
納車時に、装着はせずにパーツのままで購入したDOPの装着も残り少しになりましたが、今回は 「純正DOPマッドフラップ」 を装着しました。
< 装着の動機 と 腑に落ちない点 >
最近は、「ドアエッジモール」 や 「ドアバイザー」 ・ 「マッドフラップ」 を装着する方は少ないとは思いますが、高速での走行が多いと、タールの飛び跳ねなどでボディやバンパーが汚れることも多いので、今回は装着することにしました。
(前車では装着しなかった 「ドアエッジモール」 ・ 「ドアバイザー」 ・ 「マッドガード」 をアテンザワゴンには全て装着しました。)
純正のマッドフラップは意外に高いです。
フロントもリヤも
各々11315円 (工賃込) もします(・_・;)。
アクセラの純正マッドガードだと、ボティ色に塗装されていて、フロントもリヤも
各々10080円 (工賃込) なのですが、
それと比べると
値段は高いのに アテンザ用 は 「素地のまま」 というのは、どうも腑に落ちませんよね(・_・;)。
社外品も探しましたが、セダン用は有りましたがワゴン用は見つからなかったので、仕方なく純正品を選びました。
< 「塗装化」 と 塗料の選択 >
「素地」 のまま装着するのは ちょっと寂しいと思ったので、このマッドフラップをボティ色に塗装することにしました。
ボティ色といっても、「 ソウルレッドプレミアムメタリック 」 塗料は市販されていない(と思う)ので、前車でボティ色を発注した岐阜県大垣市にある「TRUST-J」社に調合(スプレー)を依頼しました。
HP:
TRUST-J社 のHP
この会社は、どんなに古い車でも、最新の車でもボティ色の「№」が判れば、塗料を調合して作ってくれるという会社で、前車のCTの時も「ドンピシャ」の塗料を作って貰えたので、今回も依頼しました。
(前車では、フロントバンパーにガリ傷を付けてしまったのですが、試しに自分で補修してみたら、思いの外 上手く綺麗に補修できたのですが、その際のボディ色スプレーもこの業者に依頼していました。)
前車で ガリ傷補修したブログ:
フロントバンパー 「ガリ傷」 のセルフ補修 (・_・;)
発注時は、「 マツダ 『ソウルレッドプレミアムメタリック』 カラー№:『41V』 」 で発注しました。
塗料はスプレー(260mℓ/本)で 2500円(送料別)です。
前車のボディカラーは、都度1本づつ発注していましたが、今回は
「
どうせ頼むなら長い目でみて 『 2本 』 にしよう! 」
と思い、『
2本 』 でを発注したのですが、届いたものを見ると
「 上塗り 」 ・
「下塗り」 と書かれています。
そんな風に2種類に分けては発注してないので、メーカーに問合せすると、1週間以上経ってやっと返事が来たのですが、
「 メタリックは基本的に下塗りと上塗り工程に分けて塗装しないと上手く色が出
ないので、2本以上での注文に対してはこの様にしています 」
と。
( 1本の場合は1本で塗る様に下塗りと上塗の混ざったものになります)
前車のCTでは1本で頼みましたが、それでも色はぴったり合ったのですが、どちらが良いのでしょうか(^_^;)。
※ このTRUST-J社ですが、頼んだものはちゃんと作ってくれますが、質問などの対応はあまり良くないので、その点は期待しない方が良いです。
< 塗装作業の前に >
塗装作業に入る前に、パーツを良く見ると
「MADE IN AUSTRIA」 と刻印があり、(某大陸かアジア製かと思っていましたが)、欧州製なんですね。
表面には細かなシボが有り、かなりグニュグニュと曲がる柔らかい樹脂性です。
< 塗装手順 >
装着するにあたって、表面のシボを消せれないかな?と耐水ペーパーで削ってみましたが、なかなか取れません(・_・;)。
下手にやって表面がムラムラになっても困るので、全体を軽く削る程度にして、プラサフを厚盛りにしてみることにしました。
(↓以下はあくまで私の手順です。間違っていてもツッコミはご遠慮下さい。)
① 表面を600番の耐水ペーパーで軽く研磨する。
