ドキッとした話

うちの村では『組』と呼ばれる組織があります。十軒程度の家を束ねて、『班』を作るのであります。
月に一度、組に加入する家の代表者が集まり、連絡事項や問題を協議します。
その協議に使う集会所(超ボロく、常時無人)があるんですが、月替わりで当番が協議のある日に掃除をします。協議は大体夜なので、日中に掃除をする。
先日も協議の日に当番の奥さんが集会所を掃除しに行ったんです。
戸には鍵が掛かっていて、鍵を開けて中に入ったら、びっくり！
知らない男が寝ていたんだと。奥さんは60過ぎで、奥さんから見たら『若い男』との話だが、歳にして３０か４０歳だと。
しかも野郎は周りが気がつかないようにカーテンを閉め、扇風機を掛けて寝ていたらしい。
野郎はどこから侵入したかと言うと、『サッシ戸が開いていたからそこから入った』と言う。
確かに集会所はボロく、サッシ戸の鍵が掛かりにくかった。
しかし、まさか入り込んでるヤツが居たとは思わない。
奥さんは落ち着いて野郎を問い質し、『警察沙汰にされたくなければ、二度と入るな！』と釘を刺して追い出したとか。
男も大人しく従い、どこへともなく去ったと。

うーん、不審者が空き家に住み着く事態が起きようとは…。
因みに集会所はうちの目と鼻の先。怖いッス。
うちの車に何かされたりしたらイヤだな。スカジーの車庫に入り込まれたりしたら…。
長閑な田舎ではありますが、ちょっとした事件に怯える私でありました。