2011年05月14日
今日は6時間もかかって九州からもどってさあ寝ようかというときにテレビでおかしなニュースが流れていて
ちょっと寝れなくなった。
枝野官房長官が「東電の過去の銀行への借金は踏み倒していいよ」って主旨の発言をしたのは無茶苦茶だろう。
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http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21097420110513
より抜粋
枝野長官が13日午前の会見で、銀行団が債権放棄を行わなければ東電に対する支援は実行できないとの趣旨の発言をした。
(中略)
「債権放棄がなされない場合でも国民の理解を得られると思うか」との問いに対して、
「国民の理解を得られることはないだろう」と回答。
東電の銀行からの借り入れは、震災後の緊急融資で1.9兆円。震災以前の分は約2兆円ある。
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ここからわしの見解
たしか大昔、アメリカでの大恐慌のとき、貸し手(銀行)を守らず、借り手を守って(踏み倒しOKにして)経済回復に大失敗したという例があったと思う。
その教訓から、その後の金融危機では、まず貸し手を救済して、その後、借り手を救済してきたはず。
というのがひとつ。
まあこれは前座で、
ここから本題
なんで東電だけ優遇されるんだよっっ!!
今回の震災で家を失っているのに住宅ローンを支払わないといけない人たちもいっぱいいるだろ、
踏み倒しOKなら、こういう個人を先に救済したらどうなんだ?
あるいは店を失った個人商店や中小企業の人たちもいっぱいいるだろう。
そういう人たちだって借金があるはずだよ。
そういう人たちは別に社会に迷惑かけてないよね。
なのに借金は返済しないといけないんだよね。
東電はいっぱい社会に迷惑かけたんじゃないのかい??
そういう東電の借金は踏みたおしていいよって言うのは
それこそ国民の理解は得られないだろ??
東電の借金は最後の1円まで東電が責任もって支払います
って言わせるのが筋なんじゃないの??
なんか「復興できないのは銀行のせいだ」みたいな風に誘導するのはよくない。
枝野さんは「貸す方にリスクがあるのはマーケットの常識」
みたいにも言ってたけど、それは論理のすり替えだろ。
原発のリスクは当然銀行だって考慮しているはず。
だけど、まさか借金がなかったことになるってリスクは非常識だっつぅの。
そんな政府ぐるみの踏み倒しが横行すれば金融業なんてやってられないよ。
そんなことになったら貸し渋りってのが拡大して経済復興どころじゃなくなるでしょ。
いますべきことは銀行がどんどん企業や個人にお金を貸して、生産と消費を拡大すること。
枝野さんの言ってることは真逆のことだよ。
+++追記 2011.5.16
東電は政府の天下り先らしい。。
だから政府が保護したがるのですね。
関連ニュース
前エネ庁長官が東電に天下り? 首相が調査明言
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110128/plc11012812430038-n1.htm
Posted at 2011/05/14 00:34:20 | |
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