朝ドラの話

朝ドラは昭和の頃からのフリーク。

今は『ブキウギ』を視聴中ですが、これがもう素晴らしい演出で神回連発。

ヒロインが歌うステージ演出が秀逸。視聴者でなく、『観客』となってしまうほど、没入します。

見てない方は分からないでしょうが、昨日は涙溢れるステージ。

ヒロインの弟が日中戦争に従軍し、第二次世界大戦開戦直前に戦死。その心情を曲（『大空の弟』）にし、歌った後に悲しみで泣き崩れるヒロイン。

観客席に弟の幻が現れ、「ねーやん頑張れ！」みたいな顔で見る。

立ち上がり２曲目。アップテンポの『ラッパと娘』で客席も視聴者も、一気にヒートアップ！

この転換。この演出。こんな凄い朝ドラは、視たことありません。

ひたすらバカらしかった『あまちゃん』も面白かったけれど、こういうドラマも良い。

僅か十五分で、こんなに濃密な内容を見せてくれる。

趣里さんは、“親の十四光”ではない。