② 塗装をしたくない箇所にマスキングする
③ 表面を脱脂する
④ バンパープライマー(ミッチャクロン)塗装
⑤ プラサフを4回程度に分けて厚塗りする
⑥ 表面を1500番の耐水ペーパーで研磨する。
⑦ 表面を脱脂する
⑧ 下塗りスプレーで塗装(2回塗り)
⑨ 上塗りスプレーで塗装(2回塗り)
⑩ クリアースプレーで塗装(3回塗り)
⑪
(一週間寝かせた後)、表面を液体研磨剤の3000番→7500番→9000番と順に研磨
何とかそれなりにボディ同色のマッドフラップが出来上がりましたが、
やはり素地のシボは多少マシにはなりましたが、細かなシボが残りました。まあ仕方ないですね。
< 調合した塗料の色 >
実作業と平行して、乳白色のアクリル板に
「下塗り」 ・ 「上塗」 ・ 「下塗り+上塗」 の見本を作ってみました。
左が
「下塗り」 、
、真ん中が
「下塗り+上塗」 、
右側が「上塗」> です。
(それぞれ2度塗りで、クリアーは吹いてません。)
「下塗り」 だけだと かなり濃い目のワインレッドになりますが、
「上塗」 はクリアーにかなり近い感じで、両方塗り重ねると
「ソウルレッドプレミアム(41V)」 のボティ色になりました。
< 装着方法(フロント) >
写真は左前輪の写真です。
① ホイールハウスの後方下部2箇所の 「ファスナー」 を外します。
② 「ファスナー」 を外した部分のマッドガードをめくり、フロントフェンダーの
(ファスナーが付けられていた)取付穴に合わせて 「クリップナット」 を
2箇所装着します。
③ 車両底部を覗き、ストンガードにも写真の位置に 「クリップナット」 を1箇所装着します。
④ マッドフラップを ( 「クリップナット」 を装着した) 3箇所をキットに付属している
「ボルト」 で締め付けます。
※ ある程度締め付けた後、マッドフラップをボティに密着させて隙間が空かない様に
注意しながら最終的な締付を行うと ほぼボディに密着して装着することが出来ます。
< 装着方法(リヤ) >
リヤはフロントより少し手間が掛かります。
写真は左後輪です。
① ボディ底部を覗き、ホイールハウス内から底部まで繋がったスプラッシュシールドが
底部に2本の 「スクリュー」 で止められているので、それを外します。
② スプラッシュシールドをめくり(ちょっと力が要ります)、
スプラッシュシールドの裏面にあるケガキ線に沿って切取り箇所をニッパーなどで
切取ります。(2箇所)
(↓上の写真のケガキ部)
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
※ 綺麗には切れなくても、装着後は見えなくなる箇所なので、余り気を遣う必要はない
と思います。
③ 切取りったスプラッシュシールドから見えるリヤバンパー部の穴に 「クリップナット」 を
2箇所装着します。
④ リヤバンパーから外したスプラッシュシールドを再度リヤバンパーに装着します。
⑤ マッドフラップを 底面のスクリューを外した2箇所と 「クリップナット」 を装着した
2箇所の計4箇所を 「ボルト」 と 「スクリュー」 で締め付けます。
※ 底部の後方側の穴には元々のスクリューを再利用しますが、マッドフラップ側には
キットに付属している 「ワッシャー」 と 「ボルト」 を使います。ホイルハウス側の
2箇所はキットに付属している 「ボルト」 を使用します。
※ ある程度締め付けた後、マッドフラップをボティに密着させて隙間が空かない様に
注意しながら最終的な締付を行うと ほぼボディに密着して装着することが出来ます。
※ ホイールハウス側のボルトを締める際には、頭の短いドライバーがあると便利だと
思います。
<装着写真>
まあ、良くも悪くも変に目立つこともなく、純正品だけ有ってフィッティングも良くて、装着して良かったと思っています。
やはり、樹脂素地のままよりも塗装してあった方が 「フラッグシップ」 に相応しいですよね!
毎度、長いブログで失礼しましたm(_ _)m。