
7月早々ですが、ドリフトボックスネタです。
先日、とあるポルシェ君にFSWで乗ったのですが
以前4月に乗った時は1分55秒5だったのが
今回は1分57秒6。
約2秒ほどタイムダウンしていたのです。
何故か?得意のドリフトボックス解析で考えてみました。それが画像です。
秘密の”澤君メモノート”を見ていると4月の時(青線)は気温が15度で湿度65%(肌寒い・・・)
今回の6月(赤線)は気温が29度で湿度が95%でした。その差は14度(30%)。。。
路面温度は測っていませんがきっと同じかそれ以上の温度差があったハズです。
常々、気温1度でFSWはコンマ1秒変わる説を唱えている私は・・・
(オーバーです 笑)
区間タイムを確認するとホームストレート区間でコンマ9秒。
1コーナーからAコーナーの加速でコンマ2秒。
ヘアピンからBコーナーの加速でコンマ3秒。
合計すると1.4秒なのです。 (丁度ピッタリ!)
特にご覧のように、2速の加速は大きく変わらないけど、3速、4速、5速と行くほどに加速が鈍る!
トップスピードは15キロの差になり、4速から5速へのシフトアップは実に15Mも遅れています。
当然ショックのセットアップの違いや路面コンディションの違い、タイヤの山などの条件も
それぞれ違うので一概に言えませんし、実際は2秒1の差の内の1.4秒が
気温や空気の密度(湿度)によるエンジンのパワーダウンによるタイムロスだとするならば
残りのコンマ7秒が他の要因であるという証明が必要かもしれませんね。
ちなみにAコーナーから100Rを経てヘアピンまででコンマ2秒ロス、
Bコーナーから最終コーナーを立ち上がるまでのセクションでコンマ3秒ロス、合計コンマ5秒は
エンジンのパワーロスより他の要因が大きいだろうと、今までの経験で仮説が立てられます。
エンジンの排気量や加給器の有無などにも左右されるので一概には言えませんが
真冬の5度の時のベストタイムと、真夏の35度の時のタイムは同じように走っても
今回の差の約2倍、3秒位の差が生じる可能性もあると言えますね。
その辺のデータも頭に入れて、これから気温と湿度が上昇する季節も上手に車を傷めず
無理に絶対的なタイムを追わずにコツコツと練習を重ねられた人が
きっと秋口になると実を結ぶのでしょうね~!
ドリフトボックスだけでなくデジスパイス/フォトメイトも勉強中の澤圭太でした。
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Posted at
2010/07/01 03:05:38