2014年05月21日
『田舎暮らしはそんなに良いものでもないんだ』とゆー話。
中々の長文ですから、覚悟して下さいね。(笑)
身内のネタです。
千葉に60年近く住んでいた叔父夫婦が、昨年秋に故郷に戻りました。
叔父の『第二の人生』であり、『生まれ故郷で幕を引きたい』との考えもあるだろう。所謂、『終の棲家』なのだ。
叔父は父の兄弟の末の弟であり、大学を卒業と同時に実家を離れ、千葉県松戸市内に電器店を開いた。奥さんは故郷で見つけて、まぁ連れていったって感じですね。(因みに子供はいません)
独立が早かった分、親兄弟から干渉(指図)される事もなく、自分自身の判断で人生を歩んできた。
そのせいか、人の意見をあまり聞き入れない性格なんである。(末っ子なんで、自由奔放なのもあろう)
長年暮らした千葉を離れ、故郷に帰る決断をしたのも叔父一人の判断であろう。奥さんはそれに逆らわず、ついて来た感じだ。
故郷とは言え、ブランクが長い。田舎暮らしのノウハウも無い。
移転前に私に色々相談してくるかと思いきや、何もなかった。
『大丈夫なんかな?』
私は第二の故郷の千葉にいた方が、叔父夫婦の知り合いも沢山いるから良いと思うんです。
加えて交通の便は、千葉には敵わない。
田舎はバスも走っていない(昭和の頃に地方路線はほぼ廃止になりました)。なもんだから車が無ければ生活は成り立たない。老いが進むのに、いつまでマイカーに乗れるのか?
そんな不安を抱えて、田舎暮らしに突然移れるのか?相当な覚悟が要るのではないか?
そうした話もついぞ聞けず、叔父は自らが決めたように田舎に戻りました。
先の性格ですから、『やめれば?』と言っても聞かなかったでしょう。
で、半年以上が過ぎましたが、やはり・・・・と言うか、叔父もストレスが溜まっている様子。
叔母も最近体の調子が悪いらしい。
叔母もストレスによる体調不良ではないか?と心配している。
友達もいない地に来て、やる事も話し相手もいない。
叔母も口には出さないが、本心は千葉に居たかったのではないか?と。
都会の近所付き合いと、田舎の人付き合いが大きく異なるのもストレスの原因になる。
今はあまり見ないが、15年前まで近所で不幸が出た場合、周辺の家は仕事を休んで葬儀の手伝いをしていた。
大体が農家だから仕事も休めるが、他所から移転してきて勤めをしている人にも同じ義務が課せられる。
そうした習慣も都会からの移住者には負担になるらしい。
叔父の行く末を甥である私は見守るしかできない。
『田舎の暮らし』は、外で見るより厳しい面がありますよ。
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Posted at
2014/05/23 20:43:48
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