
意外と奥側はスペースがあるのですが、正面に収納した際はマツコネ本体のフックが
しっかりと嵌らなかったので、右奥に移動させたらフックもしっかりと嵌りました。
マツコネ本体の下部を固定しているボルトを締めます。
(※重要)
⑤でも説明しましたが、このボルトをダッシュボード内に落下させてしまうと拾い出すのは
かなり大変なので、落下しない様に注意しながらボルトを締める必要があります。
私は、キットの説明書を参考にして、マスキングテープでボルトをソケットレンチに貼り
付けて、ボルトの仮締めが終るまでは落ちない様にして作業しました。
⑨キットのON/OFFスイッチの配線を処理する
ON/OFFのスイッチはご自身が希望する場所に設置すれば良いのですが、私はどこが
良いか決めかねているのと、出来ればいずれは他のスイッチに切り替えたいので、
STARTスイッチの裏側に配線を通しつつ、ステアリングの左下辺りに暫定的にスイッチ
を出して有ります。
⑩外したパネル類を元に戻す
外したオーディオパネル、デコレーションパネル、メーターフードを元の状態に戻します。
⑪バッテリーの(-)端子を元に戻す
バッテリーの(-)端子を元に戻して、「TV/ナビキャンセラー」キットの動作確認をします。
⑫パワーウィンドウの再設定
バッテリーを外すとオート機能が使えなくなっていますので、取説のP83の説明を参考に、
オート機能が使える様な登録を行います。
⑬i-STOPの再設定
バッテリーを外すと i-STOP の設定をやり直さないと、i-STOP が正しく作業しなかったり、
ハンドルの原位置を設定し直さないとレーンキープアシストが正しく作動しなかったりする
様で、その設定をやり直す必要が有るそうです。
ただ、その方法については取説でもP133 「 販売店に相談下さい 」 となっています(^_^;)。
私は事前にその相談をDにしたら
「 Dに持ち込んで貰えればこちらで作業しますよ 」
と言って貰えたので、Dで設定をして貰いました。
みんカラを見ていると、ネットでその方法を検索してご自身で作業をされた方もみえる
ようですが・・・。
このことを考えると、バッテリーを外して作業をしなければならない電装系の弄りは、
極力まとめて作業した方が良さそうですね。
<動作確認>
装着して、まだ2日目なので、全ての動作確認が取れているわけでは有りませんが、とりあえず、走行中に同乗者がTVを見たり、ナビ操作が出来る確認は取れています。
またスイッチのON/OFFで純正状態に戻ることも確認しています。
改良前のキットで不具合のあったアクティブドライビングディスプレイも正常に作動しています。
<お願い>
事前にMyDからマツコネの外し方の資料を貰ったりもしていましたが、こちらのキットには詳しい説明書が入っていますので、そちらを見ていただければほぼ判ると思いますが、今回の私の装着事例も参考にして頂けると嬉しいです。
あくまで私の場合の装着ですので、実際の装着に関しては くれぐれも自己責任でお願いします。
<キットの選定>
データシステム社のキットは おそらく カプラーONだけで装着できるので、面倒な配線作業は無いとおもいますが、キットの値段は16000~20000円程度します。
今回私が装着したパーソナルCARパーツ社のキットだと ブログの様な配線作業が必要となりますが、10000円程度とお値打ちです。
その辺りをご自身で判断して、どのキットにするのが良いか決められては如何でしょうか?
長くなりましたが、最後まで目を通して頂き有難うございました。
《追記》2015年4月11日
今では、データシステム社のキットの様に、配線を切らなくてもいい様な、ハーネスタイプもパーソナルカーパーツから発売されている様です。