2011年03月20日
オバマ大統領の記者会見
「私は日本には特別な思い入れがある。ハワイで日本人や日本の文化に触れてきた。今回の地震は胸が押し潰される思いだ。でも私は楽観的だ。あれだけの経済や技術を築き上げてきた日本人だ。必ずこの困難を克服するだろう。そのための支援を我々は惜しまない」
CNNの報道番組
「日本の国民はミラクルだ。被害は確定しないが、他国だったら数倍の被害になっていただろう。今回の巨大地震は30万人以上の犠牲者を出したハイチ地震の500倍以上の威力だ。津波到達まで5分しか時間がなかった。信じられないほどの素早い対応だ。この国の国民には常に準備がある。この国は常に非常事態に準備ができているのだ」
「この生産的な国民は、長年の経済停滞や無能な政治に苦しめられながらも(<--これは賞賛か( ̄∇ ̄;??)、偉大な先進工業大国としての姿勢を保っている。これだけの災害に見舞われはしたものの、自分を守る力に長けるこの国の実績を過小評価してはならない」
ニューヨークタイムズ
「日本の回復力、忍耐強さ、絆の強い社会の力が発揮される時だと思う。何かと対立ばかりするアメリカ社会と違い、日本は一致団結してこの困難を乗り越えるだろう。今こそ、米国はこの日本の素晴らしさを学ぶべきではないか? 今こそ日本に深く同情するとともに最大の称賛を送りたい」
「最悪の災害だが、それは最高の条件を持つ国で起こった。この巨大地震を乗り越えるに必要な、富と技術と高い士気を兼ね備えた国は日本だけだ!」
ソニーのハワード・ストリンガー会長
「日本の人々はいま大きな試練に直面しているが、きっと確固たる精神力で乗り越えられると私は信じている。まさに『不屈の精神』というフレーズがこの国で使われるように」
そして、不屈の精神と同じくらい重要なものが、助け合う精神、つまり「共通の目的意識」だとしている。これには「世界は尊敬の念を持っている」とストリンガー氏は述べている。
またさらに、日本人の不屈の精神と共通の目的意識の2つを示す事例として、長い経済的な低迷にも歯を食いしばって頑張ってきたことを挙げている。
「日本人が持ち前の気骨と断固とした心持ちでこの試練と痛ましい犠牲から以前よりも力強く立ち上がるとわたしは確信している。われわれも彼らから学ぶべきことは多い」
・懸念
アメリカの有力シンクタンクAEIの研究員
「地震対応の計画を持っていたことは日本の素晴らしさだ。問題は次である。復興の計画を日本がちゃんと立てられるかだ。政治がリーダーシップを取り、これを被災地だけでなく、日本全体の復興計画につなげることができれば、災い転じて福となせる。過去において、日本は難局を一致団結して乗り切ってきた。今回はどうだろうか?」
オクラホマ州立大学災害研究センターのトップでもあるディビッド・ニール教授は
「日本の巨大地震はけたが違う。どれ一つをとっても最悪の事態と言える地震と津波と原子力事故が同時に起こっている。この事態の収拾に相当の時間とお金がかかる」。
「そして問題はその後だ。いくつかの地方都市が事実上消滅するような状況だ。これからそれらの都市を復興していくわけだ。それにかかるお金と時間と労力は救済の何倍もかかるだろう。そして、その計画を政治的な駆け引きなしで立案し実行していくのは、いくら日本でも簡単ではない。私のカンだが、10年はかかるだろう」。
CNNの高名なアンカーマンであるファリード・ザッカリア
「日本の財政は世界最悪の状態だ。経済も20年間停滞したまま。ここでこの地震だ。アジアのアルゼンチンになってしまうのではないか」
ウォールストリートジャーナル
阪神神戸大震災の時の株価推移をモデルに「長期的には復興需要が景気や株価を押し上げるのではなかろうか。しかし、短期的には相当のマイナス要因だ」
Posted at 2011/03/20 12:12:30 | |
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