
取付要領書がメーカーから販社に配信されない為に、2ケ月以上部品が眠ったままのバッククリーナーでしたが、3/29に取付要領書を入手することが出来たので、ようやく装着することが出来ました。
ワゴンでの装着例ですが、その取付方法をUPします。
< 取付要領書の入手が遅れた理由 >
このパーツは、2月発売予定のDOPでしたが、1/26に部品が入荷したのに、取付要領書がメーカーから配信されず、(自分で装着する予定をしていたのですが)、ずっと取付作業が出来ない状態が続いていました。
3月下旬にDに伺っても、また配信されていなかったので、
「 何故2ヶ月取付要領書の配信が遅れているのか? 配信予定がいつになるのか?」
をメーカーのカスタマーセンターに問い合わせをしてみました。
すると、
「
取付要領書は1/23に既に配信されています 」
との回答が届きました。
早速MyDにその旨を連絡すると、
「 調査した結果、確かに配信されていましたが、従来とは異なる方法の配信で、
なぜアテンザだけがこの配信方法が取られたか不明ですが、長らくご迷惑を
お掛けし申し訳有りません。 」
との回答でした。
後日、店長にお会いしてもう少し詳しくお話を聞くと、
先に発売されていた他車種の場合は一般的な方法での配信でしたが、アテンザだけは
別の方法での販社への配信がされていて、その連絡がメーカーから販社へ充分されて
いなかったようで、販社も気付かなかった
とのこと。
また、
今回 別の方法での配信がされたのは、他の車種で既に配信されていた取付要領書の
内容に不備が有り、修正されたバージョンの取付要領書は従来とは別の方法で新たに
配信された様で、アテンザの要領書はその別の方法の配信データの中に含まれていた
様です。
いずれにしても、やっと要領書を入手できたので、早速取付けをすることにしました。
< 取付方法 >
事前に参考資料として頂いていたデミオのバックカメラクリーナーの要領書をみると、リヤバンパーの脱着が必要らしく、
「面倒だな・・・」 と思っていたら、アテンザワゴンはその必要が無かったので助かりました。
① リヤハッチ内張り外し
リヤハッチ内張りの外し方は、以前アップした
「リヤハッチ」への配線の通し方 で紹介していますので、そちらを参照願います。
② リヤフィニッシャの取り外し
1) リハヤッチの内側にあるボルトを2本外します。
2) リヤハッチの内側にある、「バックカメラ」のコネクタと、「ロックスイッチ」のコネクタを外します。
3) 外側のトランク開閉スイッチ部周辺のカバーを外します。
周囲の隙間から細めのマイナスドライバーなどを使ってこじ開けます。
4) 3)で外したカバーの中あるネジを外します。
5) 外側の左右の端からテープを巻いたドライバーや固い内装外しなどをつかってサイドの
クリップを外します。(ここでは外側のクリップだけを外します。)
( このリヤフィニッシャは、合計で12個のクリップで止められていて、外すにはかなりの
「力」と「勇気」が要ります。(^_^;))
6) 左右のクリップが外れたら、中央部周辺の残りのクリップも外しますが、ここで注意が
必要な点があります。
それは、このリヤフィニッシャに、 「バックカメラ」 や 「ロックスイッチ」 が繋がっています
ので、
リヤフィニッシャを引っぱり出しすぎるとそれらの配線などに支障が出るかもしれ
ませんので、引っ張り出し過ぎない様に注意して下さい。
(クリップが外れてから10cm程度なら引き出しても問題ありませんが、30cm以上引き
出すと配線に負担が掛かると思います)
クリップが全て外れたら、とりあえずボディの上にリヤフィニッシャを置いた状態にする
と良いかと思います。
7) 「バックカメラ」 と 「ロックスイッチ」 のグロメットを外します。
リヤハッチに配線が入る部分にグロメットがあるので、指先で摘んで引き出しながら
配線やコネクタを抜き出します。
8) 「バックカメラ」と「ロックスイッチ」をリヤフィニッシャから外します。
リヤフィニッシャの内側から左右の爪を摘んで、リヤフィニッシャの外側に押し出すと
外れます。
③ボディの鋼板への穴開け
バッククリーナーは、バックカメラの側面からカメラにエアーを吹き付けますが、そのエアーのゴムホースをリヤハッチ内に通す為に9.5mmの穴開けをします。
下の写真の場所に印を付けて、ポンチでマーキングします。
1) 穴あけ
小さ目の穴を開けたあと、徐々に大きくした方が良いと思います。
切粉がリヤハッチ内やナンバープレートの隙間に入り込まないように養生をした
上で作業をして下さい。
切粉が残るとそれが錆びて、ボディに錆が移らない様に
するためです。
2) 穴あけ部を研磨
穴あけ後にバリ取りをします。
3) タッチアップ
鋼板の素地が見えてしまうので、錆び防止の為、タッチアップペイントで素地が
見えなくなる様にします。
タッチアップペイントは必ずしもボディ同色でなくても、次の4)でグロメットを装着
