2008年01月16日
同級生のこと
超個人的な事で内容も堅いので、重かったらスルーして下さい。
私の育った村には小学校がひとつ。その当時で全校生徒は100人を超えたり割ったりしていた。という事は6学年で1クラスしかないってことです。
私の同級生は22人。男女が偶然にも同数でした。途中で一人女子が転校して来たので、23に。
1年から6年までクラスが変わらないので、必然的に連帯感も強くなる。
遡れば地元の保育園から一緒なのでありました。都会の方には考えられないでしょう?
中学に上がって、ようやく5クラスくらいに分かれるのですが、ここで私立に行く子は皆無。だからまた同じ学校へ通う。本当にバラけるのは、高校へ進学する時なのです。
保育園から中学まで一緒だった同級生の中で、私と家が近く小学校の頃は毎日近所を遊び回っていた女の子がいた。あだなを「ゆうちゃん」という。
「ゆうちゃん」には二個下の弟がいて、男兄弟がお互いにいない同士だったので、
ゆうちゃんの弟とも一緒に遊んだりした。
少子化でもない時期なのに子供が少ない村なので、遊び相手はいつも決まっていたのだ。
今日、母がご近所からとんでもない話を聞いてきた。
「ゆうちゃん」は不治の病に侵されて、そう長く生きられないと。そして今、実家に帰っていると。結婚して高校生の子が居るのだが、色んな事情で別れたそうだ。
それももう随分前の事だと。全く知らなかった話だ。
この話は「ゆうちゃん」の母親がしていたそうだが、娘の症状が良くならないと知り、夫婦で悩むよりも誰かに話し、少しでも気持ちが楽になりたかったのではないか?子に先立たれる親の気持ちは、察するに余りある。
この話を聞かされ、私も大きなショックを受けた。
23人しかいない同級生の中で、一番先に逝く事になる「ゆうちゃん」
しかも幼馴染で遊び仲間だった。
声は出ないが涙が溢れてしまった。
お見舞いに行くべきか。
しかし、本人は自分の病状を知らないらしい。中学卒業以来、全く会っていない人間が突然訪ねていったら、「女の勘」で察するのではないか?
それよりもやつれ果ててしまった同級生を見た時、その場で涙を流してしまうかも知れない。歳のせいか涙腺がいう事を聞かない私には、泣くのを我慢できないだろう。
どうしたものだろうか・・・。
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嘆き・・・ | 日記
Posted at
2008/01/16 23:02:29
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