すると見えなくなるので、他の色でも構いません。
4) グロメット
グロメットを装着します。(向きに注意して下さい)
(↓この写真は表裏の向きが逆になっています。(^_^;))
④部品の組付け
1) ノズルにジョイントの取付
ノズルにエアーホースを取り付けるジョイントを装着します。
(※写真では取付要領書の通りに装着しましたが、実際には写真とは反対の右向きに
装着した方が良さそうです。)
2) ノズルとカメラへのプライマー塗布
ノズルをカメラに両面テープで装着しますが、両面テープの貼付け位置に両面テープ
の密着を良くする付属のプライマーを塗布します。
3) ノズルへ両面テープ貼付け
写真の位置に付属の両面テープを貼り付けます。
4) ノズルのカメラへの取付
両面テープを貼り付けたノズルをカメラに貼り付けます。(しっかりと押さえつけます)
5) エアーホースの取付
エアーホースを550mmの長さにカットして、ジョイントに装着します。
6) ブラケットにダンパー取付
ブラケットにダンパーを3つ取り付けます。ダンパーの向きに注意して下さい。
7) ブラケットのエアーポンプ取付
ブラケットに取付けたダンパーをエアーポンプに装着します。
嵌め方が悪いと外れてくる可能性がありますので、しっかりと嵌めこんでください。
8) ブラケットとエアーポンプを固定する為に、付属のインシュロックで結束します。
9) ブラケットをボティに貼り付ける面にプライマーを塗布
ブラケットにしっかりと両面テープを密着させる為に、プライマーを塗布します。
10) ブラケットへ両面テープ装着
⑤ 設置作業
1) リヤハッチのエアポンプを装着部分にプライマー塗布
エアーポンプをリヤハッチの内部に貼り付けますが、貼付け部の汚れを落とした後、
プライマーを塗布します。
2) エアーポンプの固定
両面テープを貼ったエアーポンプを写真の位置に貼り付けます。
しっかりと押さえつけて下さい。
3) バックカメラとロックスイッチの装着
一度外した「バックカメラ」と「ロックスイッチ」を再度リヤフィニッシャに装着します。
外側から差し込んで爪で固定します。
4) バックカメラのエアーホースを通す

(↑グロメットの表裏の向きが逆です。(^_^;))
バックカメラに装着したエアーホースを穴あけした箇所に装着したグロメットに通します。
ゴムホース同士なのでそのままでは通り難いですが、シリコンスプレーなどを併用する
と通し易くなると思います。
5) リヤフィニッシャの装着
リヤフィニッシャのクリップ位置を合わせて、そとから押し込んで装着します。
6) バックカメラカバーの装着
バックカメラのカバーを外から押し込んで装着します。
7) エアーホースの装着
グロメットから挿入したエアーホースをエアーポンプに装着します。
奥までしっかりと押し込んで下さい。
8) 配線作業
ア) 3Pコネクタの配線を370mmにカットします。
イ) 結線準備
バックランプの配線は、「黄/黒」と「白/黒」の2本有りますが、その配線をカバー
しているチューブを外します。
ウ) 結線
バックランプの「白/黒」線に、3Pコネクタ側の「赤」線と「青」線を繋ぎます。
バックランプの「黄/黒」線に、3Pコネクタ側の「黒」線を繋ぎます。
ワンタッチコネクターが付属していますので、それを使っても良いですが、私は
バックランプの配線を剥いて直接結線しました。
エ) 配線のまとめ
バックランプの配線に3Pの配線を繋いだら、配線箇所を付属のウレタンテープ
などを使って配線をまとめます。
(ウレタンテープは大きめのものが準備されていますので、残りは適当な箇所に
使って、配線がビビったりしない様にします)
オ) 3Pコネクタの装着
配線作業が終わった3Pコネクタをエアーポンプに装着します。
9) 復帰作業
外したリヤハッチ内側のパネル類を元に戻したら完成です。
10) 下の写真の部品は使用しません。
< 装着後の感想 >
装着後にテスト始動させると、ギヤを
「R」 に入れた瞬間に 「ドン・ドン・ドン・ドン・ドン」 と 5回音がして、カメラ上部からカメラに向かってエアーが噴射されているのが確認できました。
ただ、思っていたよりも大きな音で、
「 誰かがリヤハッチを素手で叩いてる・・・ 」
様にも聞こえ、この音に慣れるまでは少し気になりそうです。(^_^;)
装着後、この昨日と一昨日に雨が降りましたが、以前の様な水滴の付着もなく、視界も良好なので、効果は有りそうです。
< 補足 >
既に装着された方のレビューを拝見すると、シルトを「R」ポジションに入れる場合以外でも、
「
「P」→「D」などに入れる際にも(「R」を通過する際にバックカメラクリーナーが作動してしまう・・・ 」
という情報も有る様ですが、私が装着した範囲では、その様なことは発生していません。」
また、長くなってしまいましたが、ご自身で装着される予定の方がみえましたら参考にして頂けると嬉しいです。